K-BALLET COMPANY / 東京フィルハーモニー交響楽団 熊川版 新作『カルミナ・ブラーナ』世界初演

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Bunkamura×クラシカ・ジャパン スペシャルコラボレーション決定!

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Bunkamura 東京都渋谷区道玄坂2-24-1

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熊川哲也がオリジナルの物語を大曲に授ける新作バレエ、今秋誕生!

1989年9月、Bunkamuraオーチャードホールは、門外不出のバイロイト祝祭歌劇場初来日公演の杮落しでオープンし、2019年に30周年を迎えます。劇場のさらなる発展を願い、9月に30周年記念特別企画として、オーチャードホール芸術監督である熊川哲也が構成・演出・振付を手掛ける新作を発表します。曲は圧倒的な力強さと激しく変化する原始的なリズムの強烈なインパクトで知らぬ者はいないオルフ作曲『カルミナ・ブラーナ』。近年、『カルメン』『クレオパトラ』など新作全幕バレエを圧倒的な演出で発表し続けている熊川が、この世紀の大曲に捧げる新たな物語は、壮大な人類への示唆に富む完全オリジナルの構想に基づきます。

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出演はBunkamuraが擁する2つのフランチャイズカンパニー。昨年新たにフランチャイズ契約を締結したKバレエ カンパニーと、開業以来フランチャイズ・オーケストラとして公演を行う東京フィルハーモニー交響楽団が初の本格共演を果たします。指揮は、世界が注目するイタリアの新星アンドレア・バッティストーニ。ダンサー、歌手ソリスト、合唱、オーケストラ、総勢200名を超えるアーティストが、熊川哲也の元オーチャードホールに集結し、これまでにない『カルミナ・ブラーナ』の世界を具現化します。この曲は、“楽器群と魔術的な場面を伴って歌われる、独唱と合唱の為の世俗的歌曲”という副題が示す通り、本来は舞踊を伴う舞台作品としての上演が前提ですが、大規模な編成が要求されるため、現在多くは略式である演奏会形式で上演されます。本公演は、オルフの原案を実現する機会ともいえるでしょう。奇跡の共演でお贈りする世界初演にご期待ください。

フランチャイズ・システムとは

火花の散るような音楽と舞踊のコラボレーション――

林田直樹(音楽評論家)

一瞬、耳を疑った。
そんなことが実現可能なのだろうか?
熊川哲也とアンドレア・バッティストーニが、コラボレーションするとは――。
バレエ界における熊川と、音楽界におけるバッティストーニは、強大なリーダーシップによって周囲を巻き込んでいく求心力を持っているという意味で、不思議なほどよく似ている。どちらも、ある意味、剛腕の芸術家なのだ。
この二人のカリスマが、一緒になってひとつのものを作り上げるとは、何とスリリングなことだろう!

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しかも、演目は「カルミナ・ブラーナ」。
作曲者のカール・オルフは、1937年にフランクフルトでこの曲を初演して大成功を収めているが、当時のドイツは、ナチスが政権を持ち、ヒトラーが独裁する不吉な時代であった。ユダヤ人は迫害され、ヨーロッパを戦争の暗雲が覆いつくそうとしていた。
今回の熊川によるプロダクションは、そうした時代背景を意識した、大胆な構想によるものだ。本来この作品の主題となっているのは、ストラヴィンスキー「春の祭典」を継承するような、古来からの人類共通の、春の訪れを喜ぶ精神と、善も悪も超えた原始的な生命のエネルギーであり、やがて訪れるであろう破滅と死を受け入れんとする、厳粛な世界観である。そこに熊川は、悪魔の誕生という視点を導入した。

これまで熊川がバレエ作品の創造において常におこなってきたこと、それは舞踊家としての独自の鋭い耳によって音楽の深層から聴き取ったものを、視覚化しドラマ化することであった。
冒頭と最後に出てくるあの有名な大合唱の爆発は、「運命の車輪」という抽象的な観念としてではなく、より直接的に「悪魔」を示す音楽として、捉えなおされることになる。
人間というちっぽけな存在を翻弄する、まがまがしい圧倒的な力、という意味では、その解釈は決して的外れなものではない。むしろそのものずばり本質を突いているとも言えるだろう。

そもそも、オルフは「カルミナ・ブラーナ」を、演奏会用としてではなく、「器楽の伴奏を伴った舞台上演用の世俗カンタータ」として、ダンサーの登場や歌手たちの演技も、前提として考えていた。そういった意味では、バレエ化はむしろ必然である。
問題はむしろ声楽にある。従来のバレエ指揮者は、舞踊に寄り添い支える伴奏としてのオーケストラの扱いには長けていたが、今回はそうはいかない。全編で活躍する歌手たちの力量を十分に発揮させるためには、オペラ指揮者としての技量も必要になってくる。
その点、バッティストーニほど適任の指揮者もいないだろう。若くして、イタリア・オペラを中心に世界各地の一流歌劇場で経験を積んできただけでなく、シンフォニックなレパートリーにおいても強靭で個性的な演奏を展開してきたのだから。
オーケストラ・ピットにいても、舞台上のダンサーたちを挑発するくらいに、オーラを放射し、ダイナミックでグルーブ感あふれる音楽を導き出してくるに違いない。

今回、バレエ・ファンは否応なしに演奏にも注目し、音楽ファンはバレエの面白さにも開眼することになるだろう。火花の散るような音楽と舞踊のコラボレーションが、待ち遠しくてならない。

STAFFスタッフ

  • ©Toru Hiraiwa

    構成・演出・振付

    オーチャードホール芸術監督

    熊川哲也

    北海道生まれ。10歳よりバレエを始める。1987年、英国ロイヤル・バレエ学校に入学。1989年、ローザンヌ国際バレエ・コンクールで日本人初のゴールド・メダルを受賞。ヨーロピアン・ヤング・ダンサーズ・オヴ・ザ・イヤー・コンクール(パリ)でも金賞を受賞。

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    同年、東洋人として初めて英国ロイヤル・バレエ団に入団し、同団史上最年少でソリストに昇格。1993年、プリンシパルに任命された。在団中にボリショイ・バレエ団の『ジゼル』をはじめ各国のバレエ団に客演。1996年から1998年にはセルフ・プロデュース公演「Made in LONDON」を開催している。
    1998年に英国ロイヤル・バレエ団を退団し、1999年、Kバレエ カンパニーを創立。これまでに、プティ振付『カルメン』、マクミラン振付『三人姉妹』、自身のプロダクション『ジゼル』『眠れる森の美女』『白鳥の湖』『コッペリア』『ドン・キホーテ』『くるみ割り人形』『海賊』『ロミオとジュリエット』『シンデレラ』『ラ・バヤデール』『カルメン』などを上演。2004年にはニューヨークのメトロポリタン歌劇場にてアシュトン振付『ラプソディ』を踊り高い評価を受ける。2006年、上海大劇院にて『ドン・キホーテ』を上演・主演。振付作品には、『ベートーヴェン 第九』『ウォルフガング』『パッシング・ヴォイス』『シンプル・シンフォニー』などがある。2017年には完全オリジナル作品『クレオパトラ』世界初演の成功をおさめる。
    2004年、『白鳥の湖』の演出/振付/出演に対し、第3回朝日舞台芸術賞を受賞。2005年、第55回芸術選奨 文部科学大臣賞(舞踊部門)を受賞。2006年、Kバレエ カンパニーとして『ドン・キホーテ』『くるみ割り人形』の舞台成果に対し、第5回朝日舞台芸術賞を受賞。2012年1月、Bunkamuraオーチャードホール芸術監督に就任。2015年、日本におけるバレエ教育や人材育成に大きな功績を残したと評価され、「第24回モンブラン国際文化賞」を受賞。2018年、『クレオパトラ』の振り付け・演出に至る長年の功績に対し、毎日芸術賞特別賞を受賞。2013年、紫綬褒章受章。

  • Photo:INTERFOTO / Alamy Stock Photo

    作曲

    カール・オルフ

    1895年ドイツ・ミュンヘンに生まれた作曲家。キャリア初期には指揮者や教育者の活動に力をいれており、その後の作曲活動にも大きな影響をもたらしたが、作曲家として大きな名声を得るようになるのは比較的遅い時期であった。

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    1937年にフランクフルトで初演された世俗的カンタータ「カルミナ・ブラーナ」の大成功を機にその名を轟かせることとなった。混声合唱、児童合唱、ソプラノ、テノール、バリトンのソリスト、大編成オーケストラによって演奏される同曲は強烈なリズムと印象的な旋律で聴く者を捉えて離さない魅力を持つ。音楽教育家としても多くの成果を残しており、リトミックの一種であるユーリトミクスにも共感をよせたほか、子供のための音楽教育メソード「オルフ・シュールベルク」の提唱者としても広く知られる。1962年にはNHKの招聘により来日をしている。1982年ミュンヘンにて死去。

  • ©Antonio Olmos

    衣裳・美術デザイン

    ジャン=マルク・ピュイッソン

    フランス生まれ。ロンドンを拠点に国際的に活躍する劇場美術・衣裳デザイナー。パリ・オペラ座バレエ学校およびパリ国立高等コンセルヴァトワールで学び、バーミンガム・ロイヤル・バレエ団とシュツットガルト・バレエ団でプロのダンサーとして活躍。その後、ロンドンのモトリー・シアター・デザインでデザインを、ソルボンヌ大学で芸術史を学ぶ。

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    デザイナーとしてデビューしてからは瞬く間に多くの振付・演出家の信頼を得、ロイヤル・バレエ団『DGV:Danse a Grande Vitesse』『Aeternum』『Tryst』(ウィールドン振付)、『ジュエルズ』(バランシン振付)、バーミンガム・ロイヤル・バレエ団『四季』『テイク・ファイヴ』(ビントリー振付)、ドイツ・ライン劇場バレエ団『ジゼル』(ギールグッド版)、ロイヤル・オペラ・ハウス『アイーダ』(マクヴィカー演出)、サンタフェ・オペラ『蝶々夫人』(ブレイクリー演出)、パリ・シャトレ座『王様と私』など数々のオペラ、バレエ、演劇の美術・衣裳のデザインを手掛けている。
    2016年ブノワ賞ベスト美術家賞ノミネート、2008年の『ジュエルズ』、2013年の『Aeternum』はローレンス・オリヴィエ賞 最優秀新作ダンス部門を受賞。ロンドンのザ・ロイヤル・セントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマのゲスト講師、2018年よりニューヨーク大学バレエ・芸術センターのレジデント・フェロー。

CAST出演者

  • ©上野隆文

    指揮

    アンドレア・バッティストーニ

    東京フィルハーモニー交響楽団 首席指揮者
    1987年ヴェローナ生まれ。アンドレア・バッティストーニは、国際的に頭角を現している同世代の最も重要な指揮者の一人と評されている。2013年ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ歌劇場の首席客演指揮者、2016年10月東京フィル首席指揮者に就任。

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    『ナブッコ』『リゴレット』(二期会)、グランドオペラ共同制作『アイーダ』のほか、ローマ三部作、『展覧会の絵』『春の祭典』等数多くの管弦楽プログラムで東京フィルを指揮。東京フィルとのコンサート形式オペラ『トゥーランドット』(2015年)、『イリス(あやめ)』(2016年)、『メフィストーフェレ』(2018年)で批評家、聴衆の双方から音楽界を牽引するスターとしての評価を確立。同コンビで日本コロムビア株式会社より9枚のCDをリリース。スカラ座、ヴェニス・フェニーチェ劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、スウェーデン王立歌劇場、アレーナ・ディ・ヴェローナ、バイエルン国立歌劇場、マリインスキー劇場等、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管、イスラエル・フィル等世界の主要歌劇場・オーケストラと共演を重ねている。2017年には初の著書『マエストロ・バッティストーニの ぼくたちのクラシック音楽』を音楽之友社より刊行。2013年ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ歌劇場の首席客演指揮者、2016年10月東京フィル首席指揮者に就任。

アドルフ:関野海斗
女神フォルトゥーナ:中村祥子
太陽:高橋裕哉(4日)/宮尾俊太郎(5日)
ヴィーナス:矢内千夏
ダビデ:堀内將平
サタン:遅沢佑介
白鳥:成田紗弥
神父:伊坂文月(4日)/石橋奨也(5日)
ほかKバレエ カンパニー

プリンシパル・ダンサー

  • 中村祥子

    プロフィール

    中村祥子

    佐賀県生まれ。6歳よりバレエを始める。1996年、ローザンヌ国際バレエ・コンクールでスカラーシップ賞/テレビ視聴者賞を受賞。同年より98年までシュツットガルト・ジョン・クランコ・バレエスクールに留学し、98年、シュツットガルト・バレエ団に入団。2000年、ウィーン国立歌劇場バレエ団に入団。同年、ルクセンブルク国際バレエ・コンクールで第1位を受賞。2001年に準ソリスト、2002年ソリストに昇格。2003年、ヌレエフ版『白鳥の湖』で主役デビュー。2006年にはライト版『眠れる森の美女』でオーロラ姫を踊っている。2006年8月、ベルリン国立バレエ団に移籍。2007年、プリンシパルに昇格。2013年11月、ハンガリー国立バレエ団にプリンシパルとして移籍。2015年秋より日本に拠点を移して活動を開始。Kバレエ カンパニー プリンシパル。
    主なレパートリーはマラーホフ振付『眠れる森の美女』のオーロラ姫、『シンデレラ』のタイトルロール、『バヤデール』のニキヤ/ガムザッティー、バランシン振付『テーマとヴァリエーション』『セレナーデ』『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』『アポロ』『バレエ・インペリアル』『コンチェルト・バロッコ』『アレグロ・ブリランテ』、アシュトン振付『シルヴィア』、シャウフス振付『シルフィード』、ロビンス振付『牧神の午後』、ベジャール振付『これが死か』、フォーサイス振付『精密の不安定なスリル』『スリンガーランド・パ・ド・ドゥ』『ヘルマン・シュメルマン』、キリアン振付『Petit Mort』、プレルジョカージュ振付『白雪姫』、デュアト振付『ARCANGELO』、ツァネラ振付『Alles Walzer』『Beethoven OP.73』、『スパルタクス』、『ジゼル』のミルタ、『レ・シルフィード』、クランコ振付『オネーギン』のタチヤーナ、マクミラン振付『マノン』など。
    Kバレエ カンパニーではこれまでに、熊川版『カルメン』のタイトルロール、『ロミオとジュリエット』のジュリエット、『白鳥の湖』のオデット/オディール、『海賊』のメドーラ/グルナーラ、『ドン・キホーテ』のキトリ/メルセデス、『くるみ割り人形』のマリー姫、『シンデレラ』のタイトルロール、『ラ・バヤデール』のニキヤ、『眠れる森の美女』のオーロラ姫、『ジゼル』のタイトルロール、熊川振付『シンプル・シンフォニー』のプリンシパル、アシュトン振付『レ・パティヌール』のホワイトカップル、バランシン振付『放蕩息子』のサイレーン、『シンフォニー・イン・C』第1楽章主演、プティ振付『若者と死』の運命の女、『カルメン』のタイトルロール、服部有吉振付『戦慄』を踊っている。初演キャストとしては『クレオパトラ』のタイトルロールがある。
    16年、第66回 芸術選奨 文部科学大臣賞(舞踊部門)、第47回 舞踊批評家協会賞受賞。
    18年第39回 橘秋子賞 優秀賞受賞。

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  • 矢内千夏

    プロフィール

    矢内千夏

    群馬県生まれ。5歳からバレエを始める。
    2012年第12回オールジャパンバレエユニオンコンクール ジュニアⅠの部 第1位、第69回全国舞踊コンクール ジュニアの部 第1位。
    14年9月Kバレエ スクールに入学。
    15年Kバレエ スクールパフォーマンスで『パキータ』主演。
    15年8月Kバレエ カンパニーにアーティストとして入団。
    16年5月ソリスト、17年9月ファースト・ソリスト、18年9月プリンシパル・ソリスト、同年12月プリンシパルに昇格。
    主な出演作は、熊川版『ロミオとジュリエット』のジュリエット、『ドン・キホーテ』のキトリ/森の女王/花売り娘、『白鳥の湖』のオデット/オディール、『ラ・バヤデール』のニキヤ、『くるみ割り人形』のマリー姫/雪の女王、『海賊』のメド―ラ/パ・ド・トロワ、『ジゼル』のミルタ、『コッペリア』の祈り、『シンデレラ』のキャンドル、『眠れる森の美女』の勇気の精、『カルメン』、アシュトン振付『ラプソディ』主演、『レ・パティヌール~スケートをする人々~』のブルーガール、『バレエ ピーターラビット™と仲間たち』のピグウィグなど。
    初演キャストとしては、熊川振付『クレオパトラ』のオクタヴィア、渡辺レイ振付『FLOW ROUTE』がある。

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  • 遅沢佑介

    プロフィール

    遅沢佑介

    栃木県生まれ。6歳よりバレエを始める。1998年、ハンブルク・バレエ学校に留学。同年、こうべ全国洋舞コンクール ジュニアの部第1位、ヴァルナ国際バレエ・コンクール ジュニアの部第2位、2000年、同コンクール ジュニアの部第1位。同年、ドイツのライン・オペラ・バレエにプリンシパルとして入団。数々の作品で主演を務める。
    2007年9月、Kバレエ カンパニーに入団。2008年9月ファースト・ソリスト、2010年9月プリンシパル・ソリスト、2013年9月プリンシパルに昇格。主な出演作は、『シンデレラ』の王子/オレンジマン、『ドン・キホーテ』のバジル/エスパーダ、『ロミオとジュリエット』のロミオ/ティボルト、『ラ・バヤデール』のソロル、『海賊』のコンラッド/アリ/ランケデム、『くるみ割り人形』のくるみ割り人形/王子/雪の王、『白鳥の湖』のジークフリード/ロットバルト/パ・ド・トロワ、『ラ・バヤデール』のソロル、『ドン・キホーテ』のバジル、『眠れる森の美女』のフロリムント王子/宝石、『ジゼル』のアルブレヒト/ヒラリオン/パ・ド・シス、『カルメン』のドン・ホセ/エスカミーリョ、『コッペリア』のジプシー、熊川振付『ベートーヴェン 第九』第1楽章主演、『Simple Symphony』、『Fruits de la passion』、アシュトン振付『バレエ ピーターラビット™と仲間たち』のジェレミー・フィシャーどん、『真夏の夜の夢』のオベロン、バランシン振付『シンフォニー・イン・C』第4楽章主演、『パキータ』主演、服部有吉振付『戦慄』、スカーレット振付『Promenade Sentimentale』など。 2008年、宇都宮エスペール賞受賞。2010年1月、韓国での「エトワール・バレエ・ガラ」に出演。2014年5月、ロシアでの「ヌレエフ記念ガラ」に出演。
    Kバレエスクールティーチャーズ・トレーニングコース修了。同校にて教師を務める。2014年9月より、バレエ・マスターを務める。

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  • 宮尾俊太郎

    プロフィール

    宮尾俊太郎

    北海道生まれ。14歳よりバレエを始める。2001年フランス カンヌ・ロゼラハイタワーに留学。在学中にカンヌ・ジュ・ヌ・バレエのツアーに参加。
    2004年10月、Kバレエ カンパニーに入団。2007年9月ソリスト、2009年9月ファースト・ソリスト、2012年10月プリンシパル・ソリスト、2015年12月プリンシパルに昇格。主な出演作は、『シンデレラ』の王子、『ロミオとジュリエット』のロミオ/パリス、『ラ・バヤデール』のソロル、『海賊』のコンラッド/ランケデム、『カルメン』のドン・ホセ、『くるみ割り人形』のくるみ割り人形/王子/ねずみの王様、『ドン・キホーテ』のバジル/エスパーダ、『白鳥の湖』のジークフリード、『ジゼル』のアルブレヒト/パ・ド・シス、『眠れる森の美女』のフロリムント王子、熊川振付『ベートーヴェン 第九』第3楽章主演、『ウォルフガング』のサリエリ、『シンプル・シンフォーニー』、アシュトン振付『二羽の鳩』のジプシーの恋人、『レ・パティヌール』のホワイトカップル、『バレエ ピーターラビットと仲間たち』のきつねの紳士、『真夏の夜の夢』のデミトリアス、バランシン振付『シンフォニー・イン・C』第1楽章主演、服部有吉振付『戦慄』、スカーレット振付『Promenade Sentimentale』など。
    Kバレエ スクール ティーチャーズ・トレーニングコース修了。
    TVドラマや映画、ミュージカル出演など、バレエダンサーの枠にとらわれず、様々なメディアで活動の場を広げている。「2014-15 東急ジルベスターコンサート」にてボレロを踊る。
    2014年3月、自らが座長を務めるBallet Gentsを発足。

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ソリスト歌手

  • 今井実希(ソプラノ)

    プロフィール

    今井実希

    国立音楽大学卒業、同大学院修了。修了時、学内選抜によるVocal concert・ソロコンサート~秋~・卒業演奏会・新人演奏会に出演。11年イタリア・グロッセート夏期国際声楽講習会に参加しディプロマを取得。二期会オペラ研修所マスタークラス修了。修了時に優秀賞を受賞。第14回東京音楽コンクール声楽部門第3位。第34回ソレイユ音楽コンクール入選。その他コンクール多数入選。多摩フレッシュ音楽コンサート2016「声楽部門」に出演。オペラでは国立音楽大学オペラ『ドン・ジョヴァンニ』ツェルリーナ、14年真昼のオペラ『オルフェオとエウリディーチェ』(ハイライト)エウリディーチェ、15年『スペインの時』コンセプシオン、劇団Kamite『蝶々夫人』ケイトで出演。近年では18年二期会ニューウェーブオペラ『アルチーナ 』(鈴木秀美指揮、フローリス・ビッサー演出)にモルガーナで出演し二期会オペラデビューを果たすほか、19年1月新宿文化センター マーラー交響曲第8番(A.バッティストーニ指揮)に出演し高い評価を得ている。BS-TBS「日本名曲アルバム」に《Chor stella》メンバーとして出演中。二期会会員

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  • 藤木大地(カウンターテナー)

    プロフィール

    藤木大地

    2017年4月、オペラの殿堂・ウィーン国立歌劇場に鮮烈にデビュー。
    アリベルト・ライマンがウィーン国立歌劇場のために作曲し、2010年に世界初演された『メデア』ヘロルド役での殿堂デビューは、日本人、そして東洋人のカウンターテナーとしても史上初の快挙で、現地メディアから絶賛されるとともに、音楽の都・ウィーンの聴衆から熱狂的に迎えられただけでなく、日本国内でも大きなニュースとなる。
    2011年、ローマ国際宗教音楽コンクール ファイナリスト。2012年、第31回国際ハンス・ガボア・ベルヴェデーレ声楽コンクールにてオーストリア代表として2年連続で選出され、世界大会でファイナリストとなり、ハンス・ガボア賞を受賞。同年、日本音楽コンクール第1位。
    2013年5月、ボローニャ歌劇場にてグルック『クレーリアの勝利』マンニオ役でヨーロッパデビュー。続いて6月にも同劇場にバッティステッリ『イタリア式離婚狂想曲』カルメロ役で出演。国際的に高い評価を得る。
    国内では、NHKニューイヤーオペラコンサートへの5年連続出演をはじめ、主要オーケストラとの公演や各地でのリサイタルがいずれも絶賛を博している。
    2018年10月には、村上春樹氏原作の映画「ハナレイ・ベイ」の主題歌を担当、同時にマーティン・カッツ氏共演による待望のメジャー・デビュー・アルバム「愛のよろこびは」(ワーナーミュージック・ジャパン)がリリース。
    2019年8月には、サントリーホール サマーフェスティバルで大野和士指揮のもと日本初演されるジョージ・ベンジャミン『リトゥン・オン・スキン』に出演予定。2020年4月には新国立劇場の新制作オペラ、ヘンデル『ジュリオ・チェーザレ』にトロメーオ役で出演することが発表された。バロックからコンテンポラリーまで幅広いレパートリーで活動を展開する、日本で最も注目される国際的なアーティストのひとりである。

    Official Website https://www.daichifujiki.com/

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  • 与那城敬(バリトン)

    プロフィール

    与那城敬

    桐朋学園大学卒業。同大学研究科、新国立劇場オペラ研修所修了。文化庁派遣芸術家在外研修員としてミラノにて研鑚を積む。2006年『コジ・ファン・トゥッテ』(宮本亜門演出)グリエルモで東京二期会デビュー。その後も08年東京二期会『エフゲニー・オネーギン』タイトルロール、10年新国立劇場『愛の妙薬』ベルコーレ、12年日生劇場『メデア』イヤソン、14年新国立劇場『道化師』シルヴィオ、『鹿鳴館』影山伯爵など数々の舞台に出演。近年では15年びわ湖ホール『竹取物語』帝、神奈川県民ホール『金閣寺』鶴川、16年東京二期会『フィガロの結婚』伯爵、北とぴあ国際音楽祭『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロール、17年東京二期会『蝶々夫人』シャープレスで出演。確かな音楽性と華ある舞台姿とともに時代を担うトップスターとして各方面から注目を集めている。2019年東京二期会『金閣寺』に溝口に続き、グランドオペラ共同制作『カルメン』エスカミリオで神奈川県民ホール・愛知県芸術劇場・札幌文化芸術劇場へ出演予定。CD《First Impression》(オクタヴィア・レコード)をリリース。二期会会員

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  • ©Shunki Ogawa

    バレエ

    K-BALLET COMPANY

    プロフィール

    K-BALLET COMPANY

    1999年、英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパルとして世界の頂点を極めたバレエダンサー熊川哲也が、自ら芸術監督を務めるKバレエ カンパニーを設立。設立当初より古典全幕作品を中心としたレパートリーに意欲的に挑み、熊川自身が古典に対して抱いてきた敬意と理想を形にしたプロダクションを「熊川版」として次々と発表。
    『白鳥の湖』や『くるみ割り人形』といった古典バレエの名作をはじめ、オペラ原作の『カルメン』、台本・音楽から全ての構成を手掛けた完全オリジナル作品『クレオパトラ』を全幕バレエとして初演。そのレパートリーは全幕だけでも12作品を数えるほか、アシュトン、バランシン、プティなど世界的振付家の作品などレパートリーは多岐にわたる。2005年には、専属オーケストラとしてシアター オーケストラ トーキョーを設立。カンパニーの成長と発展は、国内外での評価にも顕著に結び付き、クラシック・バレエ界として初の朝日舞台芸術賞受賞や、海外では、2004年NYのメトロポリタン歌劇場で開催された「アシュトン記念公演」に招聘されている。また、2015年1月からは「ローザンヌ国際バレエ・コンクール」に日本のバレエ団で初めてオフィシャルパートナーカンパニーとして提携。本物のバレエ教育の振興のために2003年に創立したKバレエ スクールも現在全国に6校を展開し、国内外で活躍するプロのダンサーを生み出している。2019年に設立20周年という節目を迎え、熊川が築き上げてきた確たる基盤のもと、世界的文化価値を継承するプロフェッショナルカンパニーとして、進化し続けている。2018年、Bunkamuraオーチャードホールとフランチャイズ契約を締結。

  • ©上野隆文

    管弦楽

    東京フィルハーモニー交響楽団

    プロフィール

    東京フィルハーモニー交響楽団

    1911年創立。日本で最も長い歴史をもつオーケストラ。メンバー約130名、シンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能を併せもつ。名誉音楽監督チョン・ミョンフン、首席指揮者アンドレア・バッティストーニ、特別客演指揮者にミハイル・プレトニョフを擁する。
    Bunkamuraオーチャードホール、東京オペラシティコンサートホール、サントリーホールでの定期演奏会や「平日の午後のコンサート」「休日の午後のコンサート」等の自主公演、新国立劇場等でのオペラ・バレエ演奏、『名曲アルバム』『NHKニューイヤーオペラコンサート』『題名のない音楽会』『東急ジルベスターコンサート』などの放送演奏、各地学校等での訪問コンサート等により、全国の音楽ファンに親しまれる存在として、高水準の演奏活動とさまざまな教育的活動を展開している。海外公演も積極的に行い、国内外から高い評価と注目を得ている。
    1989年からBunkamuraオーチャードホールとフランチャイズ契約を結んでいる。東京都文京区、千葉県千葉市、長野県軽井沢町、新潟県長岡市と事業提携を結び、各地域との教育的、創造的な文化交流を行っている。

合唱

  • 新国立劇場合唱団

    プロフィール

    新国立劇場合唱団

    新国立劇場は、オペラ、バレエ、ダンス、演劇という現代舞台芸術のためのわが国唯一の国立劇場として1997年10月に開場。98年4月から、新国立劇場合唱団も年間を通じて行われる数多くのオペラ公演の核を担う合唱団として活動を開始。新国立劇場で上演される多彩なオペラ公演の出演に加え、劇場外からの出演依頼の声に応え外部公演にも出演している。個々のメンバーは高水準の歌唱力と演技力を有し、合唱団としての優れたアンサンブル能力と豊かな声量は高い評価を得ている。国内主要のオーケストラの他、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、クリーヴランド管弦楽団など国外オーケストラとの共演も果たしている。第31回ミュージック・ペンクラブ音楽賞クラシック:室内楽・合唱部門を受賞。

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  • NHK東京児童合唱団

    プロフィール

    NHK東京児童合唱団

    NHK東京児童合唱団は、1952年3月「少年小女に豊かな心を」という願いから、NHKの教育番組と子ども番組の充実を目的として創立され、NHKの放送出演はもとより、海外の合唱団との交流や国内外の主要なオーケストラとの共演を重ね、1972年の創立20周年記念演奏会以来、毎年定期演奏会を開催、邦人作曲家への合唱作品の委嘱など、多くの作品を国内外に紹介している。
    そして、「ゾルターン・コダーイ生誕100周年記念国際合唱コンクール」青少年部門第1位・総合部門グランプリなど、国内外の多数のコンクールに入賞。ゾルターン・コダーイ生誕100年記念国際合唱コンクール青少年部門第1位・総合部門グランプリをはじめ、多数のコンクールで入賞した。
    また、これまでに国内外への演奏旅行を数多く行っている。2008年の欧州演奏旅行では、小中学生の団員が欧州5カ国を巡り、各地の演奏会、文化交流を成功に導く。また、2009年当団ユースシンガーズ(中高生)のイタリア演奏旅行では、ローマ法王に謁見および献歌を行い、バチカン放送により全世界に演奏が配信された。
    2009年には、NHK交響楽団とともに「天皇・皇后両陛下ご成婚50周年記念コンサート」に出演。そして、N響とは、2010年以来、数多く定期公演で共演続け、N響創立90周年記念特別演奏会(2016年)に出演。指揮者・パーヴォ・ヤルブィの指揮の下で、マーラー/交響曲第3番、第8番を演奏するなど、国内外のオーケストラとの共演を深化させている。
    また、2012年に来日公演したウィーン国立歌劇場のオペラで共演するなど、国内外のオペラ合唱演奏にも数多く出演している。
    そして、この年(2012年度)に合唱団は、創立60周年を迎え、年に二度に亘って記念演奏会を行うなど、多くの音楽関係者に合唱団の合唱力の高さを示した。
    2018年8月には、10年ぶりに、海外演奏旅行(北欧・バルト諸国13日間)に赴き、フィンランド、エストニア、ラトビア各地において演奏会を開催。フィンランドの演奏は地元放送局から世界へ配信され、また、地元の少女合唱団エレルヘイン少女合唱団、リガ大聖堂少女合唱団TIARAとの合同演奏会を行い、歌声が世界へと広がっている。
    現在、合唱団は、ジュニアクラス(小学2年生~小学4年生)と、シニアクラス(小学5年生~中学2年生)また、ユースシンガーズ(中学3年~大学生)及びユースメンズクワイア(中学3年~大学生)で構成され、それぞれの年齢に相応しい表現とレパートリーで、演奏に取り組んでいる。

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