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N響オーチャード定期 2011-2012シリーズ
N響オーチャード定期 2012-2013シリーズ
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N響オーチャード定期 2014-2015シリーズ

N響オーチャード定期2011/2012シリーズ

第70回  2012/7/8(日)15:30開演

指揮:キンボー・イシイ=エトウ
Conductor:Kimbo Ishii-Eto
ピアノ:小菅優
Piano:Yu Kosuge

ドビュッシー:小組曲(H.ビュッセル編)
Debussy:Petite suite
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
Schumann:Piano Concerto in A minor Op.54
ベートーヴェン:交響曲 第7番 イ長調 作品92
Beethoven:Symphony No.7 in A major Op.92

名曲中の名曲、ベートーヴェンの交響曲第7番イシイ=エトウの指揮に興味津々。

 アメリカやドイツを中心に活躍するキンボー・イシイ=エトウが4年ぶりにN響オーチャード定期に登場。ベートーヴェンの交響曲第7番は、リズムによって構築された、非常に躍動的な作品。ニックネームが付かない交響曲だが、テレビ・ドラマや映画でも使われ、今ではベートーヴェンの交響曲のなかで最も人気の高いものの一つとなっている。名曲中の名曲をイシイ=エトウがどう指揮するのか、興味津々だ。また、ドビュッシーの生誕150周年を記念して、彼の初期の「小組曲」が取り上げられる。ももとはピアノ連弾用に作曲された、チャーミングな音楽だ。今や日本を代表するピアニストへ成長した小菅優。N響とも共演を重ねるなど、厚い信頼関係にある。ドイツで育った小菅が最も得意とするシューマンのピアノ協奏曲は聴きものだ。

指揮:キンボー・イシイ=エトウ

1967年、台湾生まれ。幼少期を日本で過ごす。12歳で渡欧。ヴァイオリンをウィーンでワルター・バリリ、ジュリアード音楽院でドロシー・ディレイに学んだ後、指揮者に転向。小澤征爾らに指揮法を師事。ニューヨーク州のカユーガ室内楽の音楽監督やベルリン・コーミッシェ・オーパーの首席カベルマイスターを歴任。2007年からテキサス州のアマロリ響音楽監督、2009年から大阪響首席客演指揮者、2010年からドイツのマグデブルグ歌劇の音楽監督を務める。

ピアノ:小菅優

1983年、東京生まれ。1993年にドイツへ渡る。ドイツ青少年音楽コンクールなどで優勝を重ね、15歳で初CD録音を行う。ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学卒業。2005年にカーネギー・ホール内のワイル・リサイタル・ホールにデビュー。2006年にはザルツブルク音楽祭に日本人ピアニストとしては2人目のリサイタル・デビューを果たす。NHK交響楽団とは共演を重ねる。2009年、小澤征爾指揮水戸室内管弦楽団と共演。2010年、サイトウ・キネン・オーケストラの共演。