[前期]2012年12月22日~2013年1月21日
[後期]2013年1月22日~2013年2月24日
白隠慧鶴 《半身達磨》 萬壽寺蔵(大分県)
江戸時代中期の禅僧であり、大量の書画を遺した白隠慧鶴(はくいんえかく)(1685〜1768)。500年に一人の英傑(えいけつ)として讃えられ、現在の臨済宗の僧侶たちの系譜をさかのぼれば、すべて白隠に行き着くほどの重要な存在です。
白隠は80余年の生涯を民衆教化に捧げ、その手段として大量のユニークな書画を遺しましたが、それらは各地の寺院や個人コレクションを中心に散在しており、一般観客の目に触れる機会はこれまで稀でした。本展では40数カ所の所蔵者から大作を中心に約100点を厳選し、質、量ともに史上最高の白隠展となるでしょう。
白隠が描いた画題は、釈迦や達磨、菩薩などの仏教的なものに留まらず、七福神やお福など庶民信仰にもとづくもの、また猿や鼠を擬人化したものなど、きわめて多岐にわたっています。時にはユーモアを込めて、またキャラクターに託して修行者や一般民衆へ向けて描かれた書画は、宗教という範疇や200余年という時空を飛び越えて、「真に伝えたいメッセージ」として21世紀を生きる私たちに届きます。
多くは絵と言葉を対にした画賛形式で構成される白隠禅画を、白隠研究の第一人者である花園大学国際禅学研究所の芳澤勝弘教授の卓越した読み解きで、またこれまでほとんど語られてこなかった白隠の美術史上の意義を、明治学院大学の山下裕二教授の解説でわかりやすくお伝えします。
2012年12月22日(土)-2013年2月24日(日)*1月1日(火・祝)のみ休館
★2013年1月22日(火)より、一部作品の展示替えがあります。
10:00-19:00(入館は18:30まで)
毎週金・土曜日21:00まで(入館は20:30まで)
Bunkamuraザ・ミュージアム
Bunkamura
広瀬麻美(浅野研究所)
臨済宗妙心寺派、花園大学国際禅学研究所、臨済会
日本ロレックス株式会社
三菱レイヨン株式会社
芳澤勝弘(花園大学国際禅学研究所教授)、山下裕二(明治学院大学教授)
03-5777-8600(ハローダイヤル)
入館料[消費税込] | 一 般 | 大学・高校生 | 中学・小学生 |
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当 日 | 1,400円 | 1,000円 | 700円 |
前売・団体 | 1,200円 | 800円 | 500円 |
◎団体は20名様以上。電話でのご予約をお願いいたします。
(申込み先:Bunkamura Tel. 03-3477-9413)
◎学生券をお求めの場合は、学生証のご提示をお願いいたします。(小学生は除く)
◎障害者手帳のご提示で割引料金あり。詳細は窓口でお尋ねください。
前売券 2012年10月20日(土)-12月21日(金)
当日券 2012年12月22日(土)-2013年2月24日(日)
Bunkamuraチケットセンター、ローソンチケット(Lコード:39605)、チケットぴあ(Pコード:765-405)、セブン-イレブン(セブンコード:019-627)、ファミリーマート、e+(イープラス)、JTB、ちけっとぽーと、東急旅行センターテコプラザ 他 主要プレイガイド
【販売期間】 10月20日(土)-12月21日(金)
【セット内容】 一般券1枚+音声ガイド引換券
【販売金額】 1,600円(税込)
【販売場所】 Bunkamuraザ・ミュージアム、ローソンチケット(Lコード:39605)ほかで販売