2021.04.12 UP
東京展で初お目見え!色鮮やかな装飾が必見「ハイトエムハトの棺」
ハイトエムハトの棺
後期王朝時代 (前722-332頃)
image © Rijksmuseum van Oudheden (Leiden, the Netherlands)
巡回展の中でも東京展(Bunkamura ザ・ミュージアム)で初めてお披露目となる「ハイトエムハトの棺」は、棺を覆う色鮮やかな図像が印象的な女性の木棺です。新たな命を象徴する襟飾りの花柄、棺に入るミイラの目線で足元に描かれた山犬のアヌビス神など注目のポイントばかり。しかし一番の見どころは背面に描かれたヒエログリフ(古代エジプト象形文字)です。鳥やライオン、人物の顔などが色彩を多用し、表情豊かに描かれています。会場内の他のヒエログリフと見比べると、その違いは一目瞭然です。時を経て残る色鮮やかな装飾を展示室にてぜひ、ご覧ください。