MAP地図
パリを歩き、パリで撮影をし続けたドアノー。出展作品がパリのどこで撮影されたのか、地図で詳しくご紹介します。
- 作品をクリックすると撮影場所の地図が開きます。
- カメラのマークをクリックすると場所の情報が表示され、Googleマップに移動するとストリートビューで現在の様子を見ることができます。
ドアノーの足跡をたどる、しばしのパリ散歩気分をお楽しみください。
1.カネット通り
戦後復興期のパリ祭の夜に撮影された作品。
2.ラ・ヴィレット
ピエレット・ドリオンたちの住まいにほど近く、当時はパリのはずれ。
3.サン=マルタン運河
セーヌ以外で水辺の風景を提供してくれる場所。普段着のパリに出会える。
4.サン=ジェルマン=
デ=プレ教会歌手としてデビューする前のジュリエット・グレコと愛犬を偶然にとらえた作品。
4.カフェ・ドゥ・マゴ
ボーヴォワールら文学者・哲学者が執筆活動にいそしんだ老舗のカフェ。
5.ラ・ローズ・ルージュ
1947年創業。当時最も有名なキャバレー兼劇場。ムルージらシャンソン歌手たちが活躍。
6.レクリューズ
「世界最小のミュージック・ホール」と呼ばれたキャバレーで、バルバラはその看板スターとなった。
7.ル・ラパン・アジル
18世紀に開店した歴史あるキャバレー。文化人たちが集ったことで有名。
8.ル・カフェ・キュリユー
現在のポンピドゥーセンター近くにあったカフェ。カウンターにいるのは歌手で女優のシャンタル・ゴヤ。
9.ラ・ブール・ルージュ
バスティーユ広場付近にあったキャバレー。ドアノーは取材のためにこの場所を訪れ、偶然客のアニタに出会った。
10.グラシエール駅
メトロの駅にいたホームレスに曲を奏でるブラッサンス。レコードの売り上げも好調で、売れっ子だった頃の写真。
11.ポン・ド・クリメ
パリ北部にある跳ね橋。ドアノーはプレヴェールとの散策のため、頻繁に付近を訪れた。
12.ケンタッキー・クラブ
パンテオンの近くにあった老舗のビストロ。1948年にジャズ・クラブに改装された。
13.ポルト・ド・ヴァンヴ
パリの南東の入り口、ヴァンヴ門近くの壁に描かれた蝶の絵で遊ぶモーリス・バケ。
14.フロン・ド・セーヌ地区
1970年代に都市計画が進められたセーヌ川沿いの開発地区。
15.劇場 「ル・ポワン・ヴィルギュル」付近
1975年に若手俳優たちが集って作られた劇場。 尼僧に扮したこのロック・バンドはドアノーお気に入りだった。
16.ベルシーの倉庫街
貨物駅の周辺にワインの倉庫街が発達した地区。これは雑誌の注文による歌手ルノーとの撮影風景。
17.モントルイユ
かつてジプシーと呼ばれた人々が多く暮らすパリ郊外の地区。
18.アルクイユ
ドアノーが住んだモンルージュに隣接する地区。エリック・サティの家があった。
19.ヴィルジュイフ
「ユダヤ人集落」を意味する郊外の地区。隣接するジャンティイで生まれたドアノーは、初期の多くの写真で郊外をテーマに撮影している。
作品すべて:ゼラチン・シルバー・プリント ©Atelier Robert Doisneau/Contact