パリよ、永遠に

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3月7日(土)ロードショー

監督:フォルカー・シュレンドルフ
出演:アンドレ・デュソリエ、ニエル・アレストリュプ
配給:東京テアトル
2014/フランス・ドイツ/83分

STORY

1944年8月25日、ナチス占領下フランス──ドイツ軍将校コルティッツはアドルフ・ヒトラーの命を受けて、パリ破壊作戦を進めていた。そこへ"個人的"な用事で、パリ生まれパリ育ちのスウェーデン総領事ノルドリンクが訪れ、パリを守るため説得に取り掛かるが……。フランスで大ヒットした舞台を、ドイツの名匠フォルカー・シュレンドルフ監督が映画化、主演の二人には舞台から続く名コンビを起用。パリを巡る知られざる緊迫の一夜が今、明かされる!

POINT

史実に基づいたフィクションで、フランスで大ヒットした舞台の映画化です。ヒトラーの命を受けパリを破壊しようとするドイツ軍将校と、それを阻止しようとするパリ育ちのスウェーデン総領事。それぞれが使命を負って、外交駆け引きをする一夜を描いているのですが、最後までどうなるのか?とハラハラさせられます。戦争という題材を扱ってはいますが、重すぎず、時にはユーモアやウィットに富んだシーンもあり、熟練の二人芝居を存分に楽しめます。舞台はパリに現存する最高級ホテル、ル・ムーリス。鑑賞後に、あらためてパリの街並みを見ると感慨深いものがあると思います。