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アジアの奇跡、再び。"踊る精霊"ヤン・リーピンのすべてがここにある原点にして代表作「孔雀の舞」の決定版! ヤン・リーピン「孔雀」芸術監督・構成・主演 ヤン・リーピン

2014年5月23日(金)~6月1日(日)

Bunkamuraオーチャードホール

ストーリー

春。豊かな森に命が満ちる。種は芽を出し、ツタは伸び、花がほころぶ。そんな中、美しいメス孔雀サドゥが生まれる。

夏。森の命は一層、輝きを増す。花は色彩を強め、生命が解き放たれる。サドゥは、美しいオス孔雀ガヤと出会い、恋に落ちる。ふたりは互いの羽根で戯れ、愛を深めていく。そんな時、孔雀達を見た鴉のルーバンがその美しさに驚き、彼らの羽根を自分も手に入れたいと考えるようになる。特にサドゥに惹かれ、彼女が愛するガヤに強い嫉妬を覚える。ルーバンは仲間の力を借り、力づくでサドゥを鳥かごに閉じ込めてしまう。

秋。森の木々が枯れ葉を散らす。彼女を助けようとするガヤに「お前の羽根と交換にサドゥを自由にする」と迫る。ガヤは、ひときわ大きく美しい羽根をルーバンに渡し、羽根と共に命も失う。

冬。サドゥは自由を得るが、ガヤのいない世界は彼女にとって悲しみしかない。また、あれだけ欲した美しいを手に入れたはずのルーバンは、結局は救われず、虚しさにもがき苦しむ。森はいつしか静寂の時期を迎えていたが、悲しみに包まれるサドゥに救いが訪れ・・・。