ベルギー奇想の系譜 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまでベルギー奇想の系譜 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで

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2018.02.09 UP

【フォトスポット連載①】ミュージシャン / サエキけんぞうさん

ザ・ミュージアムにて好評開催中の「ルドルフ2世の驚異の世界展」。
絵画から工芸品、天文関係や動物、博物…この世のあらゆる産物に興味を持ち、収集(コレクション)したハプスブルク家のスーパーオタクといえば、皇帝・ルドルフ2世。政治よりも芸術を愛する事を選んだ皇帝の作り上げた「驚異の部屋」を想像する旅にご案内いたします。

★フォトスポットも充実★
特別展示コーナーに設置中の、現代美術作家のフィリップ・ハースの作品は写真撮影が可能です。かの有名なジュゼッペ・アルチンボルドの《四季》シリーズを真正面から見ると…?思わず二度見してしまうクオリティ!
ご来館記念にぜひ、3Dアルチンボルドと一緒に写真を撮ってみませんか?

展覧会開幕を記念し、HPではフォトスポット連載をスタート!
第1回目は本展の内覧会にお越しいただいた、ミュージシャンのサエキけんぞうさん!

ご来館記念にフォトスポットで一枚パシャリ♪
特別出展のフィリップ・ハース作の3Dアルチンボルド作品とお揃いのようなコーディネート!とてもお似合いです◎

サエキけんぞうさんコメント


ルドルフ2世の偏執狂的マニアの帝王としての凄まじい性格と、その収集を可能にした物理的スケールの大きさ、想像もできない封建時代のシステム、パワー、これが凄い。作品群の向こう側に、王と民衆の作り出す、現在と全く仕組みの違う、世界観が見えてくる。それは魔法と科学の混在した世界。そんなことは良くいわれるけど、その本当の手ざわり、望遠鏡で天文が観察され、一方でアルチンボルドのような絵が描かれる、という稀少なイメージが味わえることが醍醐味。プラハという、微妙な都市の持つ磁場もたまらない。すべてがマニアックでレアなのであります。



▼サエキけんぞうさんの公式HPはこちら
http://saekingdom.com/
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ペーテル・グルンデル《卓上天文時計》1576-1600年、真鍮、鋼、スコークロステル城、スウェーデン Skokloster Castle, Sweden