キレイ

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松尾スズキ

プロフィール

いつもより歌を重視したキャスティングなので、音楽面で厚みが出ることに期待していますし、これまでで一番スペクタクル性、音楽性が強調された、演劇の枠を超えたエンターテインメントショーになるのではないかと思っています。とはいえ、もちろん根底にある物語性ははずしません。自分が演出家としてどれくらい、この日本から発生したエンターテインメントを完成させられるかが、今回は一番楽しみです。それを支えてくれるキャストとスタッフが揃いました。さらにエンターテインメントの度合いを強くした、素晴らしく面白い作品になる、そういう信念を持って演出に挑みます。また新たな装いの『キレイ』になると思います、ぜひご覧ください。

松尾スズキ プロフィール

1962年12月15日生まれ、福岡県出身。1988年に大人計画を旗揚げ、主宰として作・演出・出演を務めるほか、小説・エッセイ・シナリオ執筆、映画監督、俳優など多彩に活躍中。97年『ファンキー!~宇宙は見える所までしかない~』で岸田國士戯曲賞受賞、01年『キレイ~神様と待ち合わせした女~』でゴールデンアロー賞・演劇賞を受賞。04年初の長編映画監督作『恋の門』がヴェネツィア国際映画祭に正式出品される。06年に小説『クワイエットルームにようこそ』が芥川賞候補となり、07年には自ら監督・脚本を務め映画化した。同年公開された映画『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』では脚本を担当し、日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞。10年に『老人賭博』、18年に『もう「はい」としか言えない』が芥川賞候補となる。最近の主な作・演出作品には『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』(16/出演も)『キャバレー』(17/演出)『業音』(17/出演も)『ニンゲン御破算』(18/出演も)など。監督作に映画『ジヌよさらば~かむろば村へ~』(15)など。本年は舞台『世界は一人』、映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』(声の出演)、大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』、ドラマ『フルーツ宅配便』などに出演。また、自身が監督・脚本・主演する映画『108〜海馬五郎の復讐と冒険〜』が10月25日に公開を控えている。そして、正式部員は自身一人という“東京成人演劇部”を立ち上げ、その第一弾として安藤玉恵との二人芝居『命、ギガ長ス』を上演した。

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生田絵梨花

プロフィール

『キレイ』は以前、私もお客さんとして観ていたので、まさか自分が出ることになるとは!と出演のお話をいただいた時には本当にビックリしました。きっと私自身も、いろいろな扉を開けられるんじゃないかと楽しみにしています。松尾さんは一体どういう風に演出なさるのか……まったく想像がつかないですね、厳しいのかな(笑)。しっかりついていくスタンスで、がんばります。今はドキドキもありつつ、自分にちゃんと務まるのかという不安も正直ありますが、これからカンパニーのみなさんとたくさんコミュニケーションを取りながら、この作品を一緒に作り上げていきたいです。お客様に少しでも何かをお届けしたいと思っていますので、ぜひ観にいらしてください。お待ちしています。

生田絵梨花 プロフィール

1997年1月22日生まれ、ドイツ・デュッセルドルフ出身。11年に乃木坂46第1期生オーディションに合格し、12年2月に『ぐるぐるカーテン』でCDデビューし、主要メンバーとして活動。アイドルとしての活動以外に映画『あさひなぐ』(18)、テレビドラマ『残念な夫。』(15)などに出演。また、『レ・ミゼラブル』(17・19)『ロミオ&ジュリエット』(17・19)など多数のミュージカル作品に出演。本年4月にはミュージカル『モーツァルト!』(18)『ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812』(19)の演技が評価され、第44回菊田一夫演劇賞を受賞。20年3月にはミュージカル『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド〜汚れなき瞳〜』の出演が控える。

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神木隆之介

プロフィール

僕は今回が初めての舞台なんです。本当に何もわからず、ゼロからなので、みなさんの足を引っ張らないように、いろいろと教えてもらいながらやっていきたいです。舞台に立つなんて怖ろしい、みなさんスゴイなあ、僕にはできないことだなと舞台を観るたびに思っていました。パワーも必要ですし、毎日お客様の反応や笑いどころ、感動するポイントが違ってくるでしょうし。でも今回はすごく優しくて素敵な方ばかりが揃っていますので、リハーサルや本番中はきっと楽しいことがいっぱい起きるのではないかと想像しています。ハリコナとして、みなさまを違う世界へ連れていけるよう、チームの一員として精一杯がんばります。ぜひ劇場へ足を運んでください、よろしくお願いします。

神木隆之介 プロフィール

1993年5月19日生まれ、埼玉県出身。05年、映画『妖怪大戦争』で主演を務め、第29回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。近年は映画『桐島、部活やめるってよ』(12)『バクマン。』(15)『3月のライオン』(17)などに出演。また、『サマーウォーズ』(09)『借りぐらしのアリエッティ』(10)『君の名は。』(16)『メアリと魔女の花』(17)などのアニメ映画には声の出演でも活躍。本年は映画『フォルトゥナの瞳』、ドラマ『集団左遷!!』、『いだてん〜東京オリムピック噺〜』などに出演し、映画『屍人荘の殺人』(19年12月13日公開)『ラストレター』(20年1月17日公開)が控える。本作が舞台初出演となる。

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小池徹平

プロフィール

それこそ自分がミュージカルを始めるきっかけになった作品が、この『キレイ』だったので今回また出られると決まった時はムチャクチャ、テンションが上がりました。前回やった少年時代のハリコナは純粋で可愛くて、バカなところもある役なんですが、今回は大人のハリコナなのでその逆というか。ちょっとイヤな奴だったりするし、ゲイの役でもあるので自分にとってはすごくチャレンジだと思っています。考えることがまったく違う方向性なので、どうアプローチかけていこうかと考え中です。また前回とは違った気持ちで臨めたらと思っています。新メンバーという新たな風も入り、さらにパワーアップした演目になると思います。劇場で、お待ちしています!

小池徹平 プロフィール

1986年1月5日生まれ、大阪府出身。16年、ミュージカル『1789~バスティーユの恋人たち~』『キンキーブーツ』での演技が評価され第42回菊田一夫演劇賞・演劇賞受賞。近年、連続テレビ小説『あまちゃん』(13)、テレビドラマ『大恋愛~僕を忘れる君と』(18)、映画『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』(09)『食べる女』(18)などに出演。また『デスノートTHE MUSICAL』『キャバレー』『ロッキー・ホラー・ショー』(同17)などミュージカル作品に多数出演。ミュージカル『キレイ』の再再演ではハリコナAを演じた。本年は、映画『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』、ブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』(再演)、AbemaTV『奪い愛、夏』などに出演。

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鈴木杏

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率直に、松尾さんとご一緒できることがただただうれしいのと、好きな作品のひとつなので、まさか自分が参加できるなんてという驚きと。そして歌も含め、課題がたくさんあるので「大変なことになってしまった!」とも思っています(笑)。今回私が演じるカスミは、同年代の女の子からは好かれないタイプだけど、実は根はイイ奴で。歴代のカスミ役、秋山菜津子さん(初演、再演)、田畑智子さん(再々演)の次だと思うと責任重大で、なんだか大きく、太く、重いバトンを渡された気分です。過去に『キレイ』をご覧になっている方も、まだ観たことがない若い世代の方にもぜひ観ていただきたいですね。これから稽古を重ねて、最高な作品にできるようにがんばります!

鈴木杏 プロフィール

1987年4月27日生まれ、東京都出身。12年に映画『軽蔑』で第26回高崎映画祭 最優秀主演女優賞を受賞。16年には舞台『母と惑星について、および自転する女たちの記録』『イニシュマン島のビリー』の演技で第24回読売演劇大賞最優秀女優賞受賞するなど、演技派として受賞多数。主な出演作に映画『花とアリス』(04)『さよなら渓谷』(13)『明日にかける橋1989年の想い出』(18)、大河ドラマ『花燃ゆ』(15)など。近年は『トロイ戦争は起こらない』『欲望という名の電車』(同17)『ムサシ』(09・10・13-14・18)『修道女たち』(18)など舞台を中心に活躍。本年は舞台『母と惑星について、および自転する女たちの記録』(再演)『フローズン・ビーチ』に出演。

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皆川猿時

プロフィール

『キレイ』はまず、セットがすごいんですよね。そして曖昧な感じの時代と国の設定ですが、お客さんには観やすいんじゃないかと。僕も一度お客さんとして観てみたいです。そうそう、これはミュージカルなんですよね、忘れてた!(笑) 急に思い出しました、大変だったんだ。前半でグワーッとしゃべって、踊って、歌って、ハアハア戻ってくるという。そうなんです、ミュージカルでした、これ。素敵な歌がいっぱいあります。今年は舞台出演がこれ1本なので、存分に楽しみたいですね。『キレイ』に出るのは、私はこれが4回目で皆勤賞! 5回目はあるのでしょうか、6回目、7回目と続けられるよう、今回も一生懸命やらせていただきます!!

皆川猿時 プロフィール

1971年2月1日生まれ、福島県出身。94年より大人計画に参加。グループ魂では「港カヲル」の名でMCを務め、17年にはソロデビューも果たす。 近年の出演作品は、テレビドラマ『さぼリーマン甘太朗』(17)、『SRサイタマノラッパー〜マイクの細道〜』(17)、『下剋上受験』(17)、映画『バクマン。』『ジヌよさらば〜かむろば村へ〜』(同15)『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』『土竜の唄 香港狂騒曲』(16)、舞台『サンバイザー兄弟』(16)『流山ブルーバード』『業音』(同17)『さらば!あぶない刑事にヨロシク』『ニンゲン御破算』『ロミオとジュリエット』(18)など。ミュージカル『キレイ』の再再演ではカネコキネコを演じた。本年はテレビドラマ『初めて恋をした日に読む話』『あなたの番です』、大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』などに出演。

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橋本じゅん

プロフィール

今回出演の話を聞いて、松尾さん、懲りてないなあと思いました(笑)。いや、とてもうれしかったです。(ダイズ丸という役は)まだ何か自分の中にあるなと思ったまま、お別れした役でしたので。『キレイ』は、人間ってこういうもんやという、当たり前の世界を描いているような気さえしています。いまや地球の人たちに起こっていることなんじゃないかと。それにしても、また出演できると思っていなかったので、前と一緒かもしれないですし、違うかもしれないですけれども、観ていただけたらうれしいです。豪華なキャスト、変わらない大人計画の人たち、楽しみがいっぱいです。みなさんと劇場でお会いできることを楽しみにしております。

橋本じゅん プロフィール

1964年2月25日生まれ、兵庫県出身。85年舞台『銀河旋風児SUSANOH』から劇団新感線の作品に参加。以降『直撃!ドラゴンロック』の主演・剣轟天役など、同劇団の主力メンバーとして活動。他劇団の公演にも多数参加しており、近年は『HEADS UP!』(15・17)『シブヤから遠く離れて』(16)など。また舞台のみならず、テレビドラマ『今日から俺は!!』(18)、映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(18)『青夏〜君と恋した30日〜』(18)『図書館戦争 THE LAST MISSION』(15)など映像作品でも活躍。また、自身の演劇ユニット・ウーマンリブでも活動。ミュージカル『キレイ』の再演ではダイズ丸を演じた。本年は映画『キングダム』、舞台『偽義経冥界歌』、ミュージカル『レ・ミゼラブル』、ドラマ『緊急取調室』などに出演。

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阿部サダヲ

プロフィール

(今回演じる)マジシャンは自分がやると思ったことのない役なので、不安もあるけど楽しみもあり。新鮮な気持ちで台本が読めそうです。そして(自分がまだ演じていない)大人のハリコナ役を、先に小池くんにやられた!と思いました(笑)。神木くんが初舞台だというのも意外ですね。初共演(映画『妖怪大戦争』)の時には(神木くんは)小学生で、僕は河童役でしたから。ずいぶん変わりましたよ、世の中も(笑)。それと今回は、松尾さんが出ないらしいじゃないですか! 演出だけ受けるという関わり方は僕、あまり経験ないかもしれない。自分も新しい役での挑戦になりますし、また新鮮な『キレイ』がご覧いただけると思います、ぜひ期待してお待ちください。

阿部サダヲ プロフィール

1970年4月23日生まれ、千葉県出身。92年より大人計画に参加。08年に映画『舞妓Haaaan!!!』にて日本アカデミー賞優秀主演男優賞、18年に映画『彼女がその名を知らない鳥たち』にてブルーリボン賞主演男優賞を受賞。また、グループ魂では「破壊」の名でボーカルを務める。近年の出演作品は、テレビドラマ『下剋上受験』(17)『anone』(18)、大河ドラマ『おんな城主 直虎』(17)、映画『殿、利息でござる!』(16)『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』(18)、舞台『髑髏城の七人 Season鳥』(17)『ニンゲン御破算』(18)など。本年は大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』の主演を務める。ミュージカル『キレイ』の初演と再演では少年・ハリコナを、再再演ではダイズ丸を演じた。

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麻生久美子

プロフィール

出演のお話が来た時は、自分にミュージカルのお話が来るわけがないと思っていたので、何かの間違いかと思いました。でも大人計画さんのファンでよく観に行っていたので、出られるのならすごく幸せだしうれしい! けど、私にできるのか?とまだ不安もあるのが正直なところです(笑)。『キレイ』を最初に観た時、私、ダイズ兵に衝撃を受けて。「え?食べられるんだ?」って。その時は「いいじゃん!」って思っちゃったんですが(笑)、観ているとすごく悲しいお話だったので、そんな意味でも記憶に残っている作品でした。私も本番までに歌とダンスを一生懸命練習して、みなさんに素敵な作品を観ていただけるようにがんばります。劇場でお待ちしています!

麻生久美子 プロフィール

1978年6月17日生まれ。千葉県出身。1998年映画『カンゾー先生』で、日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞し、一躍注目を集める。演劇界・映画界を牽引している演出家・映画監督から熱望され次々と話題作に出演している。主な出演作に舞台『マレーヒルの幻影』(09)『断色』(13)『結びの庭』(15)『同じ夢』(16)『市ヶ尾の坂』(18)、映画『モテキ』(11)『宇宙兄弟』(12)『散り椿』(18)、テレビドラマ『時効警察』(06・07・19)『泣くな、はらちゃん』(13)『この声をきみに』(17)『dele』(18)など。本年は大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』、映画『翔んで埼玉』、舞台『クラッシャー女中』に出演。またテレビドラマ『時効警察2019』が放送予定。

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