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傑作音楽劇、奇跡のカムバック。

Bunkamura25周年記念 もっと泣いてよフラッパー

作・演出・美術:串田和美

2014年2月8日(土)~3月2日(日) Bunkamuraシアターコクーン

見どころ

待望のフラッパーが21世紀にピッカピカになってコクーン登場! 串田和美が77年に書き下ろし、90年代のコクーンを熱狂させた伝説の音楽劇。 2014年、顔触れも新たに奇跡のカムバック!

2014年に開館25周年を迎えるBunkamura。

1989年から演劇を中心とした数々の舞台を生みだしてきたシアターコクーンでは、この記念すべき年に新しい試みとエンターテインメント性に富んだ意欲的な企画をラインナップしています。その第2弾となるのが、シアターコクーン初代芸術監督である串田和美作・演出による「もっと泣いてよフラッパー」です。

本作は、串田和美が1977年に書いたオリジナル戯曲で、あの「上海バンスキング」よりも前にオンシアター自由劇場が初めて本格的に取り組んだ音楽劇であり、「上海バンスキング」とともに劇団の代表的な人気演目としてシアターコクーンでも90年、91年、92年と3年連続で上演されてきました。1920年代の空想のシカゴで繰り広げられる、音楽、頽廃の香りが漂うフラッパー達の蠱惑的な唄と踊り、夢のように展開していく色鮮やかな場面、そしてほのかに苦い後味・・・。

クラブの踊り子、落ち目のギャング、八百長ボクサー、異国の皇太子らそれぞれの恋物語をキャバレーショウのように散りばめた舞台は、どこを切り取っても演劇の楽しさ、表現の可能性を追求し続ける串田演出の魅力があふれる逸品です。

今回の公演では、松たか子、松尾スズキ、秋山菜津子、りょう、大東駿介、鈴木蘭々、太田緑ロランス、串田和美、片岡亀蔵、石丸幹二といった豪華かつ異色のキャストが揃います。 さらにシアターコクーンの串田演出には欠かせない芸達者な面々やフレッシュなキャストを加えた顔触れが、同じ舞台上で演奏し歌い踊り、さらには何役かを兼ねて登場する・・・。なんとも贅沢な、楽しみが詰まった舞台の誕生です。

そして本作の要でもあるサウンドを握るのが、音楽監督・編曲を担当するダージリン。ギタリストの佐橋佳幸とマルチプレイヤーDr.kyOnの強力ユニットが、よりエンターテインメント性の高い世界を作り出します。 再演を望む声が絶えなかったこの伝説的な作品が、22年ぶりに奇跡のカムバックです!