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エルンスト・クライドルフ

エルンスト・クライドルフ  Ernst Kreidolf (1863-1956)

  《自画像》 水彩・紙 1916年 ベルン美術館 ©ProLitteris,Zϋrich
スイス・ベルン生まれの画家・詩人。コンスタンツの石版工房で修業をする。その後、ミュンヘンの警察報に指名手配の犯人の似顔絵を描くことで生活費を得ながらミュンヘンの美術学校で商業デザインを、さらに美術アカデミーで絵を学んだ。苦学生で、学生時代に体調を崩し、バイエルンの山中で長い療養生活を送り、そのときに触れた自然が、処女作『花のメルヘン』(1898)に大きな影響を与えた。生涯で25冊の絵本を制作し、そのほとんどは文章も自分で手がけた。1917年以降は再びベルンに戻り、この地で生涯を終えた。ユーゲント様式の代表的な絵本画家とされる。



 

<主な絵本作品リスト>*絵・文ともにクライドルフの絵本
『花のメルヘン』Blumen Märchen 1898
『眠れる木』   Die Schlafenden Bäume 1901
『くさはらのこびと』 Die Wiesenzwerge 1902
『アルプスの花物語』 Alpenblumenmärchen 1922
『ふゆのはなし』 Ein Wintermärchen 1924
『花を棲みかに』 Lenzgelind 1926
『犬の祭り』   Das Hundefest 1928
『妖精たち小人たち』 Bei den Gnomen und Elfen 1929
『バッタさんのきせつ』    Gashupfer 1931
『夢の庭』    Der Tranmgarten 1955