ORCHARD GRAND PRIX(オーチャード・グランプリ)

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    THE COMPETITIONコンクール紹介

    「翔べ。まだ見ぬその先へ」
    どんなに苦しい世界が訪れようとも、自信を持ってこの言葉を、未来の芸術文化を担う若者のために贈りたい。
    そのような想いから2022年、Bunkamuraオーチャードホール芸術監督 熊川哲也総合監修のもと、新たなバレエコンクール「オーチャード・グランプリ Asia Pacific Ballet Competition」を開催します。

    世界に未曾有の危機が襲いかかり、不要不急の号令のもと芸術文化は存続の岐路に立たされました。そして暗雲立ち込める中、可能性に満ち溢れた若者の背中を押す国際的な機会は激減しています。
    しかし、我々が愛するバレエという素晴らしい舞台芸術は、志ある若者が「その先」へと果敢に挑戦する事なしにはついえてしまいます。

    可能性に満ちた少年少女が安心して大舞台へと「翔び立つため」には?

    いま満を持して劇場から送り出す本コンクールでは、全ての子供たちが挑戦の機会を平等に得ること、そしてそこから最大限の学びと選択肢を得られることを最優先としました。
    具体的には、社会情勢に左右されにくい決選を除くオンライン審査・未来を変える賞金・視座を上げる国際的審査基準・参加者全員の成長機会となる実践型学びのコンテンツなど、特別な体験を提供することをお約束します。

    アジアの中心東京を舞台とした国際コンクール。アフターコロナのバレエ界はアジアを中心に凄まじい変化を見せます。そこにはかつてのような人種・民族・性別の垣根はありません。空前の変革期に、この大舞台東京でひとりでも多くの、志あるダンサーの熱い想いを見届けることを楽しみしております。
    ぜひ、一歩を踏み出してみてください。

    FEATURESコンクールの特徴

    01

    徹底した機会の平等あらゆる参加者が平等、そして簡単に機会にアクセスできる環境の整備を優先します。

    • 応募料完全無料
      • 書類審査応募は完全無料。予選進出時にのみ審査料が発生。
    • 振付・音楽の提供による手間の削減
      • アンシェヌマンは規定の振付を提供。各自での振付・音楽準備の手間を削減。
    • 完全オンライン審査(決選を除く)
      • いかなる社会状況にも対応できるよう、応募から予選まで全てオンライン化。
      • 応募登録から決済、課題提出まで全てスマホで完結可能に。
      • 審査動画もスマホで撮影⇒アップロードまでがワンストップに。(その他の撮影方法でももちろん可)
    • 決選出場者の渡航費・宿泊費・食費負担
      • 決選はBunkamuraオーチャードホールで開催。
      • 決選進出者には、渡航費・宿泊費・食費を提供。
    • アマチュア・プロ不問
    02

    未来を変える賞金参加者の夢を叶えるために充分な賞金を提供します。

    • 参加者のそれぞれの想い、夢を叶えるために充分な資金となる、特別賞500万円、1位300万円、2位100万円、3位30万円の賞金を授与。
    03

    視座を上げる世界基準の審査国際的な審査基準を体得することで、明日からの練習に変化をおこします。

    • 世界のバレエ団、バレエ学校を代表する国際的審査員による審査
      • 最終調整中。決定次第発表いたします。
    04

    参加者全員の成長機会となる学びのコンテンツ「参加して満足」にしない。参加者全員の明日につながる成長機会を提供します。

    • 世界的ダンサーから学ぶ
      • 選考②オンライン予選の課題アンシェヌマンの模範演技は世界的ダンサーが担当。
        基本の動きを一流のダンサーはどう踊るのか?最高のものに触れることで視座を上げる。
    • ライバルから学ぶ
      • 選考途中落選者を対象に、通過者との差分を徹底解説するオンラインイベントを実施。同年代のライバルの動きを学ぶことで、明日からできる改善点を徹底的に身につける。
    熊川 哲也
    ©Koutarou Washizaki

    Message from
    Tetsuya Kumakawa
    メッセージ

    世界を見渡しても、日本ほどコンクール文化が特異な形で発展している国はありません。日本バレエ界の財源ベースとして機能するあまり、お稽古事文化が助長されてきたことは自明であり、現況にはもどかしさをも感じます。

    私自身これまで、若者にプロの舞台経験を提供するなど様々な活動を展開してきましたが、それは“教育には多角的な経験が必要不可欠”という信念に依るものであり、その意味において、コンクールを最善の形で提供することへの意義は当然の如く感じていました。コンクールを契機に世界への扉を開いた一人として、それは責務であり、恩返しという思いもあります。

    本コンクールの特筆すべき特徴は、挑戦の機会を平等に与えるオンラインシステムや、現代のニーズを反映する褒賞の形式です。どこでいかに学ぶかという選択肢が無限に存在するボーダーレスな現代に適応すべく、受賞者にはバレエ界では類を見ない大規模な賞金提供を実現します。充分な資金を生かし、輝く未来を掴むか否か。この画期的な制度はシビアに才能の真髄を問うことになるでしょう。

    若者の背中を押す機会が激減した今、バレエ界で勢力を伸ばし続けるアジアの中心地東京から、この最高に刺激的な挑戦状を贈ります。

    まだ見ぬ才能を、まだ見ぬ未来に誘うことを信じて。

    Bunkamuraオーチャードホール芸術監督 熊川哲也

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