2021.03.05 UP
ポストカード人気作品ランキング、トップ5!
堂々の第1位に選ばれたのは…
《サン=ジェルマン=デ=プレのジュリエット・グレコ》
本展のポスタービジュアルにも使用されている作品が、堂々の第1位!
ドアノーが当時、この地区で有名だった犬・ビデを撮影中に、偶然出会った女性を写した一枚。その女性は、後にシャンソン界でデビューし大スターとなるジュリエット・グレコでした。ドアノーはその後、デビュー後のグレコの姿も撮影しており、そちらの作品も会場でご覧いただけます。
《サン=ジェルマン=デ=プレのジュリエット・グレコ》1947年
惜しくも1位を逃した、第2位は…
《雨の中のチェロ》
ドアノーの親友であり、チェロ奏者をはじめマルチに活躍したモーリス・バケ。そんな彼を撮影した一枚が、第2位にランクイン! ドアノーとバケの共同作業による作品は、どれも実験的でユーモア溢れるものばかり。一連の作品は、『チェロと暗室のためのバラード』という一冊の本にもなっています。
《雨の中のチェロ》1957年
そして、栄えある第3位は…
《パリ祭のラストワルツ》
ドアノーの代表作に数えられる作品。パリ祭で賑わう街の写真を撮り続けたドアノーが、その日一枚だけ残っていた最後のフィルムに収めた作品です。暗闇の中、祭の最後まで踊り続けるカップルをとらえた奇跡的な一枚です。
《パリ祭のラストワルツ》1949年7月14日
続いて、第4位!
《カフェ・ドゥ・マゴのシモーヌ・ド・ボーヴォワール》
哲学者、作家、フェミニズムの旗手としても知られるボーヴォワール。本作の撮影地、カフェ・ドゥ・マゴには彼女のお気に入りの席があり、いつもそこに座って執筆活動に取り組んでいました。
《カフェ・ドゥ・マゴのシモーヌ・ド・ボーヴォワール》1944年
締めくくりの第5位!
《オペラ座のキス》
『ライフ』誌の企画で、恋人たちのキスシーンを撮影したドアノー。人々が行き交うパリの街なかで、オペラ座を背景にキスを交わすカップルの姿は、なんともロマンチックです。
《オペラ座のキス》1950年
みなさんのお気に入りの作品はありましたか?ぜひ会場でお気に入りの一枚を見つけてくださいね♪
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