2024.12.22 UP
【イベント】
オペラ『静と義経』レクチャーコンサート
※本イベントは終了しました
■日本文化とオペラの融合『静と義経』
『吾妻鑑』『義経記』『船弁慶』『義経千本桜』―。
鎌倉時代の有名な武将の一人・源義経と、その愛妾・静御前が描かれた文献・作品の名前を、どこかで聞いたことのある方もいるのではないでしょうか。能や歌舞伎をはじめテレビドラマでも取り上げられ、源義経は『牛若丸と弁慶』の昔話でも有名でご存じの方も多いと思いますが、静御前については、名前は知っていても詳しくは知らない方が多いかもしれません。
静御前は、男装して歌舞を披露する「白拍子」で当代随一と謳われた名手でしたが、義経との劇的な悲恋の末に消息不明になってしまう、どこかミステリアスなストーリーを持つ女性です。2022年放送のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』でも魅力的な女性として描かれました。
そんな静御前と義経の物語が、日本でオペラになっていることをご存知でしょうか?
オペラ『静と義経』は、昭和歌謡の黄金期を代表する作詞家であるなかにし礼の作・台本、日本オペラの作曲家として国際的に知られる三木稔の作曲により、1993年に鎌倉芸術館の開館記念委嘱作品として初演、2019年に再演されました。
義経と静の吉野山での最期の別れからはじまり、静が義経への愛を貫き通す姿が、オーケストラと邦楽を融合させた壮麗で優美な音楽と、情感あふれる日本語の歌詞で描かれます。
そんな、日本オペラの魅力がたっぷりつまった悲しくも華々しいグランドオペラが、2025年3月、新たなプロダクションとしてブラッシュアップして上演されます。
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《公演開催概要》
オペラ『静と義経』(なかにし礼 作・台本/三木稔 作曲)
公演日時:2025年3月8日(土)、9日(日) 各日とも14:00開演(13:00開場)
会場:東京文化会館 大ホール
主催:公益財団法人日本オペラ振興会
チケットなどの詳細は、以下のサイトをご覧ください。
オペラ『静と義経』公演特設サイト ※外部サイトに遷移します。
*オペラ『静と義経』の詳しいご紹介は、さらに深掘りして後日お届け予定です。
■もっと魅力を知るためのレクチャーコンサート
その上演に先駆けて、オペラ『静と義経』のレクチャーコンサートが2025年1月に行われます。能楽堂という非日常の空間で、能の代表的な演目にもなっている「静御前と義経」についての講演、本作品のレクチャーに続いて、出演者のうちメインキャストを務める3名が、劇中のアリアと二重唱をピアノの生演奏にのせてたっぷりと聴かせてくれる予定です。
オペラを観たことがない方、作品やテーマに興味はあるけれどきっかけがないという方にもおすすめのレクチャーコンサート。オペラ『静と義経』がどんな作品なのか、日本の代表的な伝統芸能の1つである能と一体どんなつながりがあるのか、まず触れてみてはいかがでしょうか。
《イベント開催概要》
◇『静と義経』レクチャーコンサート
内容:①講演『能と「静御前と義経」』
分林保弘(公益財団法人日本オペラ振興会理事)
②レクチャー『オペラ「静と義経」とは』
郡愛子(日本オペラ協会総監督)
③ミニコンサート~オペラ「静と義経」より
相樂和子(静/ソプラノ)
鳥木弥生(磯の禅師/メッゾ・ソプラノ)
村松恒矢(頼朝/バリトン)
藤原藍子(ピアノ)
開催日:2025年1月11日(土)
時間:〈昼の部〉13:00~14:30[12:30開場]/〈夕方の部〉16:00~17:30[15:30開場]
会場:IDEALビル能楽堂「山水」(一般非公開)
東京メトロ「表参道駅」B3出口から徒歩8分
〒107-0062 東京都港区南青山6-13-1 IDEALビル4F
定員:各回40名
チケット:全席自由4,000円、ペアチケット7,000円
※チラシに掲載されている『出演者とお食事交流会』のチケットは完売しました。
【レクチャーコンサート チケットご購入・ご予約】
日本オペラ振興会チケットセンター TEL:03-6721-0874
【本公演および本イベントに関するお問合せ】
日本オペラ振興会 TEL:03-6721-0995
※日本オペラ振興会チケットセンターおよびお問合せの受付時間:平日10:00~18:00
時短営業(平日10:00〜15:00):2024年12月24日(火)〜12月27日(金)
年末年始休業:2024年12月28日(木)~2025年1月5日(日)