2026.10.01 UP
【展覧会情報】
戸栗美術館「めぐってたのしい 佐賀・長崎のやきもの展」
1987年渋谷区松濤に開館し、東洋陶磁器を中心とする美術品の永久的な保存および公開を通じた、後世への文化遺産の伝承を目的として活動する戸栗美術館。
10月7日(水)より開催される本展覧会のチケットをMY Bunkamuraで販売します。

《展示室で、やきもの散策》
日本磁器のふるさと・江戸時代の肥前をめぐる
今から約400年前、佐賀・長崎は一大窯業地としての一歩を踏み出しました。16世紀末期に現在の佐賀県唐津市ではじまった陶器生産が広まり、その中で17世紀初頭に日本で最初の国産磁器が誕生。有田町を中心として急速に磁器焼造が進展しました。有田の北側の伊万里市内の大川内や、東の武雄市の板ノ川内、嬉野市の志田、南の長崎県波佐見町、西南の佐世保市の三川内など、一帯に窯業地が広がり、約30km圏内のこれらの地域だけでも300か所以上に登り窯が盛衰したとされます。近しい地域ではありますが、有田・大川内・板ノ川内・志田・波佐見・三川内では、それぞれ特色あるやきものが焼かれました。
今回の展覧会では、2つの展示室を「有田」、有田を除く「大川内・板ノ川内・志田・波佐見・三川内」に分けて、それぞれの地理になぞらえて展示します。現在も続く窯業地、そのはじまりである江戸時代の磁器を中心に、約80点をご紹介します。展示室内をあちらこちらと「散策」しながらお楽しみください。
\展覧会構成と主な出展作品/
◆第1展示室「有田」
佐賀県有田町は磁器焼造の中核で、町内だけで約60か所の江戸時代の窯跡が確認されています。色絵や染付など様々な装飾技法が使用され、最高級品から量産品まで、幅広い磁器(伊万里焼)を焼造しました。磁器草創期の窯場が点在した西側、広大な磁石場の発見によって中心地となっていく東側。エリアや年代によって異なる特色をご紹介いたします。
■有田

色絵 葡萄文 虫籠形香炉〈有田〉江戸時代(17世紀後半)通高10.9㎝ 戸栗美術館収蔵

染付 山水文 台皿〈有田〉江戸時代(17世紀中期)口径28.3㎝ 戸栗美術館収蔵
◆第2展示室「大川内・板ノ川内・志田・波佐見・三川内」
藩窯・民窯、磁器・陶器など、特色ある窯場が展開しました。有田を展示室の中心と仮定し、東西南北に当てはめて各地域の作品を展示いたします。
■大川内
伊万里市内の大川内に設置された佐賀鍋島藩の藩窯では、有田の製磁技術を基に鍋島焼が焼造されました。将軍家への献上、大名家などへの贈答にも相応しい格調高い磁器です。

色絵 唐花文 八角猪口〈大川内〉江戸時代(17世紀末~18世紀初)高6.8㎝ 戸栗美術館収蔵
■板ノ川内
武雄市は白土や白化粧を用いた陶器で著名ですが、板ノ川内などでは磁器も焼造されました。「染付 紗綾形文 壺」は肩部を削った粘土を縄目状に整えた創意溢れる作品です。

染付 紗綾形文 壺〈板ノ川内〉江戸時代(17世紀前半)高19.1㎝ 戸栗美術館収蔵
■志田
嬉野市内の志田は、19世紀頃の白化粧土を使用した磁器に特色があります。「染付 竹虎文 皿」など、親しみやすさを感じさせる大皿が多数製作されました。

染付 竹虎文 皿〈志田〉江戸時代(19世紀)口径42.6㎝ 戸栗美術館収蔵
■波佐見
17世紀初頭から磁器窯が開かれ、複数の窯場が林立しました。17世紀前半には「青磁 椿文 三足皿」など上質な青磁を焼造した一方、江戸時代後期には染付食器を量産しました。

青磁 椿文 三足皿〈波佐見〉江戸時代(17世紀前半)口径18.7㎝ 戸栗美術館収蔵
■三川内
江戸時代は平戸藩領に属し、民窯のほかに、藩の御用窯も設置されました。繊細な染付磁器に加え、「青磁銹釉染付 獅子置物」のような複雑かつ卓越した造形物も見どころです。

青磁銹釉染付 獅子置物〈三川内〉江戸時代(19世紀)高17.4㎝ 戸栗美術館収蔵
【会期中のイベント】
◎展示解説
日程:2026年10月17日(土)・12月5日(土)
※各日14:00から約45分
※予約不要・参加費無料(要入館券)
◎古伊万里入門解説
日程:2026年11月21日(土)
※14:00から約45分
※予約不要・参加費無料(要入館券)
◎ラウンジ&ギャラリー・トーク
「日本磁器のふるさと・江戸時代の肥前」(講師:戸栗美術館学芸員)
日程:2026年11月9日(月)
※14:00から約120分
※要事前予約・有料
※当日はイベント参加者のみ入館可
詳細は戸栗美術館ホームページをご覧ください。※外部サイトに遷移します。
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「めぐってたのしい 佐賀・長崎のやきもの展」
開催期間:2026年10月7日(水)~12月20日(日) 10:00~17:00(入館受付は16:30まで)
※金曜・土曜は10:00~20:00(入館受付は19:30まで)
休館日:月曜日・火曜日[10月12日(月・祝)、11月3日(火・祝)、11月23日(月・祝)は開館]
主催:公益財団法人 戸栗美術館
会場:戸栗美術館
渋谷駅 ハチ公口より徒歩15分、地下鉄 A2出口より徒歩12分
京王井の頭線 神泉駅北口より徒歩10分
〒150-0046 東京都渋谷区松濤1-11-3
https://toguri-museum.or.jp/riyou/
TEL:03-3465-0070
取り扱いチケット:
■当日券
【販売期間】2026年10月7日(水)~12月20日(日)16:00
【券種】一般 1,300円
25歳以下 500円
※一般以外は要証明書。
※高校生以下の方は無料です。
※10月14日(水)は創設者 戸栗 亨のメモリアルデーのため、無料開館いたします。
※各種割引および優待サービスとの併用はできません。また、チケットご購入後の受付窓口でのチケットの変更や返金、割引対応はできかねますのでご注意ください。MY Bunkamura取り扱い対象外の券種をご希望の方は、戸栗美術館ホームページをご確認ください。
※販売状況により、販売期間より前に取扱い終了となる場合がございます。
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