ベルギー奇想の系譜 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまでベルギー奇想の系譜 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで

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2017.08.03 UP

<スタッフレポート>鉛筆だけで描いた絵が飛び出す!3Dアーティスト永井秀幸氏によるワークショップ

7/29(土)に、3Dアーティストの永井秀幸氏によるワークショップを行いました。
申し込み開始直後から、あっという間に満席になってしまった本ワークショップ。参加者の皆さまの気合いも十分です。はたして、どのような作品が生まれるのでしょうか!?
 


ワークショップでは、永井さんが用意してくれた基本のセット『円』と『壁から飛び出る手』を描きます。まずは永井さんのデモンストレーションからスタート。皆で制作風景を見学。
 


真剣に永井さんの手元を見つめる参加者の皆さま。『難しそう…!』と不安の声。



鉛筆で描いた線をたびたびカメラで撮影してチェック。目に見えている作品自体とファインダーを通してみた作品では印象が異なってくるので、3Dのように飛び出して見えるか、確認をしながら描いていき、少しずつ調整を行っていきます。
地道な作業ですが、この細やかな確認作業が後々の作品のクオリティに影響してきます!
 

デモンストレーションを見た後は、いよいよ実践!最初は『難しいかも…』とつぶやいていらした皆さま、いざ実践の時間となると、迷うことなく鉛筆を動かし、真剣に制作をされています。
 

こちらの方は、本展に出品していそうなキャラクターをイメージして描いてくださいました!
まるでブリューゲル版画にでてきそうなキャラクターですね…!この後もオリジナルキャラが各所で産声を上げており、基本の『円』と『壁から飛び出る手』から、どんどんバリエーションが増えていきます。
 

出来た作品をスマートフォンやカメラで撮影すると…不思議な事に3Dのように浮かび上がって見えます!
『すごい!本当に浮き上がって見える…!』 歓喜に沸く撮影コーナー。
 


 


こちらは永井さんの作品コーナー。その中にベルギー展の図録も!表紙の卵も、永井さんの手にかかれば飛び出して見えそうですね。

視覚の魔法にかかった参加者の皆さま、終始笑顔の絶えないワークショップとなりました。ご参加いただいた皆さま、永井さん、ありがとうございました!


《過去の講演会レポート》

◆【リポート】美術史家・森洋子先生による「ベルギ―奇想の系譜」展開催記念講演会
「ボスからブリューゲルの世界――あの世とこの世の奇想」はこちら


◆辻惟雄氏×小池寿子氏によるスペシャル・トーク「中世と現代をつなぐ奇想の系譜」レポートはこちら