勅使川原三郎  佐東利穂子 オブセッション 振付・美術・照明・衣裳: 勅使川原三郎

映画『アンダルシアの犬』から着想した初のダンスデュエット

2010年5月20日(木)〜23日(日)

Bunkamuraシアターコクーン

プロフィール

© 稲垣徳文

勅使川原三郎 Saburo Teshigawara

舞踊家・美術家。クラシック・バレエを学んだ後、1985年に宮田佳と共にKARASを結成し、以来、既存のダンスの枠組みではとらえられない新しい身体表現を追及し続けている。その類まれな造形感覚を持って舞台美術、照明デザイン、衣裳、音楽構成までも自ら手がける独創的で完成度の高い作品は、その徹底した美意識と、比類ないダンスで世界的に絶大な評価と支持を受け、ダンス界だけでなくアート全般に多大な影響を及ぼしている。毎年KARASと共に国内はもとより欧米主要都市の劇場や国際的な芸術祭に招かれ、公演ツアーを行っている。パリ・オペラ座バレエ団等海外舞踊団への振付も多い。近年は映像作品やインスタレーション作品の製作・公開も国際的規模で行われている。また、最近は作曲も行うなど、常に新たな美の可能性を探求している。2009年紫綬褒章受賞。

>> http://www.st-karas.com/

© Marc Vanappelghem Rolex

佐東利穂子 Rihoko Sato

舞踊家。1996年より勅使川原三郎振付の全グループ作品に出演。勅使川原作品のソリストとして国際的に活躍し、各国で熱狂的な反応を巻き起こしている。2005年ローマ初演の「Scream and Whisper」で仏・伊のダンス雑誌「Ballet2000」の2005年度年間最優秀ダンサー賞を受賞。『消息』で、2007年度日本ダンスフォーラム賞受賞。「横浜トリエンナーレ2008」では、ガラスの破片の敷き詰められたインスタレーションの中で5時間ぶっ通しのパフォーマンスを敢行。刃物のような鋭利さから、空間に溶け入るような感覚まで、質感を自在に変化させる佐東のダンスは、身体空間の新たな次元を切り開く芸術表現として注目を集めている。2009年11月に初ソロ公演「SHE-彼女」を上演し、話題を呼ぶ。

©Cecile Leroyj

ファニー・クラマジラン(ヴァイオリン) Fanny Clamagirand

1984年、パリ生まれ。7歳でヴァイオリンを始め、9歳で舞台デビュー。2000年にパリ国立音楽院の修士課程に入学し、ジャン=ジャック・カントロフに師事。2005年、ウィーンのフリッツ・クライスラー国際コンクールで優勝。2007年にも、モンテ・カルロのヴァイオリン・マスターズにて「モナコの侯爵レニエV世賞」(1等賞)を獲得するなど、現在最も注目を集めているヴァイオリニストの一人。既にパリ室内管弦楽団、ウィーン交響楽団、ヴァイマール交響楽団、モンテ・カルロ交響楽団など著名なオーケストラと多数共演。日本では2009年、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭で初登場し、バッハとイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタを演奏。「驚くべき超新星」「破格の技量」「鬼気迫る演奏」「無類の集中力と緊迫感」「パッションをたぎらせながらも凛とした演奏」と絶賛を博した。使用楽器は、1700年製(ヴェネツィア)マッテオ・ゴフリラ。

>> http://www.clamagirand.com/


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