2026.02.17 UP
【展覧会情報】
五島美術館『館蔵 中国の陶芸展』
世田谷区上野毛に位置し、国宝・重要文化財を含む日本・東洋の古美術品約5,000件を収蔵する五島美術館。
2月21日(土)より開催される本展覧会のチケットをMY Bunkamuraで販売します。

本展覧会では、漢時代から明・清時代にわたる館蔵の中国陶磁器コレクション約60点を展観。古代の計量道具から、唐三彩の壺、宋時代の砧青磁、明時代の青花・五彩まで、時代順に展示し、2000年にわたる中国のやきものの歴史を展望します。特集展示として館蔵の古鏡コレクションも同時公開します。
【本展覧会のおすすめ作品】
\おすすめ①/
盤のように大きく開いた口となで肩の胴を持ち、長い頸の左右に二羽の優美な鳳凰をかたどった耳がつく青磁の瓶です。このような青磁瓶は盛んに日本に将来され、茶人たちは「砧青磁鳳凰耳花生(きぬたせいじほうおうみみはないけ)」として珍重してきました。中国浙江省南部にある龍泉窯(りゅうせんよう)は青磁の生産地として有名な窯場であり、とりわけ南宋時代には美しい粉青色(ふんせいしょく)の釉薬を厚く掛けた青磁を焼造していました。類品には国宝「万声(ばんせい)」(大阪・和泉市久保惣記念美術館蔵)、近衞家伝来の重要文化財「千声(せんせい)」(京都・陽明文庫蔵)などがありますが、本品は類品の中で最も大きく、堂々とした作行を示しています。龍泉窯の中でも最高級の青磁を焼いた大窯の製品と推定されています。

重要文化財 青磁鳳凰耳瓶(砧青磁)龍泉窯/南宋時代・13世紀 五島美術館蔵
\おすすめ②/
五彩とは、白磁などの素地に透明釉を掛けて焼いたのち、その上に赤や黄・緑などの上絵具で文様を描いて焼き付けた中国のやきものです。古赤絵(こあかえ)とは、万暦年間(1573-1620)以前の景徳鎮民窯(けいとくちんみんよう)の五彩製品を指す日本での名称です。見込みには樹の下の女性と馬に乗る男性を上絵付けのみで描いており、小説か演劇の一場面を表しているようです。周囲には菊唐草文がめぐっています。高台内には赤で「陳文顕造」の陶工名らしき銘があります。明時代の作品の中で、こうした銘があるものは珍しいものです。

五彩人物唐草文盤(古赤絵)景徳鎮窯/明時代・16世紀 五島美術館蔵
\おすすめ③/
鈞窯(きんよう)は河南省禹州市に位置し、同様の製品を焼いた窯は河北省や山西省など周辺の広い地域に分布しています。本品は低い太鼓形の胴に大きな雲形の足を三カ所につけた水盤です。底部を除く全面に月白釉(げっぱくゆう:失透性の淡い青白色のうわぐすり)が施されています。底部に刻まれた「五」の数字は器の大きさを表しています。このような花盆や水盤などの一群は、宮廷内の装飾に使うために北宋末に徽宗皇帝がつくらせたといわれてきましたが、近年の研究では元時代以降の作品とする説が広まり、数字が刻まれたものは明時代初期につくられたと考えるようになりました。

月白釉水盤 鈞窯/明時代・15世紀 五島美術館蔵
\おすすめ④/
八花鏡は、盛唐期(712-765)に造られるようになった鏡で、八弁に作られた花弁の先端が丸くなっている鏡です。鏡背面(鏡の裏面)には、迦陵頻伽(かりょうびんが)二組と飛天二組が、それぞれ鈕(ちゅう:鏡の中央にある紐を通すための孔のある突起)を挟んで対向するように配されています。迦陵頻伽は上半身が人、下半身が鳥の姿で表された仏教における想像上の生物で、極楽浄土に住むとされます。二人の向かい合う飛天は、卍の幡を捧げ持つなど、仏や菩薩の像を表さずに極楽浄土を表しています。表された文様は精緻な表現で細密に描き込んだもので、文様表現が比較的粗雑で大まかなものが多い盛唐以降の鏡の中にあって、群を抜く華麗さを誇ります。

重要文化財 飛天迦陵頻伽紋八花鏡/唐時代・8世紀 五島美術館蔵 守屋孝蔵コレクション
【ギャラリートーク】
学芸員がスライドを交えて展示作品に関わる解説を行います。
日程:2026年2月25日(水)「中国の陶芸展について」
2026年3月25日(水)「はじめての中国陶磁」
会場:五島美術館別館講堂
※各回14:00から1時間程度(椅子席100名先着順)
当日12:00より美術館受付にて受講整理券を配布します(当日入館者聴講無料)
『館蔵 中国の陶芸展』
開催期間:2026年2月21日(土)~3月29日(日) 10:00~17:00(入館受付は16:30まで)
休館日:毎月曜日[2月23日(月・祝)は開館]、2月24日(火)
主催:公益財団法人 五島美術館
会場:五島美術館
東急大井町線(各駅停車)「上野毛(かみのげ)駅」下車徒歩5分
〒158-8510 東京都世田谷区上野毛3-9-25
https://www.gotoh-museum.or.jp/#access
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
取り扱いチケット:
■当日券
【販売期間】2026年2月21日(土)~3月28日(土)23:59
【券種】一般 1,100円
大学・高校生 800円
※中学生以下無料
※学生券をご利用の際は、チケットと共に「学生証」を忘れずにご呈示ください。
※販売状況により、販売期間より前に取扱い終了となる場合がございます。
★MY Bunkamuraご購入者限定スペシャルプレゼント
本展のチケットをMY Bunkamuraにてご購入いただいた方の中から抽選で2名様に、五島美術館オリジナル「古鏡ミラー」をプレゼントいたします。
【応募期間】2月21日(土)~3月29日(日)

