そう遠くない未来。
三年前に終わったばかりの戦争で、人類はその数の約7割を失った―。
ある国の“収容所„がこの物語の舞台。
“収容所„を管理する組織はかつて収容されていた人々で構成されている。
昨日まで収容されていた者が、今日は収容する側に回ることもあり、
明日は再び収容される側に戻ることもあるのでそこには多くの混乱が生じるのだった。
最高幹部の何人かの地位は安定し、彼らは決して管理される側からはずされることは
ないと思っていた。トップの位置にいた男が消息を絶つまでは―。
とたんに揺れ動く組織の人間関係。崩れ落ちる足場。
サイレンが鳴り響き、囚人達の反乱が始まる―。

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