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田根剛氏(本展会場構成)による開催記念コメント
2025.11.06 UP
有史以来、古今東西で多様な「椅子のデザイン」が生み出されてきた。その中でもハンス・ウェグナーの椅子は、木への深い洞察と人の手仕事の極みが融合し、物質と精神、機能と詩性を一脚一脚に宿す「至高のデザイン」である。それらの椅子は、美しく穏やかで、どの文化やどの時代の室内に置かれても、豊かな調和の世界へと導いてくれる。本展では、半生をかけてウェグナー作品を蒐集された、世界最大のコレクターであり恩師でもある織田憲嗣先生のコレクションを一堂に公開し、その量と質はデザイン史においても、私たちの生活文化を見つめ直すうえでも、大きな意義を持つものと信じている。
田根剛
建築家。1979年東京生まれ。ATTA - Atelier Tsuyoshi Tane Architectsを設立、2006年より、フランス・パリを拠点に活動。場所の記憶から建築をつくる「Archaeology of the Future」をコンセプトに、世界各地で多数のプロジェクトが進行中。主な作品に『エストニア国立博物館』、『弘前れんが倉庫美術館』、『アルサーニ・コレクション財団・美術館』、『ヴィトラ・ガーデンハウス』、『帝国ホテル 東京・新本館』(2036年完成予定)など。主な受賞に、フランス芸術文化勲章シュヴァリエ、第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞など多数受賞。www.at-ta.fr

Photo:Yoshiaki Tsutsui