コクーン アクターズ スタジオ

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2025.09.19 UP

特別ワークショップ 全ゲスト講師決定!

昨年も好評を博した、日本のコンテンポラリーダンス界を代表する黒田育世の身体表現のワークショップを本年も実施。また、狂言師として国内外で多数の狂言・能公演や普及活動に尽力する一方、現代劇・シェイクスピア作品・映画などの主演を務めるなど幅広く活躍し、オペラ『こうもり』などの舞台演出も手掛けてきた野村萬斎による狂言のワークショップを開催します。
そして、映画『GO』にて日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞し、『世界の中心で、愛をさけぶ』『劇場』など数々の話題作を手掛け、舞台演出家としてもその手腕を発揮している映画監督・行定勲も決定。さらに数々の映画・テレビ・舞台で殺陣やアクション指導を手掛けるJAE(ジャパンアクションエンタープライズ)所属・現役アクションディレクターの六本木康弘のワークショップも昨年に続き実施します。以上、新しく4名、今年度は総勢5名のバラエティ豊かなゲスト講師が決定しました。
幅広いジャンルのゲスト講師により、俳優として様々な現場で役立つスキルを学びます。


一般のお客様にもご見学、ご参加いただけるワークショップもございます。
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【講師プロフィール】

黒田育世(振付家・ダンサー)

6歳よりクラシックバレエを始め、1997年渡英、コンテンポラリーダンスを学ぶ。2002年自身が主宰を努めるダンスカンパニーBATIKを設立。バレエテクニックを基礎に、身体を極限まで追いつめる過激でダイナミックな振付は、踊りが持つ本来的な衝動と結びつき、ジャンルを超えて支持されている。国内外での活動に加え、ベネツィア・ビ エンナーレ、サラゴサ万博、SIFAなど海外フェスティバルからの招聘も多数。またアヴィニョン演劇祭のオープニング作品にダンサーとしても出演。 金森穣率いるNoism05、飴屋法水、古川日出男、笠井叡、野田秀樹、串田和美など様々なアーティストとのクリエーションも多い。第9回日本ダンスフォーラム賞(15)、第4回日本ダンスフォーラム賞(10)、舞踊批評家協会賞(06)を受賞。近年の主な振付作品は、『What If If Only―もしも もしせめて』(24)、『YSee』『波と暮らして』『ラストパイ』(23)、『ウエンディ&ピーターパン』(21)、『民衆の敵』(18)、『アメリ』(17)、『るつぼ』(16)など。

野村萬斎(狂言師)
1966年生。祖父・故六世野村万蔵及び父・野村万作に師事。重要無形文化財総合指定保持者。東京藝術大学音楽学部卒業。「狂言ござる乃座」主宰。国内外で多数の狂言・能公演に参加、普及に貢献する一方、現代劇や映画・テレビドラマの主演、舞台『敦―山月記・名人伝―』『子午線の祀り』能狂言『鬼滅の刃』『ハムレット』など古典の技法を駆使した作品の演出で幅広く活躍。現在の日本の文化芸術を牽引するトップランナーのひとり。現代に生きる狂言師として、あらゆる活動を通し狂言の在り方を問うている。94年に文化庁芸術家在外研修制度により渡英。芸術祭新人賞・優秀賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞、朝日舞台芸術賞、紀伊國屋演劇賞、毎日芸術賞千田是也賞、読売演劇大賞最優秀作品賞、観世寿夫記念法政大学能楽賞、松尾芸能賞大賞、2024年5月坪内逍遥大賞を受賞した。石川県立音楽堂アーティスティック・クリエイティブ・ディレクター。東京藝術大学・日本大学芸術学部客員教授。(公社)全国公立文化施設協会会長。

行定勲(映画監督・演出家・脚本家)
1968年8月3日熊本県生まれ。熊本県出身。『我が人生最悪の時』や『スワロウテイル』などで助監督を務め、97年に『OPEN HOUSE』で長編映画監督デビュー。2000年に第5回釜山国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞、01年に第25回日本アカデミー賞最優秀監督賞をはじめ数々の映画賞を受賞。07年『フールフォアラブ』で舞台初演出。以降、『テイキング・サイド』(13)、『プエノスアイレス午前零時』(14)、『タンゴ・冬の終わりに』(15)など次々と舞台演出を手掛け、第18回千田是也賞を受賞。近年の主な演出・監督作品に、【舞台】『先生の背中〜ある映画監督の幻影的回想録〜』(25)、『見知らぬ女の手紙』(24)、『リボルバー〜誰が【ゴッホ】を撃ち抜いたんだ?〜』(21)、『趣味の部屋』(15·13)、【ドラマ】『完璧な家族』(24·Lemino)、【映画】『リボルバーリリー』(23)、『窮鼠はチーズの夢を見る』(20)、『劇場』(20)、『リバーズ・エッジ』(18)など。

六本木康弘(JAE所属/アクションディレクター・俳優)
アクション俳優・スタントマンの育成、マネジメントのみならず、映像、演劇、各種イベントの企画、構成、演出も手掛け、積極的なプロモーションも行っている。アクションディレクターとして、諸鍛冶裕太・宮崎剛・青木哲也・おぐらとしひろ・渡辺淳・六本木康弘・藤井祐伍・新田健太・中村健人(京都)らが在籍し、シアターコクーンでも数々の作品のアクション指導を手掛けている。アクション技術を活かし、殺陣師として数多くの作品に参加。近年の主な舞台に、ミュージカル『薄桜鬼シリーズ』(毛利亘宏・西田大輔演出)、『魔法使いの約束』シリーズ 『花郎~ファラン~』(ほさかよう演出)、『演劇【推しの子】2.5次元舞台編』(中屋敷法仁演出)、『家政夫のミタゾノ THE STAGE』シリーズ(村上大樹演出)、『メサイア』シリーズ(西森英行演出)、『ふくすけ2024-歌舞伎町黙示録-』(松尾スズキ演出)、『るろうに剣心』『オーシャンズ11』(小池修一郎演出)、シアターコクーン・オンレパートリー2019 『ハムレット』(サイモン・ゴドウィン演出)などがある。俳優としての出演作に『ロミオ&ジュリエット』(ジョナサン・マンビィ演出)、『あかいくらやみ~天狗党幻譚~』『マクベス』(長塚圭史演出)などがある。