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2023.06.29 UP
コメント
【コメント到着】田中泯氏(ダンサー)
ダンサーの田中泯氏から本展へのコメントが到着しました！
平間至 《高知県梼原》 2010年 ©Itaru Hirama
当たり前だが言葉じゃないぜ。
「僕はオドリだ！」といつの日か言えるように成りたい、と思い始めていた。
技術や美の基準に見合うような「見せる」オドリより、見えない物事や環境からの刺激を受けとめ支えられオドリをみつけてゆく一瞬の連続、場所に生きる活きる。僕は踊る個人ではなく、名もないオドリそのものだ、と言えるように。
20年程昔のことだ、その頃平間至さんに会えたのだった。以来数え切れないオドリの場に平間さんはカメラを持って混ざってくれた。
場オドリの内側に、平間さんは居てシャッターを押す。決して外から眺めてはいないのだ、きっとオドリに共振しているのだ。音細胞の代謝に生きているかの様な平間さんの写すカラダは時に僕のカラダに音とオドリを届ける。平間さんの写真に現われるあの人はいつも音を贈られているかのようだった。
アリガトコレカラモヤロウ！ 泯
田中泯（ダンサー）
このたび、直筆の原稿をお寄せいただきました！
★「平間至展」章解説SONGS#4「場踊り」