Bunkamuraの各施設でもパリを感じられるイベントが盛りだくさん。
「パリ気分」を映画やアートでも満喫してみては?
突然炎のごとく 出演:ジャンヌ・モロー
©1983 LES FILMS DU CARROSSE
1950年代末にフランスで始まった、"新しい波"を意味する映画運動ヌーヴェルヴァーグ。パリに生きる恋人たちの感情を瑞々しく等身大に描き、当時の若者たちの絶大なる支持を得ました。ル・シネマではこの夏、トリュフォーの『突然炎のごとく』『大人は判ってくれない』『逃げ去る恋』、ゴダールの『男性・女性』、ルイ・マルの『地下鉄のザジ』、そしてヌーヴェルヴァーグの後継者、レオス・カラックスの愛の傑作『汚れた血』など約20作品を一挙上映。半世紀たった今も新鮮な魅力溢れる名作たちをお楽しみください。
フランシス・ピカビア
《「本日休演」の楽譜の口絵》
1926年 紙、リトグラフ フランス国立図書館
Bibliothèquenationale de France, Paris
20世紀への転換期に活躍したフランスの作曲家、エリック・サティ(1866-1925)は、芸術家たちが集い自由な雰囲気をたたえるモンマルトルで作曲家としての活動を開始し、その後生涯を通じて芸術家との交流を続けました。本展ではマン・レイによって「眼を持った唯一の音楽家」と評されたサティの活動を芸術家との交流のなかで捉え、刺激を与え合った芸術家たちの作品を通して、作曲家サティの新たな側面を浮かび上がらせます。
(左)ジャン=ジャック・サンペ「Petit Nicolas(プチ・ニコラ)」(中)レイモン・サヴィニャック「Tintin Orange(タンタンオレンジジュース)」(右)セム「Monsieur au Turf (競馬のおじさん)」
パリの街角で皆を笑顔にした、20世紀最大のポスター作家レイモン・サヴィニャック。フランスを代表する国民的イラストレーター、漫画家のひとりであるジャン=ジャック・サンペ。そして、パリがもっとも華やいだ19世紀末から20世紀初頭のベル・エポックに活躍した風刺画家セム。パリを愛し、パリに愛された3人の、それぞれの時代とその大いなるユーモアを存分にお楽しみいただける作品を展覧販売します。