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MUSEO POLDI PEZZOLI

Bunkamura25周年記念 ミラノ ポルディ・ペッツォーリ美術館 華麗なる貴族コレクション

2014/4/4(金)-5/25(日)

Bunkamuraザ・ミュージアム

ポルディ・ペッツォーリ美術館とは

 スカラ座やドゥオーモにすぐ近いミラノの中心地にあり、ヨーロッパで最も優雅な邸宅美術館と言われているポルディ・ペッツォーリ美術館は1881年に開館しました。

 ミラノ有数の貴族ジャン・ジャコモ・ポルディ・ペッツォーリは1822年7月27日にミラノに生まれ、祖父からパルマのポルディ家の、祖母からはベルガモの貴族ペッツォーリ家の莫大な遺産を相続し、先祖代々の素晴らしい財産を受け継ぎました。17世紀に建てられたミラノの邸宅は、当時からミラノで最も美しい館としてガイドブックにかかれるほどで、さらにミラノ有数の貴族トリヴルツィオ家との婚姻関係により、ポルディ・ペッツォーリ家のコレクションは充実したものとなりました。

 24歳で遺産を相続したジャン・ジャコモはこの恵まれた環境の中で育まれた審美眼によって自らも蒐集を始め、武具から、宝石やタペストリーまでコレクションを拡大していきました。さらに1850年代からは絵画の蒐集も始め、ミラノを州都とするロンバルディアをはじめ、フィレンツェやシエナを中心とするトスカーナの作品など、ルネサンスから近代まで300点以上の絵画コレクションを誇るまでとなりました。

 なかでも美術館の代名詞といわれるピエロ・デル・ポッライウォーロの《貴婦人の肖像》は、澄んだ青空を背景に凛とした横顔、みずみずしい生命感をたたえた写実性豊かな人物描写で、ルネサンス期の肖像画の特性をあますところなく表現した傑作です。

 1879年4月6日、ジャン・ジャコモ・ポルディ・ペッツォーリはおそらく心臓発作が原因で彼の書斎で亡くなりました。彼の遺言には「全ての美術コレクションは永久公開されるものとする」とあり、彼の死の2年後、1881年4月25日に美術館として公開されることとなりました。第二次世界大戦下、爆撃による被害を受けながらも美術館は常に彼の嗜好を踏まえながら再建され、複数の個人・団体からの寄贈でそのコレクションは発展し続けています。ポルディ・ペッツォーリ家の美意識の系譜は、今なおミラノの人々によって受け継がれているのです。