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"バレエ音楽ってステキ!" 青島広志の夏休みバレエ音楽コンサート

2013年7月31 日(水)11:30/15:00 Bunkamuraオーチャードホール

青島広志の曲目ミニ解説

「ジョコンダ」より 時の踊り

オペラの中でも、バレエは見せ場の1つとなります。この曲はオペラ「ジョコンダ」から。ヴェネツィアの謝肉祭を舞台にした、華やかな情景が描かれています。

「ジョコンダ」より 時の踊り

アダージョとは音楽用語で穏やかな速度(テンポ)を示します。この曲では、チャイコフスキーのロシア独特の壮大な音楽観とつながって、全管弦楽による息の長いフレーズが最大のクライマックスを作り上げています。

「ジョコンダ」より 時の踊り

優雅なフランス・バレエ音楽を作曲したドリーブの代表作「コッペリア」。とくにこのワルツは、美しいメロディーとシンプルな伴奏で、すぐに口ずさめる親しみやすい曲です。

「ジョコンダ」より 時の踊り

「パ」はフランス語で足どりを、「ドゥ」は2人という意味。ここでは勿論、オデット姫とジークフリード王子です。ハープの分解和音に乗った、コンサートマスターの弾くヴァイオリン演奏は、あくまでも優雅です。

「ジョコンダ」より 時の踊り

同じリズムを最初から最後まで打ち続ける小太鼓、そこに覚えやすい2つのメロディーが次から次へと楽器を替えて現れます。演奏者各人の音色と技術が披露され、聴き手にとっては楽しく、奏者にとっては恐ろしい曲です。そして最後は興奮のるつぼへと……。