 |
© 小林 洋 |
「『ブラスト!』の集大成。これまで最高のステージをお約束します!」
日本が生んだ“世界の石川直”が、再来日公演に出演することが決定した。
石川直は、「ブラスト!」の中でもトップ・プレイヤーで、ショーの開幕を飾る「ボレロ」の冒頭のスネアドラムのソロで印象的に登場し、ドラム対決「バッテリー・バトル」、第1部のフィナーレが華々しい「メディア」など全編を通して重要な役柄を演じる。目立ち方も、半端ではない。昨年の日本公演で大ブレイクした。
その石川直に2004年夏の「ブラスト!」についての抱負を聞いたところ、「今回は、物凄いプレイヤーが集まります。先頃ロンドンで『ブラスト!2』とも言われていた『サイバージャム』に出演していた名手たちも戻ってきます。彼らは、選りすぐりの精鋭たちです」と嬉しい情報を教えてくれた。しかも、3月下旬から約6週間の“強化合宿”でステージを練り上げるという。5月下旬からは、韓国などのアジア・ツアーが予定されている。つまり、7月下旬からの日本公演は、ショーが完全に出来あがった最高の状態でやって来るのだ。「今度の日本公演は、これまで最高のステージになると確信しています!」何とも頼もしい勝利宣言である。 |
楽器提供 / |
 |
|
石川 直 Naoki Ishikawa
 |
© 小林 洋 |
1975年東京生まれ。13歳でアメリカ、ノースブルックに渡り現地の高校でフルートを始める。15歳からパーカッションに転向、レッスンを受け始める。翌年、高校のマーチングバンドのドラムライン、中でも中心的な楽器のスネアドラムを担当。95年年度「The
Cavaliers」に入団、翌年ドラムコー・インターナショナル(DCI)で優勝、同時にベスト・パーカッション賞も受賞。96年DCIのスネアドラム・ソロ部門、初出場で個人優勝。97年移籍した「The
Blue Devils」がDCIで優勝、同時にベスト・パーカッション賞も再び受賞。2000年6月「ブラスト!」に入団、2ヶ月間の集中練習を経て、アメリカ国内ツアーに参加。同年12月イギリス、ロイヤル・バラィエティー・ショー、翌年2月にはアメリカNBAのオール・スター・ゲームのオープニング・セレモニーに出演。
同年4月にはブロードウェイに進出、5月には「ブラスト!」のスネア・ドラム・ソロの一人に選ばれ「ボレロ」のソロなど重要なパートを演奏した。日本でもマーチングバンドの指導など後輩の教育に力を入れている。
|
|
|
 |
|