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"バレエ音楽ってステキ!" 青島広志の夏休みバレエ音楽コンサート

2013年7月31 日(水)11:30/15:00 Bunkamuraオーチャードホール

誰もが知っているあの名曲が生まれた秘密とは?美しいフレーズに隠された作曲家の工夫って?
聴いて観て楽しむバレエの世界!テレビ番組でもおなじみの青島広志がシアター オーケストラ トーキョーをしたがえ、一歩進んだバレエ音楽の世界へみなさまをご案内!

指揮とお話 青島広志

1955 年東京生まれ。東京藝術大学および大学院修士課程を首席で修了。作曲作品は200 曲に及ぶ。ピアニスト・指揮者としての活動も幅広く、テレビ朝日「題名のない音楽会」アドバイザー、日本テレビ「世界一受けたい授業」、 テレビ東京「たけしの誰でもピカソ」、TBS ラジオ「こども電話相談室」等に出演。『モーツァルトに会いたくて』『青島広志でございます!』ほか著書も多数。

作曲家は舞台音楽を書くとき、最高に華やかであろうと務めるものです。とくにバレエ音楽では、踊り手さんたちは歌わないものですから、その動きに対応できるように、持てる力を十二分に発揮しようとします。今回のコンサートでは、チャイコフスキーの「三大バレエ」を始めとして、バロック時代の名曲からボロディンのオペラの一場面でスケールの大きな「だったん人の踊り」、ドリーブ、プロコフィエフら名作曲家による定番まで名曲を披露します。「ボレロ」などには憧れのKバレエ カンパニーのダンサーが加わっての上演となります。指揮をするほうも、本当は客席から観たい、聴きたいと思っているのです!

スペシャル・ゲスト 熊川哲也

10歳でバレエを始め、1987年に英国ロイヤル・バレエ学校に入学。89年ローザンヌ国際バレエ・コンクールで日本人初のゴールド・メダル受賞。同年、東洋人として初めて英国ロイヤル・バレエ団に入団、93年プリンシパルに昇格。98年に英国ロイヤル・バレエ団を退団し、翌年、Kバレエ カンパニーを創立。これまで『ジゼル』『眠れる森の美女』『白鳥の湖』等、全幕古典作品だけでも9作を上演・主演。2006年第5回朝日舞台芸術賞受賞、2013年春の紫綬褒章を受章。2012年1月からはBunkamuraオーチャードホール芸術監督を務める。

バレエの音楽には、実はとてもたくさんの素敵なメロディーが隠されています。本コンサートでは、普段はなかなか陽の目を浴びることのない"バレエ音楽"にスポットを当てて、その面白さを皆様へお届けしたいと思います。青島広志氏の楽しいお話と指揮で数々の名曲を解説付きで聴き、さらにKバレエ カンパニーのダンサーによるバレエも楽しんでいただこう! という、この夏休みに是非体験して欲しいプログラムとなっています。私と青島氏とで選りすぐった、自信をもってお届けする素晴らしい名曲たちを、劇場という素敵な空間で家族や恋人同士、ご友人をお誘い合わせの上お楽しみください。きっとバレエ音楽の楽しさを身体全体に感じて頂けるかと思います。

司会/バレエ 宮尾俊太郎

14歳よりバレエを始め、2001年フランス カンヌ・ロゼラハイタワーに留学。モニク・ルディエールに師事。2004年10月、Kバレエ カンパニーに入団。2012年10月プリンシパル・ソリストに昇格。主な出演作は、『シンデレラ』の王子、『ロミオとジュリエット』のロミオ/パリス、『白鳥の湖』のジークフリード、『くるみ割り人形』のくるみ割り人形/王子、『ドン・キホーテ』バジルなど多数の公演で主役を務める。また、「たかの友梨ビューティークリニック」CM、日本テレビ「アナザースカイ」MC、TBSドラマ『ヤマトナデシコ七変化』など各種メディアでも活躍中。

シアター オーケストラ トーキョー

2005年秋、バレエを中心とした"劇場"を主な活動の場として編成されたオーケストラ。それ以降広く活動を展開し、2006年よりKバレエ カンパニーのすべての公演の演奏を務めている。2007 年1月、バレエ音楽に最も造詣の深い福田一雄が音楽監督に就任。劇場音楽への深い理解と意欲的な取り組みは常に注目を集めている。バレエ公演に限らず、オペラ公演、学校音楽鑑賞会、合唱団との共演、レコーディングなど、多方面で活躍の場を広げている。

Kバレエ カンパニー

1998年に英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパルを退団した熊川哲也により、翌年の1999年に創立され、古典バレエ作品の上演に活動の重点を置いている日本屈指のバレエ団。年間約50回、観客動員数はおよそ10万人を超える規模での全国公演を毎年行っている。これまでに芸術監督熊川哲也の再演出による2001年初演の「ジゼル」を皮切りに「眠れる森の美女」「白鳥の湖」「コッペリア」「ドン・キホーテ」「くるみ割り人形」「海賊」「ロミオとジュリエット」「シンデレラ」と古典全幕作品だけでも9作のレパートリーを持つ。古典全幕作品のほかにも、アシュトン振付「ラプソディ」「真夏の夜の夢」、バランシン振付「放蕩息子」、プティ振付「カルメン」等、著名は振付家の作品も次々と上演している。05年「ドン・キホーテ」「くるみ割り人形」ではカンパニーとして朝日舞台芸術賞を受賞している。