HISTORY

パリ

文学賞創設

フランスは2,000程の文学賞が存在するといわれる文学大国。
その中でも歴史的にも認知度のある文学賞の一つが「Prix des Deux Magots ドゥマゴ賞」です。

1933年、ドゥマゴの名を大きく広める一つの転機、全く新しい「革新的な」文学賞が誕生します。
フランスの権威ある「ゴンクール賞」が、アンドレ・マルローの『人間の条件』に与えられたその日。店の常連客だった作家、画家、文化人たち13人が自分たちの手で、真に独創的な作家を発掘しようと1人100フランずつを出しあって受賞者を選ぶ、どんな派閥にも権威にもよりかからない文学賞「ドゥマゴ賞」を創立しました。(オーナーは翌日の新聞を見て、初めて自分のカフェの名を冠した文学賞の事を知ったのです!)


第1回ドゥマゴ文学賞選考委員会の面々】


第1回の受賞作は、レーモン・クノーの処女作『はまむぎ』。当時は、暗く悲惨なこの作品の受賞に疑問を投げかける人も多かったといいます。
しかし、のちにクノーは大成功、選考委員たちの先見性をうかがい知ることができます。

※代表作:ルイ・マルによって映画化された『地下鉄のザジ』や『文体練習』。

カフェの名を冠した文学賞が創設されたことにより、ドゥマゴは文学カフェとしての位置を不動のものにすることとなりました。
以来、現在に至るまで新しい才能を持つ独創的な作家を選びだし、これまで絶やさず歴史を積み重ねています。

 © Collection privée Les Deux Magots

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