2015.04.05 UP

『禁断の裸体』プレスコール&初日開幕!

撮影:引地信彦

 

 

上演台本・演出 三浦大輔さん

シアターコクーンで初めて演出するということに気負いはありませんが、ずっと稽古を行ってきたこの作品をシアターコクーンで皆様にお見せできることは嬉しいです。このポスターやチラシのビジュアルから、スケベ心で観に来る方はスケベなシーンが観られるという期待もあるでしょうが、それに応えられる、偽りのない作品になっていることはお約束できます(笑)それを目的に来たお客様も、普段演劇をご覧にならない方にも興味を持っていただける作品、幅広い方に楽しんでいただけるエンターテインメントに仕上げたつもりです。

 

内野聖陽さん

三浦さんの演出は過激だと聞いてましたが、その過激さは、人間を包み隠さず見つめれば、なるほどそれはそうだなと関心してしまうものでした!三浦さんは、とても紳士的で、その柔和さが最近、逆に恐怖を感じてます(笑)翻訳劇かつ「禁断の裸体」というタイトルで、非常に重厚で敷居の高い舞台だと感じてた自分が、今はネルソン・ロドリゲス大好き!になってしまっています。際どいセックス表現が苦手な方でもカラッと観られる作品になっていると思います。

 

寺島しのぶさん

三浦さんに対して私も稽古が始まる前から「女優は泣かされる」と脅されていましたが(笑)、稽古は淡々と進んで今日初日を迎えられました。キャストみんなでセッションしながら三浦さんの作り上げた世界を目指して楽しく稽古できました。私自身、この役を演じたら次の役はどうしようかなというほど今回挑戦しています。演じるジェニーという役をとても好きになっていますし、この役は私以外誰にもできないだろうという気持ちでやっていますので、そのパッションを感じていただきたいです。

 

池内博之さん

僕も皆さんと同じで三浦さんに対して怖いイメージを持っていて、台本が飛んでくると聞いていましたがとても紳士的な方でした。性描写のシーンはすべて三浦さんにお任せして(笑)、稽古ものびのびとやらせていただきました。僕自身は堕落した人間の役を演じるので、役作りとして体重を増やしてお腹周りもかなり太らせました。作品自体は笑いもあり、泣けるシーンもある良い舞台になっているのでぜひ観に来てください。

 

野村周平さん

三浦さんに対する噂を僕も聞いてましたが、僕のような若い俳優の意見も聞いて反映してくれる方で、噂を信じていけないと思いました(笑)原作者のネルソン・ロドリゲスは嫌なことがあったのかというぐらい過激な内容ですが、その中に美しいことも描かれていて、演じて楽しいと感じました。カップルで観に来ても刺激的だし、夫婦で来ても昨日の晩は・・・となるような作品です(笑)