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熊川哲也『カルミナ・ブラーナ』オンライン限定配信2021年特別収録版(メイキング約25分+本編65分)

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  • 再演不可能といわれた衝撃大作、前代未聞の映像作品として復活!
  • 総出演者250名超
  • 特別参加 熊川哲也
  • 完全無観客4K特別収録
  • 公演映像の概念を超える芸術体験がここに―

稀代のダンサーとして世界に名を馳せ、演出振付家としても数々のオリジナル作品を異例のスピードで発表し続けるなど、前人未踏の領域を築いてきた熊川哲也。超越した感性が光る熊川作品のなかでも最も衝撃的な作品が、2019年にBunkamura30周年記念として初演した『カルミナ・ブラーナ』だ。誰もが知る大曲に、熊川は“美しく優美なバレエ”の概念を超えた戦慄の物語を授けた。
初演時はわずか2公演限りで上演され、再演不可能と言われた幻の作品がいま、前代未聞のスケールの映像作品として、さらには初演時にはなかった熊川哲也の特別参加という千載一遇の機会で復活する。コロナ禍にあえてこの作品に向き合う決断をした熊川の想いを、貴重な密着の数々で描いたメイキングも必見。

総出演者250名。完全無観客で実現した空前の撮影スケール

本作を実現するのに要するのはK-BALLET COMPANYのダンサー、オーケストラ、合唱など250名を超える出演者たち。コロナ禍の制限下にある劇場において、その実現は無謀とも思われたが、完全無観客だからこそ可能である大規模映像作品の制作として実現を目指すことになった。熊川が「生の舞台の感動」を至上主義としていることは有名だが、「劇場体験を知るお客様をも唸らせる映像プラン」を絶対条件として提示し、作品を生かすアングルの検討、ドローンやクレーン、舞台上に設置した4Kカメラなど、舞台撮影の常識を超えた環境を整えることではじめてGOサインを出すに至ったという。

熊川が大曲に授けた戦慄の物語

作曲家カール・オルフが、『カルミナ・ブラーナ』を作曲したのは1936年、ナチス・ドイツの時代。映画作品などでも頻繁に使用され、多くの人を惹きつけ続けるこの曲に、熊川が抱いたイメージは、政治的な生々しさを逆手にとった型破りで意外性に満ちたものだった。
その内容は、“フォルトゥーナの子は、悪魔であった”という衝撃的な展開からはじまる。アドルフという名を与えられ、人間の世にでた少年は、人間に闇を与え、悪行を操る。そして、その運命に立ち向かうものたち…。

世間を突如襲う厄難をテーマにした本作は、まるでその後世界を襲った未曽有の事態を予想していたかのようである。パンデミックを生きる我々が、いまこの作品を見るとき、アドルフの姿は、時代ごとに姿を変えて出現する禍を想起せずにはいられないだろう。
今回特別参加となる熊川哲也は、悪に崩壊され、そして再建をもたらす象徴として圧巻の存在感を示す。舞台に立つのは約2年ぶりだというが、芸術に選ばれた存在が放つ強烈なオーラは、画面を通じてもこの上なく刺激的だ。役名のないこの役は、はたして我々人類の代表なのか、あるいは人知を超えた力を象徴するのか――。
なぜいま、あえてこの作品に向き合うのか、天才の心中が垣間見られる貴重なメイキング映像も見逃せない
「映像は生の舞台の感動に勝ることは不可能」という通説は本当か。
その答えをぜひご自分の目で確かめて欲しい。

チラシダウンロードはこちら

STORYストーリー

かつて、女神フォルトゥーナは悪魔ルシファーと恋に落ち、子を授かった。
子に与えられた名は、アドルフ。

悪魔の子は人類を侵食し、社会に紛れ込む。

アドルフと接触すると、この世のすべてがその美質を失う。
可憐に咲き誇る花々やさえずる鳥たち、世に光をもたらす太陽、女性の美を象徴するヴィーナス、純粋無垢な白鳥、敬虔な神父さえも。

アドルフは、人間社会に蔓延する悪の象徴として、またときには、人の堕落と果てなき欲求の化身として、世に闇を与え、醜行を蔓延させる。

立ち向かう人間の姿は、悪魔にも良心を芽生えさせるのか。

大ラスト――― 復活。
使命を全うすべくアドルフを殺め、この世に均衡をもたらすのは、我々人類か、あるいは人知を超えた力なのか。

STAFFスタッフ

  • ©Koutarou Washizaki

    演出・振付・台本/特別参加

    Bunkamuraオーチャードホール/
    K-BALLET COMPANY芸術監督

    熊川哲也

    北海道生まれ。10歳よりバレエを始める。1987年、英国ロイヤル・バレエ学校に入学。1989年、ローザンヌ国際バレエコンクールで日本人初のゴールド・メダルを受賞。ヨーロピアン・ヤング・ダンサーズ・オヴ・ザ・イヤー・コンクール(パリ)でも金賞を受賞。

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    同年、東洋人として初めて英国ロイヤル・バレエ団に入団し、同団史上最年少でソリストに昇格。1993年、プリンシパルに任命された。在団中にボリショイ・バレエ団の『ジゼル』をはじめ各国のバレエ団に客演。1996年から1998年にはセルフ・プロデュース公演「Made in LONDON」を開催している。
    1998年に英国ロイヤル・バレエ団を退団し、1999年、Kバレエ カンパニーを創立。これまでに、プティ振付『カルメン』、マクミラン振付『三人姉妹』、自身のプロダクション『ジゼル』『眠れる森の美女』『白鳥の湖』『コッペリア』『ドン・キホーテ』『くるみ割り人形』『海賊』『ロミオとジュリエット』『シンデレラ』『ラ・バヤデール』『カルメン』などを上演。2004年にはニューヨークのメトロポリタン歌劇場にてアシュトン振付『ラプソディ』を踊り高い評価を受ける。2006年、上海大劇院にて『ドン・キホーテ』を上演・主演。振付作品には、『ベートーヴェン 第九』『ウォルフガング』『パッシング・ヴォイス』『シンプル・シンフォニー』などがある。2017年には完全オリジナル作品『クレオパトラ』を、2019 年には『カルミナ・ブラーナ』『マダム・バタフライ』を世界初演し、成功をおさめる。
    2004年、『白鳥の湖』の演出/振付/出演に対し、第3回朝日舞台芸術賞を受賞。2005年、第55回芸術選奨 文部科学大臣賞(舞踊部門)を受賞。2006年、Kバレエ カンパニーとして『ドン・キホーテ』『くるみ割り人形』の舞台成果に対し、第5回朝日舞台芸術賞を受賞。2012年1月、Bunkamuraオーチャードホール芸術監督に就任。2015年、日本におけるバレエ教育や人材育成に大きな功績を残したと評価され、「第24回モンブラン国際文化賞」を受賞。2018年、『クレオパトラ』の振り付け・演出に至る長年の功績に対し、毎日芸術賞特別賞を受賞。2013年、紫綬褒章受章。

  • 作曲

    カール・オルフ

    1895年ドイツ・ミュンヘンに生まれた作曲家。キャリア初期には指揮者や教育者の活動に力をいれており、その後の作曲活動にも大きな影響をもたらしたが、作曲家として大きな名声を得るようになるのは比較的遅い時期であった。

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    1937年にフランクフルトで初演された世俗的カンタータ「カルミナ・ブラーナ」の大成功を機にその名を轟かせることとなった。混声合唱、児童合唱、ソプラノ、テノール、バリトンのソリスト、大編成オーケストラによって演奏される同曲は強烈なリズムと印象的な旋律で聴く者を捉えて離さない魅力を持つ。音楽教育家としても多くの成果を残しており、リトミックの一種であるユーリトミクスにも共感をよせたほか、子供のための音楽教育メソード「オルフ・シュールベルク」の提唱者としても広く知られる。1962年にはNHKの招聘により来日をしている。1982年ミュンヘンにて死去。

  • 舞台美術・衣裳デザイン

    ジャン=マルク・ピュイッソン

    フランス生まれ。ロンドンを拠点に国際的に活躍する劇場美術・衣裳デザイナー。パリ・オペラ座バレエ学校およびパリ国立高等コンセルヴァトワールで学び、バーミンガム・ロイヤル・バレエ団とシュツットガルト・バレエ団でプロのダンサーとして活躍。その後、ロンドンのモトリー・シアター・デザインでデザインを、ソルボンヌ大学で芸術史を学ぶ。

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    デザイナーとしてデビューしてからは瞬く間に多くの振付・演出家の信頼を得、ロイヤル・バレエ団『DGV:Danse a Grande Vitesse』『Aeternum』『Tryst』(ウィールドン振付)、『ジュエルズ』(バランシン振付)、バーミンガム・ロイヤル・バレエ団『四季』『テイク・ファイヴ』(ビントリー振付)、ドイツ・ライン劇場バレエ団『ジゼル』(ギールグッド版)、ロイヤル・オペラ・ハウス『アイーダ』(マクヴィカー演出)、サンタフェ・オペラ『蝶々夫人』(ブレイクリー演出)、パリ・シャトレ座『王様と私』など数々のオペラ、バレエ、演劇の美術・衣裳のデザインを手掛けている。
    2016年ブノワ賞ベスト美術家賞ノミネート、2008年の『ジュエルズ』、2013年の『Aeternum』はローレンス・オリヴィエ賞 最優秀新作ダンス部門を受賞。ロンドンのザ・ロイヤル・セントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマのゲスト講師、2018年よりニューヨーク大学バレエ・芸術センターのレジデント・フェロー。

CAST出演者

バレエ

  • 関野海斗アドルフ

    プロフィール

    関野海斗

    茨城県生まれ。6歳よりバレエを始める。
    2013年ジャパングランプリジュニアの部第2位、14年NBAバレエコンクール高校生の部第2位。14年ベルリン国立バレエ学校に留学、15年ベルリン国際バレエコンクール国立部門第1位。16年マルセイユ国立ジュニアカンパニーに入団、リガ国際バレエコンクールProfessional部門第2位、キエフ国際バレエコンクール第1位。17年シビウ州立バレエ団に移籍し、ソリストとして『くるみ割り人形』より王子/くるみ割り人形/ロシアの踊り、『ラ・バヤデール』よりブロンズアイドル、『パキータ』よりリュシアン、『海賊』よりアリ/ランケデム、『眠れる森の美女』より青い鳥などを踊る。18年クロアチア国際バレエコンクールProfessional部門第2位、バーリ国際バレエコンクールProfessional部門第1位。
    19年8月Kバレエカンパニーにソリストとして入団。
    主な出演作は、熊川版『白鳥の湖』のベンノ/ナポリ、『くるみ割り人形』のフリッツ/中国人形、熊川振付『マダム・バタフライ』など。初演キャストとしては、熊川振付『カルミナ・ブラーナ』のアドルフがある。
    Kバレエ スクール ティーチャーズ・トレーニングコース修了。同校にて教師を務める。

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  • 髙橋裕哉太陽

    プロフィール

    髙橋裕哉

    東京都生まれ。10歳よりバレエを始める。
    2008年YAGP日本予選ジュニア男子第3位、YAGPニューヨーク決戦TOP12。同年スイス国立チューリッヒ・ダンス・アカデミーに留学。10年全日本国際バレエコンクール 男子ジュニアの部 第3位。12年ドイツ国際バレエコンクール タンツオリンプ シニアの部 ゴールドメダル。同年MIGROSスカラーシップを授与。13年8月ハンガリー国立バレエ団に入団。16年イーグリング版『くるみ割り人形』で全幕主役デビュー。主なレパートリーは、イーグリング版『くるみ割り人形』の王子/くるみ割り人形、ブルノンヴィル版『ラ・シルフィード』のジェームズ、ジョヴァンニ版『ロミオとジュリエット』のロミオ、『眠れる森の美女』『白鳥の湖』の王子、バランシン振付『テーマとヴァリエーション』、フォーサイス振付『精密の不安定なスリル』など。
    18年9月Kバレエ カンパニーにプリンシパル・ソリストとして入団。主な出演作は、熊川版『白鳥の湖』のジークフリード、『シンデレラ』王子、『くるみ割り人形』のくるみ割り人形/王子、『海賊』のランケデム、熊川振付『マダム・バタフライ』のヤマドリ、『カルメン』のエスカミーリョなど。初演キャストとしては、熊川振付『カルミナ・ブラーナ』の太陽がある。

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  • 小林美奈ヴィーナス

    プロフィール

    小林美奈

    山梨県生まれ。5歳よりバレエを始める。 2008年ロシア国立ワガノワ・バレエ・アカデミーに入学。10年同校卒業公演ではマリインスキー劇場にて『パリの炎』を踊る。同年9月ロシア・サンクトペテルブルク・バレエシアターに入団。11年9月ポーランド・オペラノヴァ・ビドゴシュチバレエ団に移籍。
    14年8月Kバレエ カンパニーにアーティストとして入団。15年8月ソリスト、17年9月ファースト・ソリスト、18年9月プリンシパル・ソリストに昇格。
    主な出演作は、熊川版『ロミオとジュリエット』のジュリエット、『コッペリア』のスワニルダ、『白鳥の湖』のオデット/オディール、『ドン・キホーテ』のキトリ、『シンデレラ』のタイトルロール、『海賊』のグルナーラ、『くるみ割り人形』のマリー姫、『ジゼル』のミルタ、『眠れる森の美女』のリラの精、熊川振付の『クレオパトラ』のオクタヴィア、『カルメン』のフラスキータ、アシュトン振付『レ・パティヌール~スケートをする人々~』のブルーガール、『バレエ ピーターラビット™と仲間たち』のあひるのジマイマなど。
    初演キャストとしては、宮尾俊太郎振付『Piano Concerto Edvard』がある。
    Kバレエ スクール ティーチャーズ・トレーニングコース修了。同校にて教師を務める。

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  • 堀内將平ダビデ

    プロフィール

    堀内將平

    東京都生まれ。10歳よりバレエを始める。
    2008年ジョン・クランコ・バレエ スクールに留学。12年よりルーマニア国立バレエ団に在籍。15年『オーチャード・バレエ・ガラ ~JAPANESE DANCERS~』に出演。
    15年8月Kバレエ カンパニーにアーティストとして入団。16年9月ファースト・アーティスト、17年9月ソリスト、18年9月ファースト・ソリスト、18年9月ファースト・ソリスト、19年9月プリンシパル・ソリスト、20年10月プリンシパルに昇格。
    主な出演作は、熊川版『白鳥の湖』の王子、『ロミオとジュリエット』のロミオ、『ドン・キホーテ』のバジル、『くるみ割り人形』のくるみ割り人形/王子、『海賊』のコンラッド、熊川振付『カルメン』ドン・ホセ、『クレオパトラ』のアントニウス、『ベートーヴェン 第九』第3楽章主演、プティ振付『アルルの女』、アシュトン振付『ラプソディ』など。
    初演キャストとしては、熊川振付『マダム・バタフライ』のピンカートン、『カルミナ・ブラーナ』のダビデ、『死霊の恋』のロミュオーがある。
    Kバレエ スクール ティーチャーズ・トレーニングコース修了。同校にて教師を務める。

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  • 遅沢佑介サタン

    プロフィール

    遅沢佑介

    栃木県生まれ。6歳よりバレエを始める。1998年、ハンブルク・バレエ学校に留学。同年、こうべ全国洋舞コンクール ジュニアの部第1位、ヴァルナ国際バレエ・コンクール ジュニアの部第2位、2000年、同コンクール ジュニアの部第1位。同年、ドイツのライン・オペラ・バレエにプリンシパルとして入団。数々の作品で主演を務める。
    07年9月、Kバレエ カンパニーに入団。08年9月ファースト・ソリスト、10年9月プリンシパル・ソリスト、13年9月プリンシパルに昇格。主な出演作は、『シンデレラ』の王子/オレンジマン、『ドン・キホーテ』のバジル/エスパーダ、『ロミオとジュリエット』のロミオ/ティボルト、『ラ・バヤデール』のソロル、『海賊』のコンラッド/アリ/ランケデム、『くるみ割り人形』のくるみ割り人形/王子/雪の王、『白鳥の湖』のジークフリード/ロットバルト/パ・ド・トロワ、『ラ・バヤデール』のソロル、『ドン・キホーテ』のバジル、『眠れる森の美女』のフロリムント王子/宝石、『ジゼル』のアルブレヒト/ヒラリオン/パ・ド・シス、『カルメン』のドン・ホセ/エスカミーリョ、『コッペリア』のジプシー、熊川振付『ベートーヴェン 第九』第1楽章主演、『Simple Symphony』、『Fruits de la passion』、アシュトン振付『バレエ ピーターラビット™と仲間たち』のジェレミー・フィシャーどん、『真夏の夜の夢』のオベロン、バランシン振付『シンフォニー・イン・C』第4楽章主演、『パキータ』主演、服部有吉振付『戦慄』、スカーレット振付『Promenade Sentimentale』など。 08年、宇都宮エスペール賞受賞。10年1月、韓国での「エトワール・バレエ・ガラ」に出演。14年5月、ロシアでの「ヌレエフ記念ガラ」に出演。
    Kバレエスクールティーチャーズ・トレーニングコース修了。同校にて教師を務める。14年9月より、バレエ・マスターを務める。20年11月ゲスト・ステージング・レペティトールに就任。

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  • 成田紗弥白鳥

    プロフィール

    成田紗弥

    大阪府生まれ。2歳よりバレエを始める。
    2009年ドイツのマンハイム国立バレエ・アカデミーに留学。在学中、カールスルーエ州立バレエ団『白鳥の湖』『リーズの結婚』などの公演に多数出演。13年韓国のユニバーサル・バレエ団に入団。17年『くるみ割り人形』で全幕主演デビュー。主なレパートリーは、『くるみ割り人形』のクララ、『ドン・キホーテ』のキトリ/キューピッド/花売り娘、『白鳥の湖』のパ・ド・トロワなどを踊る。
    18年9月Kバレエ カンパニーにプリンシパル・ソリストとして入団。
    主な出演作は、熊川版『海賊』のメドーラ、『白鳥の湖』のオデット/オディール、『シンデレラ』のタイトルロール/トンボ、『くるみ割り人形』のマリー姫/アラビア人形/花のワルツのソリスト、『ドン・キホーテ』の森の女王/花売り娘、熊川振付『マダム・バタフライ』のタイトルロール、『カルメン』のミカエラ、『ベートーヴェン 第九』第2楽章、第3楽章主演など。初演キャストとしては、熊川振付『カルミナ・ブラーナ』の白鳥がある。

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  • 石橋奨也神父

    プロフィール

    石橋奨也

    青森県生まれ。13歳よりバレエを始める。 2010年~12年カナダ・ゴー・バレエアカデミーへ留学。
    13年5月Kバレエ カンパニーにアーティストとして入団。14年8月ファースト・アーティスト、15年8月ソリスト、18年9月ファースト・ソリスト、20年11月プリンシパル・ソリストに昇格。
    主な出演作は、熊川版『ロミオとジュリエット』のマキューシオ、『くるみ割り人形』のドロッセルマイヤー/雪の王、『海賊』のランケデム、『ジゼル』のヒラリオン、『ドン・キホーテ』のガマーシュ、『白鳥の湖』のロットバルト、熊川振付『クレオパトラ』のブルータス、『カルメン』のモラレス、『ベートーヴェン 第九』第1楽章主演、アシュトン振付『レ・パティヌール~スケートをする人々~』のホワイトカップル、『バレエ ピーターラビット™と仲間たち』ジェレミー・フィッシャーどん、プティ振付『アルルの女』など。初演キャストとしては熊川振付『マダム・バタフライ』のゴロー、『死霊の恋』のセラピオンがある。
    Kバレエ スクール ティーチャーズ・トレーニングコース修了。同校にて教師を務める。

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  • ©Shunki Ogawa

    K-BALLET COMPANY

    プロフィール

    K-BALLET COMPANY

    1999年、英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパルとして世界の頂点を極めたバレエダンサー熊川哲也が、自ら芸術監督を務めるKバレエ カンパニーを設立。設立当初より古典全幕作品を中心としたレパートリーに意欲的に挑み、熊川自身が古典に対して抱いてきた敬意と理想を形にしたプロダクションを「熊川版」として次々と発表。
    『白鳥の湖』や『くるみ割り人形』といった古典バレエの名作をはじめ、オペラ原作の『カルメン』、台本・音楽から全ての構成を手掛けた完全オリジナル作品『クレオパトラ』を全幕バレエとして初演。そのレパートリーは全幕だけでも12作品を数えるほか、アシュトン、バランシン、プティなど世界的振付家の作品などレパートリーは多岐にわたる。2005年には、専属オーケストラとしてシアター オーケストラ トーキョーを設立。カンパニーの成長と発展は、国内外での評価にも顕著に結び付き、クラシック・バレエ界として初の朝日舞台芸術賞受賞や、海外では、2004年NYのメトロポリタン歌劇場で開催された「アシュトン記念公演」に招聘されている。また、2015年1月からは「ローザンヌ国際バレエ・コンクール」に日本のバレエ団で初めてオフィシャルパートナーカンパニーとして提携。本物のバレエ教育の振興のために2003年に創立したKバレエ スクールも現在全国に6校を展開し、国内外で活躍するプロのダンサーを生み出している。2019年に設立20周年という節目を迎え、熊川が築き上げてきた確たる基盤のもと、世界的文化価値を継承するプロフェッショナルカンパニーとして、進化し続けている。2018年、Bunkamuraオーチャードホールとフランチャイズ契約を締結。

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指揮

  • ©Ayumu Gombi

    井田勝大

    プロフィール

    井田勝大

    鳥取県生まれ。東京学芸大学音楽科卒業、同大学院修了。2003年から来日オペラ団体の公演に制作助手として携わり、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、バイエルン国立歌劇場、東京のオペラの森などで小澤征爾、ズービン・メータのアシスタントを務める。2004年、江戸開府400年記念東京文化会館事業「あさくさ天使」に副指揮者として参加。2007年、東京バレエ団『ドナウの娘』日本初演にあたり指揮者アシスタントとして楽譜の修正を含め大きな役割を果たす。
    2007年11月、Kバレエ カンパニー『白鳥の湖』公演においてデビュー以降、Kバレエの多くの公演を指揮する。2009年4月、CD「熊川哲也のくるみ割り人形」をリリース。オーケストラでは東京フィルハーモニー交響楽団や東京交響楽団、日本センチュリー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、広島交響楽団、九州交響楽団、他と共演。「東京シティ・フィルのドラゴンクエスト 交響組曲『ドラゴンクエスト』」シリーズでは、全シリーズでお話と指揮を務め、好評を博している。バレエ団ではKバレエカンパニーをはじめ、東京バレエ団、新国立劇場バレエ団、東京シティ・バレエ団、牧阿佐美バレエ団、谷桃子バレエ団等を指揮するほか、ミハイロフスキー劇場バレエ(旧レニングラード国立バレエ)『パリの炎』『眠れる森の美女』、ウィーン国立バレエ団『海賊』、ロシア国立モスクワ・クラシックバレエ団『くるみ割り人形』等、海外バレエ団の来日公演を指揮する。また、2018年4月よりNHK「バレエの饗宴」の指揮を務め、好評を博している。2019~2020ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』日本キャスト版ではSeason1~3の音楽監督と指揮を務める。音楽制作では、Kバレエユース『トム・ソーヤの冒険』、Kバレエカンパニー『カルメン』『クレオパトラ』において選曲、編曲を担当している。
    その他、アマチュアを含め多数のオーケストラや合唱団を指導。トランペットを田宮堅二、田中昭、山城宏樹に、指揮法を山本訓久、高階正光に師事。
    現在、シアター オーケストラ トーキョー指揮者。エリザベト音楽大学講師、桐朋学園大学特任講師、洗足学園音楽大学非常勤講師。
    2019年9月、シアター オーケストラ トーキョー音楽監督、Kバレエカンパニー音楽監督に就任。

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ソリスト歌手

  • 今井実希(ソプラノ)

    プロフィール

    今井実希

    国立音楽大学卒業、同大学院修了。修了時、学内選抜によるVocal concert・ソロコンサート~秋~・卒業演奏会・新人演奏会に出演。11年イタリア・グロッセート夏期国際声楽講習会に参加しディプロマを取得。二期会オペラ研修所マスタークラス修了。修了時に優秀賞を受賞。第14回東京音楽コンクール声楽部門第3位。第34回ソレイユ音楽コンクール入選。その他コンクール多数入選。多摩フレッシュ音楽コンサート2016「声楽部門」に出演。オペラでは国立音楽大学オペラ『ドン・ジョヴァンニ』ツェルリーナ、14年真昼のオペラ『オルフェオとエウリディーチェ』(ハイライト)エウリディーチェ、15年『スペインの時』コンセプシオン、劇団Kamite『蝶々夫人』ケイトで出演。近年では18年二期会ニューウェーブオペラ『アルチーナ 』(鈴木秀美指揮、フローリス・ビッサー演出)にモルガーナで出演し二期会オペラデビューを果たすほか、19年1月新宿文化センター マーラー交響曲第8番(A.バッティストーニ指揮)に出演し高い評価を得ている。BS-TBS「日本名曲アルバム」に《Chor stella》メンバーとして出演中。二期会会員

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  • 藤木大地(カウンターテナー)

    プロフィール

    藤木大地

    2017年4月、オペラの殿堂・ウィーン国立歌劇場に鮮烈にデビュー。アリベルト・ライマンがウィーン国立歌劇場のために作曲し、10年に世界初演された『メデア』ヘロルド役での殿堂デビューは、東洋人のカウンターテナーとして初めての快挙で、現地メディアから絶賛されるとともに、音楽の都・ウィーンの聴衆から熱狂的に迎えられただけでなく、日本国内でも大きなニュースとなる。12年、第31回国際ハンス・ガボア・ベルヴェデーレ声楽コンクールにてハンス・ガボア賞を受賞。同年、日本音楽コンクール声楽部門にてカウンターテナーで初の第1位を受賞。13年には、ボローニャ歌劇場にてグルック『クレーリ アの勝利』マンニオ役でヨーロッパデビュー。国内では、主要オーケストラとの公演や各地でのリサイタルがいずれも絶賛を博している。17年、ファーストアルバム「死んだ男の残したものは」(キングインターナショナル)をリリース。18年には、村上春樹氏原作の映画「ハナレイ・ベイ」の主題歌を担当、同時にマーティン・カッツ氏共演による待望のメジャー・デビュー・アルバム「愛のよろこびは」(ワーナーミュージック・ジャパン)を発表。20年2月、自身が東京文化会館からオファーを受け企画原案・主演を務めた新作歌劇『400歳のカストラート』が上演以前より多方面から注目を集め、大成功を収めた。同年10月には、新国立劇場2020/2021シーズン開幕公演ブリテン『夏の夜の夢』に妖精の王オーベロン役、続けてバッハ・コレギウム・ジャパン オペラシリーズ ヘンデル『リナルド』でもタイトルロールを務め、その圧倒的な存在感と唯一無二の美声で聴衆を魅了し、オペラ歌手としての人気を不動のものにする。
    バロックからコンテンポラリーまで幅広いレパートリーで活動を展開する、日本で最も注目される国際的なアーティストのひとりである。洗足学園音楽大学客員教授。

    Official Website https://www.daichifujiki.com/

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  • 与那城 敬(バリトン)

    プロフィール

    与那城 敬

    桐朋学園大学卒業。同大学研究科修了。文化庁派遣芸術家在外研修員としてミラノに留学。奏楽堂日本歌曲コンクール第1位、マリオ・デル・モナコ国際声楽コンクール第3位入賞。2006年『コジ・ファン・トゥッテ』グリエルモで東京二期会に鮮烈なデビューを飾る。以降、08年東京二期会『エフゲニー・オネーギン』タイトルロール、13年日生劇場『リア』オルバニー公、14年新国立劇場『道化師』シルヴィオ、同『鹿鳴館』影山伯爵、15年びわ湖ホール『竹取物語』帝、神奈川県民ホール『金閣寺』鶴川、16年東京二期会『フィガロの結婚』伯爵、北とぴあ国際音楽祭『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロール等で好演。17年には東京二期会『蝶々夫人』シャープレスの他、香港シティ・ホールにて『ラ・ボエーム』マルチェッロで喝采を浴びた。18年には日生劇場『コジ・ファン・トゥッテ』ドン・アルフォンソを演じ、19年には東京二期会『金閣寺』に溝口で主演し高い評価を得た他、グランドオペラ共同制作『カルメン』にエスカミーリョでの出演。20年には東京二期会『メリーウィドー』でダニロを演じて本格的にオペレッタに挑戦し、新たな魅力を開花させた。コンサートにおいても主要オーケストラと数多く共演しており、「第九」やメンデルスゾーン「エリア」、マーラー「大地の歌」、宗教曲のソリストとして活躍。「NHKニューイヤーオペラコンサート」や「東急ジルベスターコンサート」等にも出演。CDは《First Impression》等をリリース。
    確かな音楽性と華ある舞台姿を併せ持ち、オペラ界のトップスターとして各方面から注目を集めている。
    二期会会員。

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合唱

  • 新国立劇場合唱団

    プロフィール

    新国立劇場合唱団

    新国立劇場は、オペラ、バレエ、ダンス、演劇という現代舞台芸術のためのわが国唯一の国立劇場として1997年10月に開場。98年4月から、新国立劇場合唱団も年間を通じて行われる数多くのオペラ公演の核を担う合唱団として活動を開始。新国立劇場で上演される多彩なオペラ公演の出演に加え、劇場外からの出演依頼の声に応え外部公演にも出演している。個々のメンバーは高水準の歌唱力と演技力を有し、合唱団としての優れたアンサンブル能力と豊かな声量は高い評価を得ている。国内主要のオーケストラの他、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、クリーヴランド管弦楽団など国外オーケストラとの共演も果たしている。第31回ミュージック・ペンクラブ音楽賞クラシック:室内楽・合唱部門を受賞。

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  • NHK東京児童合唱団

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    NHK東京児童合唱団

    NHK東京児童合唱団は、1952年3月「少年小女に豊かな心を」という願いから、NHKの教育番組と子ども番組の充実を目的として創立され、NHKの放送出演はもとより、海外の合唱団との交流や国内外の主要なオーケストラとの共演を重ね、1972年の創立20周年記念演奏会以来、毎年定期演奏会を開催、邦人作曲家への合唱作品の委嘱など、多くの作品を国内外に紹介している。
    そして、「ゾルターン・コダーイ生誕100周年記念国際合唱コンクール」青少年部門第1位・総合部門グランプリなど、国内外の多数のコンクールに入賞。ゾルターン・コダーイ生誕100年記念国際合唱コンクール青少年部門第1位・総合部門グランプリをはじめ、多数のコンクールで入賞した。
    また、これまでに国内外への演奏旅行を数多く行っている。2008年の欧州演奏旅行では、小中学生の団員が欧州5カ国を巡り、各地の演奏会、文化交流を成功に導く。また、2009年当団ユースシンガーズ(中高生)のイタリア演奏旅行では、ローマ法王に謁見および献歌を行い、バチカン放送により全世界に演奏が配信された。
    2009年には、NHK交響楽団とともに「天皇・皇后両陛下ご成婚50周年記念コンサート」に出演。そして、N響とは、2010年以来、数多く定期公演で共演続け、N響創立90周年記念特別演奏会(2016年)に出演。指揮者・パーヴォ・ヤルブィの指揮の下で、マーラー/交響曲第3番、第8番を演奏するなど、国内外のオーケストラとの共演を深化させている。
    また、2012年に来日公演したウィーン国立歌劇場のオペラで共演するなど、国内外のオペラ合唱演奏にも数多く出演している。
    そして、この年(2012年度)に合唱団は、創立60周年を迎え、年に二度に亘って記念演奏会を行うなど、多くの音楽関係者に合唱団の合唱力の高さを示した。
    2018年8月には、10年ぶりに、海外演奏旅行(北欧・バルト諸国13日間)に赴き、フィンランド、エストニア、ラトビア各地において演奏会を開催。フィンランドの演奏は地元放送局から世界へ配信され、また、地元の少女合唱団エレルヘイン少女合唱団、リガ大聖堂少女合唱団TIARAとの合同演奏会を行い、歌声が世界へと広がっている。
    現在、合唱団は、ジュニアクラス(小学2年生~小学4年生)と、シニアクラス(小学5年生~中学2年生)また、ユースシンガーズ(中学3年~大学生)及びユースメンズクワイア(中学3年~大学生)で構成され、それぞれの年齢に相応しい表現とレパートリーで、演奏に取り組んでいる。

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管弦楽

  • ©Jin Kimoto

    シアター オーケストラ トーキョー

    プロフィール

    シアター オーケストラ トーキョー

    2005年バレエを中心とした“劇場”を主な活動の場として編成されたオーケストラ。同年11~12月、熊川哲也Kバレエカンパニー『くるみ割り人形』公演での演奏が高く評価され、2006年よりKバレエカンパニーのすべての公演の演奏を務める。2007年1月、日本でのバレエ音楽指揮者の第一人者として活躍し、バレエ音楽に最も造詣の深い福田一雄が音楽監督に就任。2008年12月、熊川哲也プロデュースによる、バレエ音楽に焦点をあてたコンサート『舞曲~第1楽章~』に出演。2010年9月、東京室内歌劇場 オペラ『火の鳥』[ヤマト編](作曲:青島広志)、同年12月、新国立劇場 地域招聘公演 新潟シティバレエ『角兵衛獅子』、2011年より日本バレエ協会「全国合同バレエの夕べ」2012年8月、牧阿佐美バレエ団「À bientôt」(作曲:三枝成彰)、2013年5月パリ・オペラ座バレエ団「天井桟敷の人々」日本公演、2017年ロシア国立モスクワ・クラシックバレエ団「くるみ割り人形」、2018年5月ウィーン国立バレエ団「海賊」日本公演など、国内外のバレエ公演演奏を務める。
    2008年からは、作曲家 青島広志氏と「世界まるごとクラシック」シリーズを開始、2013年7月には新シリーズ「バレエ音楽ってステキ!!~青島広志の夏休みバレエ音楽コンサート~」をオーチャードホールで開催し多くの話題を呼んでいる。
    録音も積極的に行い、2009年4月、CD『熊川哲也のくるみ割り人形』(キングレコード)をリリース。また、『浅田舞&真央スケーティング・ミュージック2009-10』(EMI)が発売されている。
    そのほか、2008年「倉本裕基ピアノコンサート」、中京テレビ「地球オーケストラ」、NHK「名曲探偵アマデウス」、JAM Project「シンフォニックコンサート2011」、中丸三千繪「ひと夜にふたつのモノオペラ」、2012年より六本木男声合唱団倶楽部「レクイエム」(作曲:三枝成彰)、2014年2月テレビ朝日主催「なんでもクラシック」、2015年3月日本モーツァルト協会 創立60周年記念「モーツァルト交響曲全45曲演奏会」、2016年1月オペラ「Jr.バタフライ」(作曲:三枝成彰)に出演。劇場音楽への深い理解と意欲的な取り組みは常に注目を集め、バレエ公演に限らず多岐に渡り活躍の場を広げている。

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