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ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ

トピックス

べス・カーグマン監督 インタビュー(前編)

「ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ!」ベス・カーグマン監督 インタビュー

 

●今回選んだその7人が7人とも何かしらの賞を獲ったというのはすごいですね。

 

この7人は、もし何にも選ばれなかったらあまりに不当だと思えるくらい才能があったのです。私自身、これほど才能のある子供達を見たことがなかったくらいですから。それに、結果的には全員が何かしら獲得しましたが、全員が勝ったわけではありません。ガヤは金賞ではなくて銅賞でしたし、ミコも銅賞でした。

私は最初から、勝者を選ぼうと思っていたわけではないのです。ステージ上で本当に美しく、さらに人間的にも素晴らしい物語を持っている人を選ぼうとしました。もし彼らが勝たなかったとしても、人間としての彼らの物語を見て、観客はきっと楽しんでくれるはずだと思いました。見ている間に彼らに共感して、その結果がどうであれきっと何かしらを感じてくれるはずだと思ったのです。

 

それからひとつ付け加えさせてもらうと、ガヤだけは私が選んだとは言えないですね。私はガヤのことを知らなかったですから。アランがガヤを紹介してくれて、その時、偶然カメラが回っていたのです。そしてガヤが踊っているのを見て、彼女を入れないわけにはいかないと思いました。彼女に出会わなかったら6人になっていたと思います。見ていてお分かりだと思いますが、私たちはガヤのふるさとであるイスラエルには撮影に行っていません。撮影している最中に彼女に出会ったからです。

 

インタビューの後編はこちらから

© First Position Films 2011