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作品コラム④《空気の人》
2024.06.21 UP
《空気の人》
鈴木康広 《空気の人》 2007年、2009年
「空気の港−テクノロジー×空気で感じる新しい世界」 羽田空港 第2ターミナルにて
空に浮かぶのは大きな風船?
人のかたちをしていますね。
《空気の人》という名前の作品です。
おなかから空気を吸い込み続けている、大きな《空気の人》。
一体、どうやって膨らませているのでしょう。
この写真だと浮いているようにも見えますね。
実はその体いっぱいにみなぎる空気は、
そこに居合わせた人々が呼吸する空気でもあるのです。
さっき自分の体を巡った空気がやがて《空気の人》の体の中に入り、また出ていって…と常に循環し続けている作品。
たくさんの人が集まることで一つの作品を形成していくプロセスに
その場にいるみんなで立ち会う感覚。
それはなかなか普段の生活の中では体験できない事かもしれません。
《空気の人》には
大きかったり小さかったりと様々な大きさがあります。
空に浮かんでいたり、芝生に寝転んでいたりと、ポーズもいろいろ。
二子玉川の会場ではどのようなポーズの《空気の人》に出会えるのか、予想してみてください。
そしてぜひ本物の作品に会いにきてくださいね。