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ダイワハウス presents フェニーチェ歌劇場 日本公演2013

シーズン開幕公演が、早くも日本へ! ヴェルディ作曲 歌劇「オテロ」 フランチェスコ・ミケーリ演出 2013年4 月17日(水)・19日(金) 18:30 Bunkamuraオーチャードホール

特別コンサート(演奏会形式) ヴェルディ作曲 「リゴレット」第3幕、「椿姫」第2幕 2013年4月18日(木) 19:00 東京文化会館(上野)

フェニーチェ歌劇場とは

ヴェネツィアで開花したオペラ

17世紀直前、フィレンツェの貴族のサロンで誕生したオペラは、まもなくイタリア各地で作曲されるようになった。特に、東方貿易で富を蓄えた貴族や市民たちが力を持ち、イタリアきっての強力な共和国として独自の文化を誇っていたヴェネツィアでは、貴族が私的な劇場を市民に開放した。世界最初のオペラ劇場、サン・カッシアーノ劇場がそれだ。一般市民もチケットを買ってオペラを楽しむことが出来るようになった。サン・マルコ大聖堂の楽長モンテヴェルディ(1567-1643)は、「ウリッセの帰還」「ポッペーアの戴冠」(1642年)など劇的な表現をもつオペラを次々に発表した。貴族たちは次々に新しい劇場建設に力を注ぎ、桟敷席の予約金とチケット販売によって興行師が運営していた。豪華な舞台装置や機械仕掛けも評判をよび、ヴェネツィアでは17世紀末まで少なくとも17の劇場で388本ものオペラが上演されたといいう。

不死鳥・フェニーチェ歌劇場の誕生と二度の火災

© Michele Crosera

ヴェネツィアで最も大きく最も重要なオペラ劇場を作ろうと建てられたのがフェニーチェ歌劇場だ。1792年5 月16日にパイジェッロ「アグリジェントの競技会」を上演してオープンした。1836年12月、最初の火災で焼失したが、翌年12月26日には美しい内装をほどこした劇場が再開。自らを焼いて灰の中からよみがえるという伝説の鳥「フェニーチェ(不死鳥)」が、劇場正面玄関に飾られた。
1996年1月、フェニーチェ歌劇場は2度目の火災に見舞われ、世界で最も美しい内装と賛えられた歴史的建造物を焼き尽くす大惨事となった。ヴェネツィア市は直ちに近くの島に仮設テント劇場を建てて上演活動を再開。再建工事に約8 年を費やし、2003年12月14日に杮落しコンサートで甦った。当日は、美しく着飾った紳士淑女はもちろん、会場周辺の警備にあたった警察官や劇場案内係らも19世紀の衣装に身を包み、さながらフェニーチェ歌劇場が誕生したころの時代絵巻。サン・マルコ広場には巨大スクリーンが設置されコンサートの模様が映し出された。

「椿姫」「リゴレット」…名作オペラを次々に初演

© Michele Crosera

長い歴史の中でフェニーチェ歌劇場は積極的に新しいオペラを次々に上演。オペラ史に残る多くの名作がこの劇場から誕生した。初演作品は、ヴェルディの「エルナーニ」(1844年)、「アッティラ」(1846年)、「リゴレット」(1851年)、「椿姫」(1853年)、「シモン・ボッカネグラ」(1857年)の5作品をはじめ、ロッシーニ「タンクレディ」(1813年)、「セミラーミデ」(1823年)、ベッリーニ「カプレーティ家とモンテッキ家」(1830年)、「ベアトリーチェ・ディ・テンダ」(1833年)、ドニゼッティ「ベリザーリオ」(1836年)、レオンカヴァッロの「ラ・ボエーム」(1897年)などイタリア・オペラの数々。ストラヴィンスキー「放蕩者のなりゆき」 (1951年)、ブリテン「ねじの回転」(1954年)など現代作品も積極的に初演。また、ヴェルディ「海賊」、スポンティーニ「フェルナンド・コルテス」、チマローザ「秘密の結婚」、ヴェルディ「スティッフェリオ」のような、それまで顧みられなかったイタリア・オペラの復活上演も手掛けている。
フェニーチェ歌劇場の舞台に立った歌手は、マリア・カラス、レナータ・テバルディ、マリオ・デル・モナコ、ジュゼッペ・ディ・ステファーノ、ルチャーノ・パヴァロッティ、エディタ・グルベローヴァら多数。

<再建までの歩み>

© Michele Crosera

  • 1996年1月29日
    夜、突然の火災で歌劇場が全焼。
    翌日の臨時市議会で、歌劇場が建っていた場所に元々の状態でできるだけ早く再建をすることが全会一致で決議された。ここから「Com'era, dov'era-元ある所に、元のように」という再建計画のモットーが生まれる。
  • 1996年2月6日
    暫定措置令により再建をすぐ始めるための予算が計上され、歌劇場再建のための代表委員の組織が定められた。イタリア政府はヴェネツィア県知事を任命。
  • 2000年10月4日
    県知事に代わり、パオロ・コスタ・ヴェネツィア市長が再建の代表委員に任命された。
  • 2001年10月5日
    競争入札の結果、再建委員会は最終的にサカイム社に工事を発注することを決定。
  • 2002年3月11日
    それまでの暫定的工事と掘削作業の基礎工事が終了。再建の期限を630日以内、2003年11月30日までと区切り、工事が始まった。5つに区分された作業エリア-「アポロの間」「客席」「舞台」「北翼」「南翼」-で工事は同時並行的に進められることになった。
  • 2003年12月14日
    フェニーチェ歌劇場が再オープン。この日から1週間に渡り記念コンサートが開かれた。初日はリッカルド・ムーティが指揮、ウィーン・フィルやエルトン・ジョンらも出演した。
  • 2004年11月12日
    舞台機構の整備、内装の仕上げが完了し、再建プロジェクトが完了する。ヴェルディ「椿姫」で、オペラハウスとして本格的に活動を開始。