ハムレット

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    英国演劇界の第一線を走る注目の演出家が手掛ける、ダークファンタジーな『ハムレット』!

    シアターコクーンが海外の才能と出会い、新たな視点で臨む“DISCOVER WORLD THEATRE”シリーズの第6 弾。今回はシェイクスピア四大悲劇の一つである名作『ハムレット』を上演します。

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    演出を手掛けるのは、ロンドンを拠点に活動し、現在ロイヤル・ナショナル・シアターのアソシエイトディレクターを務め、2019年8月からはワシントンD.C.に拠点を移し、Shakespeare Theatre Companyの芸術監督を務める気鋭の英国人演出家サイモン・ゴドウィン。本作が日本初登場となるゴドウィンは「国が違っても同じ人間として、我々には何か共通するものがきっとある。海外で芝居を作る一番の醍醐味は、それを見つけることです」と意気込みを語ります。また、ゴドウィンが最も信頼し、ともにシェイクスピア劇の構築を重ねてきたトニー賞ノミネートの美術・衣装デザイナー、スートラ・ギルモアがタッグを組み、ダークファンタジーな舞台を描き出します。

    岡田将生と黒木華が、満を持して挑むシェイクスピア悲劇の決定版

    主人公ハムレットを演じるのは、初舞台の『皆既食』(14年)以来、『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』(16年)、『ニンゲン御破算』(18年)と、縁のあるシアターコクーンで確かな演技力を発揮してきた若手実力派、岡田将生。

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    『るつぼ』(16年)で強烈な存在感を放った女優、黒木 華が、オフィーリア役で再びコクーンの舞台に挑みます。また、ハムレットの母親王妃ガートルードに松雪泰子、復讐に燃えるレアーティーズに青柳 翔、ノルウェー王子フォーティンブラスに若手大注目株の村上虹郎、ポローニアスに山崎 一、クローディアスに福井貴一といった実力派ベテラン陣と話題のキャストが集結。さらにホレイシオに竪山隼太、劇中妃に秋本奈緒美をはじめ、ゴドウィンがワークショップで選出した個性豊かな俳優たちが集まりました。世界が注目する気鋭の英国人演出家と魅力あふれる豪華俳優陣、その化学反応がどのようにして新たなシェイクスピアの味わいを引き出すのか、どうぞご期待ください。

    Storyストーリー

    幻想、復讐、野心、そして傷ついた若い魂
    過酷な運命への美しき疾走————

    デンマークの王子ハムレットの父王が急死。その2ヶ月足らずの後に、新国王となった王の弟クローディアスとハムレットの母・王妃ガートルードが再婚した。

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    父の死と早過ぎる再婚により憂いに沈むハムレットのもとへ、腹心の友・ホレイシオが父王にそっくりの亡霊が、城壁の上に現れたと知らせにくる。真相を確かめるべく出かけたハムレットの前に現れた亡霊が「私はクローディアスに毒殺された」と告げる。クローディアスへの復讐を誓ったハムレットは、周囲の目を欺くため狂気を装う。その突然の変貌ぶりに憂慮するクローディアスとガートルードに、顧問官ポローニアスは、その原因を娘オフィーリアに対する恋煩いだと言う。狂気の真相を探ろうと、一同は偶然を装い二人を出会わせるが、ハムレットは心配するオフィーリアを冷たく突き放すのだった。やがて、ハムレットが亡霊の言葉が真実であったと確信を得たその夜。ガートルードの寝室に呼ばれるが、母と口論になり、物陰で身を潜めていたポローニアスを刺殺してしまう──。この事態に身の危険を感じたクローディアスはハムレットをイングランドへ送り出す。悲しみのあまりオフィーリアは狂乱し、復讐に燃える兄・レアーティーズは父の仇を討つことを誓う。
    その頃、討たれた父の土地を奪還する為、ノルウェーの王子・フォーティンブラスの軍隊がポーランドへ侵攻しようとしていた。

    Director演出

    • サイモン・ゴドウィン

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      今回日本で初めて作品を演出する機会を頂けたことを光栄に思い、とても楽しみにしています。東京は、長きにわたる演劇の伝統がある、まるで魔法の街です。日本のお客様がシェイクスピアを大事に考えてくださっていることは知っています。ですので、こんなに有名な劇場でこの作品に息吹を吹き込むことができるなんて夢のようです。

      『ハムレット』はダークなおとぎ話です。幽霊、悪夢、そして様々な現実がぶつかり合い、恐ろしい破滅を引き起こします。戯曲の舞台設定はデンマークですが、今回のバージョンにおいては、真実とファンタジーが入り混じることになります。ハムレット自身がそうであるように、お客様もこの方向感覚を失ってしまうような世界、「この世の箍(たが)が外れてしまった」(Time is out of joint)、そして私達が「それを正す」(set it right) すべを見出さなくてはならない世界、を体験することになるでしょう。

      劇場にお越しいただくお客様には、ヨーロッパの戯曲と情熱的な日本のカンパニーが結びついた、この気分が高揚するような新しいハムレットをぜひ楽しんで頂けたらと思います。

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      プロフィール

      プロフィール

      ロンドンを拠点に活動する演出家。現在はロイヤル・ナショナル・シアターのアソシエイトディレクターを務め、同劇場での『Antony & Cleopatra』が今秋開幕したばかり。主演のレイフ・ファインズの人間味と色香に溢れる熱演とともに、その演出が高く評価されている。ドミニク・ドログムール、ティム・サプルなどのアシスタントとして研鑽を積んだ後、劇団Straydogsを創設。『Eurydice』はBACでの上演の後、ウェストエンドに進出。ウェストエンドでの上演における、最年少カンパニーの記録をつくった。その後、ロイヤル・コート・シアター、ダーンゲート・シアターのアソシエイトディレクターを務め、『The Seagull』『Habeas Corpus』『Relatively Speaking』『Quartermaine’s Term』などを手がける。2009年アルメイダ・シアターで演出した『All The Little Things We Crushes』またそれに続く『The Winter’s Tale』も劇評家達からの賞賛を浴びる。その後、ブリストル・オールド・ヴィックのアソシエイトディレクターとして、キャリル・チャーチルの『Far Away』、ブライアン・フリールの『Faith Healer』など数々の話題作を演出。2010年、ロイヤル・コート・シアターで演出したニック・ペインの新作『Wanderlust』は、Evening Standard Awards にノミネートされた。RSC『Hamlet』、ロイヤル・ナショナル・シアター『Man and Superman』『Twelfth Night』の演出も評価が高い。12月には『Timon of Athens』(主演:キャサリン・ハンター)がストラッドフォード・アポン・エイヴォンにて開幕、また、2019年8月からはロイヤル・ナショナル・シアターを離れ、ワシントンD.C.に拠点を移し、The Shakespeare Theatre Company の芸術監督を務めるなど、英国のみならず、今最も注目される演出家の1人である。

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    Cast出演者

    • 岡田将生ハムレット

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      Q.初のシェイクスピア作品、しかも、世界中の俳優たちが一度は演じてみたいと思っている“ハムレット”役へ最初にオファーが来た時の率直な感想をお聞かせ下さい。
      初めて舞台をやらせていただいたのが蜷川幸雄さん演出でした。蜷川さんに君とシェイクスピアをやりたいと言われ、その頃から、いつかシェイクスピアの作品をやりたいと思っていました。舞台をやらせていただく度に、どんどんその気持ちが膨らみ、今回話を頂けた時は飛び跳ねました。
      Q.サイモン・ゴドウィン氏とお会いになっての印象をお聞かせ下さい。
      サイモンさんとはワークショップで初めてお会いしたのですが、物腰が凄く柔く、すぐ僕の事を迎え入れてくれました。そのワークショップで僕に教えてくれたのは、とても簡単な事で “芝居は自由だ”その事を改めて教えてもらった気がします。
      すごくチャーミングな方で、純粋な目をされていて、真摯にこの方と向き合いたいと思わせてくれる方でした。
      Q.オフィーリア役の黒木華さんには、どのような印象をお持ちでしょうか?
      5年前に一度共演させて頂いたのですが、その頃からお芝居に本当に真剣に取り組まれていて、またもう一度共演したいと思っていたので嬉しかったです。芯が強く文学的な印象で、すごく話しやすいので今回は黒木さんと色々話をしながら『ハムレット』という作品を作りたいと思っています。
      Q.本作への意気込みをお聞かせ下さい。
      とても大きな役を頂けて光栄ですが、それと同時に恐さもあります。
      この役を演じる意味、意義はすでに感じていてこの舞台で自分が更に変化する事を確信しています。
      僕が演じるハムレットをどうか皆様に直に見て感じて頂きたいと思っています。

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      1989年生まれ東京都出身。06年に俳優としてデビュー。映画『告白』、『悪人』で第34回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。14年に蜷川幸雄演出、Bunkamura 25周年記念 『皆既食 –Total Eclipse-』にて舞台デビュー。近年の出演作に映画『銀魂』『銀魂2 掟は破るためにこそある』『伊藤くん A to E』、ドラマ『ゆとりですがなにか』『昭和元禄落語心中』、舞台『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』『ニンゲン御破算』、など。2019年8月に舞台『ブラッケン・ムーア ~荒地の亡霊~』に出演。また4月から放送の連続テレビ小説「なつぞら」 に出演する。

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    • 黒木華オフィーリア

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      Q.世界中の名女優が挑んできた“オフィーリア”役へ最初にオファーが来た時の率直な感想をお聞かせ下さい。
      オフィーリアという役もそうですが、シェイクスピアの作品に参加させて頂く事自体が初めてなので、やっと挑戦できる、という気持ちです。私なりにオフィーリアの気持ちを表現できればと思います。
      Q.サイモン・ゴドウィン氏とお会いになっての印象をお聞かせ下さい。
      一緒に面白いものを楽しんで作ってくれそうだな、と思いました。
      ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの演出や、作品の立ち上げ方など、一番近くで見て体験できるのが今からとても楽しみです。
      Q.ハムレット役の岡田将生さんには、どのような印象をお持ちでしょうか?
      岡田さんとは、ドラマでご一緒したのですが、舞台では初めてなので、今回ご一緒できる事がとても嬉しいです。
      お芝居に対して、すごく真摯に向き合う方という印象なので、私も必死についていければと思います。
      Q.本作への意気込みをお聞かせ下さい。
      自分自身、すごく楽しみにしていた作品であり、サイモン・ゴドウィンさんとのお仕事に今からとてもワクワクしています。シェイクスピアの難しい台詞たちを、胸いっぱいに感じながら、魂をこめて挑んでいければと思います。

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      プロフィール

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      1990年生まれ、大阪府出身。NODA・MAP番外公演『表に出ろいっ!』で、デビュー。その後も『荒野に立つ』、『あヽ、荒野』、『書く女』、『お勢登場』、『ワーニャ伯父さん』などに出演。2014年には『小さいおうち』(山田洋次監督)で第64回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)を日本人最年少で受賞。近年の出演作に映画『日日是好日』、『ビブリア古書堂の事件手帖』、『来る』などがある。今作のDISCOVER WORLD THEATREシリーズには『るつぼ』以来二度目となる。

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    • 青柳翔レアーティーズ

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      1985年生まれ、北海道出身。09年に舞台『あたっくNO.1』で俳優デビュー。劇団EXILEメンバー。12年に出演した映画『今日、恋をはじめます』で第22回日本映画批評家大賞新人賞を受賞。
      2019年2月にはTEAM NACS SOLO PROJECT 舞台『MONSTER MATES』に出演。

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    • 村上虹郎フォーティンブラス

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      1997年、東京都出身。14年に映画『2つ目の窓』で映画初出演にして主演でデビュー。同作品で第29回高崎映画祭 最優秀新人賞を受賞。17年『武曲 MUKOKU』で第41回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。近年の作品に、ドラマ『仰げば尊し』『この世界の片隅に』、映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』『ハナレイ・ベイ』『銃』、舞台『書を捨てよ町へ出よう』『シブヤから遠く離れて』『密やかな結晶』、など。2019年9月に映画『ある船頭の話』、秋には『楽園』が公開予定。

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    • 福井貴一クローディアス

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      1957年生まれ、大阪府出身。劇団四季研究所をへて「タップチップス」に所属し、ダンサーとして活躍。87年ミュージカル『レ・ミゼラブル』にアンジョルラス役で出演。主な出演作に『屋根の上のヴァイオリン弾き』『マイ・フェア・レディ』『ラ・マンチャの男』『リア王』『十二夜』『NINE the Musical』『ジキル&ハイド』など数々の舞台作品に出演。

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    • 山崎一ポローニアス

      プロフィール

      プロフィール

      1957年生まれ、神奈川県出身。大学卒業後に早稲田小劇場に入団。近年の作品に、ドラマ『検事・悪玉』『みをつくし料理帖』舞台『グッドバイ』『夢の劇 -ドリーム・プレイ-』『一人二役~殺したいほどジュテーム』『陥没』『ワーニャ伯父さん』『作者を探す六人の登場人物』『シャンハイムーン』『父と暮せば』などがある。18年に劇壇ガルバを旗揚げ。『森から来たカーニバル』で別役実の作品を初演出。

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    • 松雪泰子ガートルード

      プロフィール

      プロフィール

      1972年生まれ、佐賀県出身。91年女優デビュー。06年に主演映画『フラガール』で第19回日刊スポーツ映画大賞 最優秀主演女優賞、第30回日本アカデミー賞 優秀主演女優賞などの賞を受賞。また、10年にドラマ『Mother』では第65回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 主演女優賞、東京ドラマアウォード2010 主演女優賞を受賞。近年の主な作品に、今作と同シリーズ『るつぼ』や劇団☆新感線『髑髏城の七人Season鳥』『ゲゲゲの先生へ 』、連続テレビ小説『半分、青い。』などに出演。

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    • 竪山隼太ホレイシオ

    • 玉置孝匡マーセラス ほか

    • 冨岡弘亡霊 ほか

    • 町田マリーフランシスカ ほか

    • 薄平広樹ローゼンクランツ

    • 内田靖子ギルデンスターン

    • 永島敬三ヴォルティマンド ほか

    • 穴田有里コーネリア

    • 遠山悠介バナードー ほか

    • 渡辺隼斗大使 ほか

    • 秋本奈緒美劇中妃 ほか