キレイ

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    Pointみどころ

    美醜、明暗、損得、生死…真逆のイメージが交錯する松尾スズキの代表作
    新鮮なキャストを得て、4度目の上演にしてさらなる進化版『キレイ』が誕生!

    2000年に大人計画主宰・松尾スズキによる初ミュージカル、シアターコクーン初進出作品として上演され大きな話題を集めた『キレイ』。その後、2005年、2014年に再演、再再演され、そのたびにキャストや配役、演出が変わり、輝きの色と強さを増していったこの舞台が2019年12月、再再再降臨します!上演ごとに進化し続けているこのミュージカルに、新鮮かつゴージャスな面々が集結することになりました。

    誘拐、監禁されて地下で育った少女・ケガレを演じるのはミュージカル女優としての評価も華々しい生田絵梨花。頭は弱いが花を咲かせる特殊能力者・ハリコナの少年時代を演じるのは、これが待望の初舞台となる神木隆之介。前回、少年ハリコナを演じた小池徹平が成長した青年ハリコナに、抜群の演技力で舞台女優として進化を続ける鈴木杏がダイダイカスミに、2005年版に出演していた橋本じゅんが再びダイズ丸に扮します。初演と再演で少年ハリコナ役、再再演ではダイズ丸役だった阿部サダヲは物語のカギを握るマジシャン役に初挑戦。そして成人したケガレであるミソギは、繊細さとコメディエンヌとしての大胆さを併せ持つ麻生久美子が演じます。もちろん皆川猿時、村杉蝉之介、荒川良々ら、お馴染みの大人計画の劇団員も多数出演し、混沌と猥雑に拍車をかけます。

    美醜、明暗、損得、生死、過去と未来、絶望と希望、大人と子供、天才とバカ……これら真逆のイメージが交錯する世界観を、伊藤ヨタロウ手掛ける20曲強の美しき楽曲が彩り、笑いと憂いが渦巻くステージへと誘います。円熟味を増す松尾の演出の手腕も見どころとなる2019年版『キレイ』、どうぞご期待ください!

    Storyあらすじ

    三つの国に分かれ、民族戦争が100年続く“もうひとつの日本”。争いのさなか、民族解放軍を名乗る集団に誘拐監禁されていた少女が10年ぶりにソトの世界に脱出した。過去をすべて忘れた少女は自ら“ケガレ”と名乗り、大豆でできたダイズ兵の死体回収業者のカネコ組の仲間となる。ダイズ兵を食用加工するダイダイ食品の社長令嬢カスミとも奇妙な友情で結ばれるケガレ。死体を拾い小銭を稼ぐ彼女を見守るのは、成人したケガレであるミソギだ。死に憧れながら死ねないダイズ兵のダイズ丸、頭は弱いが花を咲かせる能力を持つハリコナ、誘拐監禁しないと女性と一緒にいられないマジシャンらとも出会い、過去、現在、未来が交錯する時間の中で、ケガレは忘れたはずの忌まわしい過去と対決することになる。

    Director作・演出

    松尾スズキ

    1962年12月15日生まれ、福岡県出身。1988年に大人計画を旗揚げ、主宰として作・演出・出演を務めるほか、小説・エッセイ・シナリオ執筆、映画監督、俳優など多彩に活躍中。97年『ファンキー!~宇宙は見える所までしかない~』で岸田國士戯曲賞受賞、01年『キレイ~神様と待ち合わせした女~』でゴールデンアロー賞・演劇賞を受賞。04年初の長編映画監督作『恋の門』がヴェネツィア国際映画祭に正式出品される。06年に小説『クワイエットルームにようこそ』が芥川賞候補となり、07年には自ら監督・脚本を務め映画化した。同年公開された映画『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』では脚本を担当し、日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞。10年に『老人賭博』、18年に『もう「はい」としか言えない』が芥川賞候補となる。最近の主な作・演出作品には『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』(16/出演も)『キャバレー』(17/演出)『業音』(17/出演も)『ニンゲン御破算』(18/出演も)など。監督作に映画『ジヌよさらば~かむろば村へ~』(15)など。本年は舞台『世界は一人』、映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』(声の出演)、大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』、ドラマ『フルーツ宅配便』などに出演。また、自身が監督・脚本・主演する映画『108〜海馬五郎の復讐と冒険〜』が10月25日に公開を控えている。そして、正式部員は自身一人という“東京成人演劇部”を立ち上げ、その第一弾として安藤玉恵との二人芝居『命、ギガ長ス』を上演した。

    コメント

    松尾スズキコメント

    思えば初演は、かなりアナーキーな気分でやっていた。
    こんなものはミュージカルじゃない、なんて評されてもまったく頓着しなかった。
    しかし、再演も4回目ともなると、いよいよミュージカルという言葉に責任をとらなければならないな、と感じている。
    これが日本人が日本人のプライドを持って発する堂々たるエンタテイメントだ、と。
    いつもそこそこ胸を張っているが、今回は、もっともっと胸を張りたい松尾がいるのでありますし、
    それをなしえるキャストとスタッフをそろえているのであります。

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    Cast出演者

    • 生田絵梨花

      生田絵梨花

    • 神木隆之介

      神木隆之介

    • 小池徹平

      小池徹平

    • 鈴木杏

      鈴木杏

    • 皆川猿時

      皆川猿時

    • 村杉蝉之介

      村杉蝉之介

    • 荒川良々

      荒川良々

    • 伊勢志摩

      伊勢志摩

    • 猫背椿

      猫背椿

    • 宮崎吐夢

      宮崎吐夢

    • 近藤公園

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    • 乾直樹

      乾直樹

    • 香月彩里

      香月彩里

    • 伊藤ヨタロウ

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    • 片岡正二郎

      片岡正二郎

    • 家納ジュンコ

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    • 岩井秀人

      岩井秀人

    • 橋本じゅん

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    • 阿部サダヲ

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    • 麻生久美子

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