あこがれ
LES MISTONS

あこがれ

1957年/17分/モノクロ/35ミリ
監督:フランソワ・トリュフォー
ベルナデット・ラフォン、ジェラール・ブラン

© 1957 LES FILMS DU CARROSSE

16ミリの習作「ある訪問」に続いて制作したトリュフォーの実質的デビュー作。南仏ニームで描かれる甘酸っぱくもノスタルジックな夏のひととき。 スカートから美しい脚を覗かせ自転車で駆け抜けるB・ラフォン。彼女の姿に釘付けになる思春期の少年たちの視線に共感する17分の短編作品。

[上映時間]

7/6(月)13:30、7/10(金)15:25、7/11(土)10:45、7/13(月)19:00、7/17(金)15:10、7/18(土)20:05、7/28(火)15:00

大人は判ってくれない
LES QUATRE CENTS COUPS

大人は判ってくれない

1959年/99分/モノクロ/デジタルリマスター版
監督:フランソワ・トリュフォー
ジャン=ピエール・レオー、クレール・モーリエ

©1959 LES FILMS DU CARROSSE

ゴダールの「勝手にしやがれ」と並ぶ、ヌーヴェルヴァーグを代表する作品。両親の愛を知らずに育ち、自分の居場所を見つけることの出来ない不良少年を演じた若きJ=P・レオーの心揺さぶられる表情や眼差し、そしてラストシーンの鮮烈なイメージは永遠に忘れがたい。

[上映時間]

7/4(土)13:30、7/9(木)20:00、7/11(土)12:50、7/15(水)15:20、7/19(日)15:25、7/25(土)19:45、7/29(水)17:40

ピアニストを撃て
TIREZ SUR LE PIANISTE

ピアニストを撃て

1960年/85分/モノクロ/35ミリ
監督:フランソワ・トリュフォー
シャルル・アズナヴール、マリー・デュボワ

© 1960 LES FILMS DU CARROSSE

かつては名ピアニストとして名を馳せていたが、あるスキャンダルが原因で今は場末のカフェでピアノ弾きをする男、シャルリ。彼は自分に好意を抱く女性と共に、ギャングの抗争に巻き込まれてしまう。 C・アズナヴールの切ない演技やシャンソン、そして洒落たユーモアが光る異色のフィルム・ノワール!

[上映時間]

7/6(月)13:30、7/10(金)15:25、7/11(土)10:45、7/13(月)19:00、7/17(金)15:10、7/18(土)20:05、7/28(火)15:00

突然炎のごとく
JULES ET JIM

突然炎のごと

1961年/105分/モノクロ/デジタルリマスター版
監督:フランソワ・トリュフォー
ジャンヌ・モロー、オスカー・ウェルナー、アンリ・セール

© 1961 LES FILMS DU CARROSSE

J・モローを迎え、2人の男との三角関係を描いた長編3作目。 ヌーヴェルヴァーグならではのスタイリッシュなラブストーリー。半世紀を超えてもなおスクリーンで輝きを放ち続ける、モローの映画史に残る"ファム・ファタール"ぶりは必見。 美しいモンパルナスの街並や衣装も見どころ。

[上映時間]

7/4(土)20:05、7/10(金)20:10、7/12(日)10:45、7/16(木)14:40、7/21(火)15:45、7/26(日)20:05、7/28(火)17:05

アントワーヌとコレット<二十歳の恋>より
ANTOINE ET COLETTE<L'AMOUR À VINGT ANS>

アントワーヌとコレット<二十歳の恋>より

1962年/29分/モノクロ/35ミリ
監督:フランソワ・トリュフォー
ジャン=ピエール・レオー、マリー=フランス・ピジェ

© 1962 LES FILMS DU CARROSSE

『大人は判ってくれない』に続きトリュフォーとJ=P・レオーが再び組んで作った"A・ドワネル"もの第2章。鑑別所を出てレコード会社で働くアントワーヌはある日音楽会でコレットと出会いひと目惚れ。彼女と仲良くなろうと一計を案じるが…。青年の一途な初恋をユーモアたっぷりに描いた好編。

[上映時間]

7/5(日)20:05、7/11(土)15:00、7/17(金)17:25、7/20(月)12:55、7/23(木)10:45、7/26(日)10:45、7/30(木)16:55

柔らかい肌
LA PEAU DOUCE

柔らかい肌

1964年/116分/モノクロ/35ミリ
監督:フランソワ・トリュフォー
ジャン・ドサイ、フランソワーズ・ドルレアック

© 1964 LES FILMS DU CARROSSE

社会的地位もあり、家族に恵まれながらも、ひとりの若い美女との不倫の恋に身を焦がす文芸評論家の苦悩と焦燥をサスペンスタッチで描いた本作。愛らしくも小悪魔的なドヌーヴの姉、F・ドルレアックの魅力に酔いしれながら、終始手に汗を握る緊張感を味わうことが出来る一本。

[上映時間]

7/9(木)13:30、7/13(月)15:40、7/21(火)13:30、7/22(水)15:30、7/27(月)20:15、7/29(水)10:45

夜霧の恋人たち
BAISERS VOLÉS

夜霧の恋人たち

1968年/90分/カラー/35ミリ
監督:フランソワ・トリュフォー
ジャン=ピエール・レオー、デルフィーヌ・セイリグ、クロード・ジャド

© 1968 LES FILMS DU CARROSSE

トリュフォー×レオーコンビによる"アントワーヌ・ドワネル"シリーズ第3 弾。軍を除隊され探偵となったアントワーヌは、潜入捜査先で出会った依頼人の妻に恋をしてしまい…。文学や音楽の引用、美しいパリの風景……。おもちゃ箱をひっくり返した様な青春のひとコマが楽しい一編。

[上映時間]

7/5(日)20:05、7/11(土)15:00、7/17(金)17:25、7/20(月)12:55、7/23(木)10:45、7/26(日)10:45、7/30(木)16:55

家庭
DOMICILE CONJUGAL

家庭

1970年/100分/カラー/35ミリ
監督:フランソワ・トリュフォー
ジャン=ピエール・レオー、クロード・ジャド

© 1970 LES FILMS DU CARROSSE

J=P・レオーの"アントワーヌ・ドワネル"シリーズ第4 弾。前作で仲睦まじかったクリスティーヌとの新婚生活に幸せを感じながらも、アントワーヌの恋愛癖は止まらない!ユーモアたっぷりに夫婦生活を描いた本作。松本弘子演じるミステリアスな日本人女性キョーコとのアバンチュールにも注目だ。

[上映時間]

7/11(土)17:30、7/15(水)19:45、7/16(木)10:45、7/20(月)15:25、7/22(水)13:30、7/28(火)10:45、7/30(木)14:45

恋のエチュード
LES DEUX ANGLAISES ET LE CONTINENT

恋のエチュード

1971年/132分/カラー/35ミリ
監督:フランソワ・トリュフォー
ジャン=ピエール・レオー、キカ・マーカム、ステーシー・テンデター

© 1971 LES FILMS DU CARROSSE

『突然炎のごとく』と同じく、アンリ・P・ロシェ原作を映画化。20 世紀初頭のイギリスとフランスを舞台に、一人のフランス人青年と二人の英国人姉妹の三角関係を15 年という歳月に渡って詩情豊かに描く。過去に執着する男。過去と訣別する女。移ろいやすい繊細な男女の感情を巧みに表現している。

[上映時間]

7/7(火)16:30、7/15(水)12:45、7/17(金)19:55、7/19(日)12:50、7/24(金)14:55、7/27(月)14:50、7/30(木)19:45

私のように美しい娘
UNE BELLE FILLE COMME MOI

私のように美しい娘

1972年/98分/カラー/35ミリ
監督:フランソワ・トリュフォー
ベルナデット・ラフォン、アンドレ・デュソリエ

© 1972 LES FILMS DU CARROSSE

女性犯罪心理の論文を書くため、若い社会学者が刑務所を訪ねる。彼はカミーユという美しい女と面会し、調査を開始。父親に虐待された少女時代、男性遍歴、殺人について等今までの生い立ちを雄弁に語るカミーユに段々と魅せられ…。女の狡猾さと男の愚かさをコメディー仕立てで描く。

[上映時間]

7/6(月)20:05、7/9(木)15:45、7/15(水)10:45、7/19(日)17:45、7/23(木)13:05、7/27(月)10:45

逃げ去る恋
L'AMOUR EN FUITE

逃げ去る恋

1979年/94分/カラー/35ミリ
監督:フランソワ・トリュフォー
ジャン=ピエール・レオー、マリー=フランス・ピジェ

© 1979 LES FILMS DU CARROSSE

協議離婚したアントワーヌはレコード屋で働くサビーヌと恋仲になるが、ある日初恋の人コレットと再会し…。浮気症で優柔不断、しかしどこか憎めない主人公、アントワーヌ・ドワネル。最終章である本作には過去の名場面が挿入され、流れゆく月日や人生に思いを馳せつつ幕を閉じる見事な完結編。

[上映時間]

7/5(日)13:30、7/11(土)19:45、7/16(木)12:45、7/20(月)17:35、7/24(金)10:45、7/27(月)12:45、7/30(木)10:45

終電車
LE DERNIER MÉTRO

終電車

1980年/131分/カラー/デジタルリマスター版
監督:フランソワ・トリュフォー
カトリーヌ・ドヌーヴ、ジェラール・ドパルデュー

© 1980 LES FILMS DU CARROSSE

ナチス占領下のパリを舞台に、演劇の灯を守る俳優たちの波乱を描く。C・ドヌーヴ、G・ドパルデューという2大スター共演で作られた本作は、娯楽映画の楽しさが詰まった、トリュフォー晩年の傑作。最も得意とする複雑な恋の三角関係がサスペンスフルに描かれる。衝撃のラストも必見!

[上映時間]

7/7(火)13:30、7/10(金)17:30、7/13(月)10:45、7/14(火)12:50、7/21(火)19:00、7/22(水)10:45、7/27(月)17:25

隣の女
LA FEMME D'À CÔTÉ

隣の女

1981年/106分/カラー/35ミリ
監督:フランソワ・トリュフォー
ジェラール・ドパルデュー、ファニー・アルダン

© 1981 LES FILMS DU CARROSSE

かつて愛し合い別れた男女が偶然隣人同士に。互いに家庭をもつふたりの不倫の結果は…。成熟した大人が恋の炎に身を焦がすさまをF・アルダンとG・ドパルデューが繊細に演じ、平穏な日常生活にひそむ愛の罠を徹底したリアリズムで追及する、見事な愛のドラマとなった傑作。

[上映時間]

7/6(月)17:50、7/14(火)10:45、7/17(金)12:55、7/19(日)10:45、7/28(火)12:45、7/29(水)20:00

日曜日が待ち遠しい!
VIVEMENT DIMANCHE!

日曜日が待ち遠しい!

1983年/111分/モノクロ/35ミリ
監督:フランソワ・トリュフォー
ジャン=ルイ・トランティニャン、ファニー・アルダン

© 1981 LES FILMS DU CARROSSE

南仏の小さな不動産屋で働く女秘書がある殺人事件に巻き込まれる。彼女は探偵の真似事を始めるが…。雨に濡れた歩道、夜の街並みなどのモノクロの美しい映像や、トリュフォー最後のパートナーとなったF・アルダンのエレガントな美しさ。遺作とは思えないほどに瑞々しい圧巻の1本。

[上映時間]

7/7(火)19:10、7/13(月)13:30、7/17(金)10:45、7/18(土)12:40、7/20(月)10:45、7/29(水)13:00、7/31(金)15:25

地下鉄のザジ
ZAZIE DANS LE MÉTRO

地下鉄のザジ

1960年/93分/カラー/35ミリ
監督:ルイ・マル
カトリーヌ・ドモンジョ、フィリップ・ノワレ

© 1960 Nouvelles Editions de Films

パリにやってきた少女ザジの一番の目的は、地下鉄に乗ること。しかし地下鉄はストライキ中…。元気いっぱいのザジは大人たちを翻弄しながらパリの町を駆け巡る!ヌーヴェルヴァーグの草分け的存在、ルイ・マルによる巧みな演出、ユーモア溢れるセリフなど、その魅力は今も色褪せない。

[上映時間]

7/4(土)15:40、7/10(金)13:30、7/15(水)17:40、7/18(土)10:45、7/23(木)17:20、7/26(日)18:10、7/30(木)12:40

はなればなれに
BANDE À PART

地下鉄のザジ

1964年/96分/モノクロ/BD
監督:ジャン=リュック・ゴダール/音楽:ミシェル・ルグラン
アンナ・カリーナ、サミー・フレイ

© 1964 Gaumont – Orsay Films

2人の青年フランツとアルチュールは親友同士で2人とも推理小説マニア。冬のパリ、彼らはある女の子に恋をする。3人で大金の強奪計画を実行しようとするが…。キュートなダンスシーン、A・カリーナの永遠の輝き―ヴェンダース、タランティーノらが心から愛する、ゴダールの魅力溢れる傑作。

[上映時間]

7/5(日)15:35、7/23(木)15:15、7/25(土)13:00、7/31(金)20:15

男性・女性
MASCULIN FÉMININ

男性・女性

1966年/105分/モノクロ/35ミリ
監督:ジャン=リュック・ゴダール
ジャン=ピエール・レオー、シャンタル・ゴヤ

© 1966-ARGOS FILMS-ANOUCHKA FILMS

雑誌社で働く青年と流行歌手との恋の顛末を描いたゴダール唯一の青春ドラマ。政治運動に身を投じながらも女の子のことが頭から離れない青年と、スターを夢見る娘。二人の初々しい恋を軸に、1960年代後半フランスの若者たちの姿を15のエピソードで綴る。

[上映時間]

7/6(月)15:35、7/9(木)17:55、7/12(日)13:00、7/19(日)19:55、7/24(金)12:40、7/25(土)10:45、7/28(火)19:45

ボーイ・ミーツ・ガール
BOY MEETS GIRL

男性・女性

1983年/104分/モノクロ/35ミリ
監督:レオス・カラックス
ミレーユ・ペリエ、ドニ・ラヴァン

© 1984 Abilene

"ゴダールの再来"と言われたカラックス22歳の長編処女作。5月の夜、パリ。失恋したばかりの少年アレックスは、同じく恋人と喧嘩別れをした美しい少女ミレーユと出会う。その瞬間、彼はすでに恋におちていた。夜の街の光、川面のきらめき…詩情溢れるモノクロームで綴られた、恋の傑作。

[上映時間]

7/8(水)13:30、7/12(日)17:35、7/16(木)19:45、7/20(月)19:45、7/24(金)17:40、7/25(土)14:55、7/31(金)10:45

汚れた血
MAUVAIS SANG

汚れた血

1986年/119分/カラー/35ミリ
監督:レオス・カラックス
ドニ・ラヴァン、ジュリエット・ビノシュ、ミシェル・ピコリ

© 1986 les Films Plain Chant -Soprofilm- FR3 Production

「信じる?永遠に疾走しつづける愛を」愛のないセックスで感染する病が蔓延するパリ。別の場所での新たな人生を望むアレックスは、亡き父の友人から犯罪の誘いを受けるが、彼の情婦アンナに魅かれてゆく…。D・ボウイの"モダン・ラブ"が流れる中でのアレックスの疾走や名シーンの数々はいつみても色褪せない。

[上映時間]

7/8(水)15:45、7/12(日)19:50、7/14(火)19:00、7/18(土)17:35、7/23(木)19:45、7/26(日)13:05、7/29(水)15:20

ポンヌフの恋人
LES AMANTS DU PONT-NEUF

ポンヌフの恋人

1991年/126分/カラー/35ミリ/PG12
監督:レオス・カラックス
ドニ・ラヴァン、ジュリエット・ビノシュ

© 1991 STUDIOCANAL - France 2 Cinéma

パリ最古の橋ポンヌフで、アレックスはミシェルと出会う。アレックスは彼女の美しさに初めて恋を知り、二人は橋での生活を始めるのだが…。映画史上に名を刻む二人の恋の物語は、パリの街全体を舞台に、息もつかせぬスピードで希望と光へと疾走する。

[上映時間]

7/5(日)17:30、7/8(水)19:00、7/16(木)17:05、7/18(土)15:00、7/22(水)19:00、7/26(日)15:35、7/31(金)12:50

ベティ・ブルー/愛と激情の日々
37°2 LE MATIN

ベティ・ブルー/愛と激情の日々

1986年/121分/カラー/BD/R18+
ベアトリス・ダル、ジャン=ユーグ・アングラード
監督:ジャン=ジャック・ベネックス

© Cargo Films / Gaumont All Rights Reserved.

カラックス、ベッソンと共にヌーヴェルヴァーグの再来と謳われたベネックスが贈る壮大な愛の叙事詩。自由奔放で情熱的な少女ベティと小説家志望の青年ゾルグの激しくも物悲しい愛の軌跡を、美しく鮮明な映像と共に綴る。ベティの圧倒的な存在感が、観る者全てを巻き込んでいく!

[上映時間]

7/4(土)17:45、7/12(日)15:15、7/14(火)15:40、7/21(火)10:45、7/24(金)19:55、7/25(土)17:10、7/31(金)17:45