2025.04.08 UP
【公演情報】
『第十回 二子玉川ライズ薪能』
今年で10回目を迎える『二子玉川ライズ薪能』。篝火(かがりび)に揺らめく幻想的で幽玄な世界観を、二子玉川ライズの屋上庭園という開放的な空間で自然と共に楽しむことができる、人気のイベントです。
2024年6月『第九回 二子玉川ライズ薪能』の様子
『薪能(たきぎのう)』とは、野外に設置された能舞台でかがり火を灯りとして行われる能楽のこと。869年(貞観11年)に奈良・興福寺で行われた祈祷がはじまりと言われ、現在も「薪御能(たきぎおのう)」として5月の第3金曜日・土曜日の両日に催行されており、これが日本の野外能の本家本元とされています。
参考:「法相宗大本山 興福寺」ホームページ https://www.kohfukuji.com/event/takigionou/ ※外部サイトに遷移します
今年10周年となる『二子玉川ライズ薪能』を記念して、初めて舞囃子《高砂(たかさご)》を披露するほか、狂言は《佐渡狐(さどぎつね)》、能は《猩々(しょうじょう)》と、それぞれおめでたい演目を披露します。
■『第十回 二子玉川ライズ薪能』の見どころ
舞囃子《高砂》
舞囃子「高砂」は、能「高砂」の一部分を、囃子に合わせて舞うものです。舞台は、播磨の国(兵庫県)の「高砂」と、摂津の国(大阪府)の「住吉」。長寿円満の象徴である「相生の松」を題材にし、尉(老人)と姥(老婆)が夫婦愛や平和な世の中を祝って物語ります。舞囃子では後半の住吉明神が壮快な神舞を舞い、天下泰平を祝福する場面を演じます。
狂言《佐渡狐》
佐渡に狐がいるか否かを賭ける佐渡と越後の百姓を描いた作品です。佐渡の百姓は、事前に賄賂を贈って狐の情報を聞き出し、賭けに勝利します。当時の庶民の狡猾さやユーモラスなやり取りを通して、人間模様を生き生きと描いています。
能《猩々》
酒好きの猩々という想像上の生き物が、人間との交流を通して、酒の持つ力や喜びを教えてくれる物語。全体的に明るくめでたい雰囲気が漂っており、縁起のいい作品として広く愛されています。
2024年6月『第九回 二子玉川ライズ薪能』の様子
☆2024年に開催された『第九回 二子玉川ライズ薪能』の様子を「イッツコムチャンネル」公式YouTubeチャンネルでご覧いただけます。
「イッツコムチャンネル」公式YouTubeチャンネル
『第九回 二子玉川ライズ薪能【地モトNEWS】2024/6/15放送』 ※外部サイトに遷移します
《公演開催概要》
『第十回 二子玉川ライズ薪能』
公演日時:5月30日(金)19:00開演(18:30開場、20:55終演予定)
5月31日(土)18:30開演(18:00開場、20:25終演予定)
上演演目と出演:
演目 | 5/30(金) | 5/31(土) |
---|---|---|
舞囃子《高砂》 | シテ 佐々木 多門 | シテ 梅若 泰志 |
狂言《佐渡狐》 | シテ 山本 則重 | シテ 山本 泰太郎 |
能《猩々》 | シテ 長島 茂 | シテ 梅若 紀佳 |
【チケットお取扱い開始日】4月10日(木)10:00~
入場料:5,500円(税込・全席指定)
会場:二子玉川ライズ 原っぱ広場(ルーフガーデン 5F)
※雨天時「二子玉川ライズ スタジオ & ホール」にて開催
東急田園都市線・大井町線 二子玉川駅 直結
チケット取扱い:オンラインチケット MY Bunkamura
※Bunkamuraチケットセンター(電話)及び東急シアターオーブ/Bunkamuraチケットカウンター(店頭)での販売はございません。
※荒天時の開催については、二子玉川ライズ公式サイトにてご確認ください。
※公演中の突然の降雨・強風などにより、急遽公演を中止することがあります。その場合、チケット代金の払い戻しはいたしかねます。
※天候対策は、お客様ご自身でお願いいたします。夜間は冷え込む場合がございます。
二子玉川ライズ公式サイトはこちら > ※外部サイトに遷移します
本公演に関するお問合せ: 株式会社能楽プロ:042-740-3165
主催:二子玉川ライズ
協賛:株式会社伊藤園
企画運営:株式会社能楽プロ