渋アート

知る・読む

2024.12.22 UP

コラム

【コラム】渋いをたしなむ~もういくつ寝ると~

12月師走(しわす):December

毎年12月になると「今年もあっという間だったなぁ」とこの1年に思いを馳せつつ、『師走』という和風月名の漢字のごとく、イベント目白押しの年の瀬をせわしなく走り回って過ごしてしまいます。

スタッフは、先日行われたお茶会体験イベントで五島美術館の庭園へ。渋谷から少し離れた閑静な世田谷の地で、美しい紅葉と冬の冷たい空気を満喫してきました。

 

12月から1月にかけてクリスマス、大晦日、お正月・・・と、日本人は独特のセンスと感覚で和と洋の風習をバランスよく享受し、自分たち流に解釈しなおして、季節のイベントを楽しんでいるように感じます。その感覚は遥か昔、中国大陸やヨーロッパ諸国から伝わる様々な文化や風習を柔軟に取り入れてきた日本人の、異文化に対する好奇心の強さや懐の深さ、そして四季を感じることを大切にしてきた伝統から来ているような気がします。

来年も、伝統文化も異文化も新しい文化もたくさん楽しむ1年にしたい、と願いながら駆け抜ける師走です。

 

 ・ ・ ・ ・ ・

 

昨年12月にスタートした渋アートでは、渋谷で楽しめる日本の美術とそれを受けとめる”まち”と歴史、そして日本文化とその新しい楽しみ方についてもさまざまにご紹介してきました。来年もたくさんの「渋い」を嗜み、楽しむコンテンツをお届けしていく予定です。どうぞお楽しみに。

 

 ・ ・ ・ ・ ・

 

■五島美術館の茶室で行われたお茶会体験のイベントレポート
【イベント】25ans(ヴァンサンカン)×Bunkamura「はじめての茶道の世界」開催レポート

 

■日本文化と西洋文化の融合を楽しむイベントのご紹介
【イベント】 オペラ『静と義経』レクチャーコンサート ※本イベントは終了しました

 

 ・ ・ ・ ・ ・

■私が見つけた「#渋アート」■

自然が生み出す、美しいグラデーションとコントラスト