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K-BALLET Opto 「プティ・コレクション」

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会場|KAAT 神奈川芸術劇場
神奈川県横浜市中区山下町281

アクセス情報

※KAAT 神奈川芸術劇場のHPへリンクします

TOPICS最新情報

待望のK-BALLET Opto、Bunkamuraとのコラボレーションで遂に始動!
古典バレエを極めたK-BALLET COMPANYの新しい試み。
それはダンスの深層を探ること。
熊川哲也K-BALLET の「新たな光(=Opto)」に立ち会って欲しい。

「プティ・コレクション」
―プティ・プティ・プティ!

プティ・コレクションとは?

今回上演するすべての作品タイトルにフランス語で「小さい/あどけなさ」を意味する“Petit(プティ)” が付されています。みなさん、プティと聞いて愛くるしさをイメージするでしょうか? まさに、その言葉のイメージを裏切るために今回の公演は存在します。
かつて日本では竹取物語で米粒ほどの姫を「いとうつくし」と形容したように、小さいもの/あどけないものには「かわいい」ではなく、畏敬の念から「うつくし(美しい)」と表現してきました。今回、Petit Collection(プティ・コレクション)は、単純にPetit=かわいいではなく、日本的な美意識であるかわいさが秘めもつ「美しさと強さ」をテーマに、Petit(プティ/かわいらしさ)が擁する「うつくしさ」という新たな側面にスポットライトを当てた作品を上演します。作品中に登場するオブジェクトと、受ける印象のギャップをぜひお楽しみください!

Petite Ceremonie
(プティ・セレモニー)“小さな儀式”〈アジア初演〉

Photo: Rahi Rezvani

Medhi Walerskiメディ・ワレルスキー 振付

プロフィール

PROFILEMedhi Walersk

現在、バレエ・ブリティッシュ・コロンビア(カナダ)の芸術監督を務めるメディ・ワレルスキー。パリ・オペラ座バレエでダンサーとしてのキャリアをスタートし、その後フランス国立ラン歌劇場バレエを経てNDT(ネザーランド・ダンス・シアター)に10年以上在籍した。振付家としてもNDTをはじめとする欧米の数々のカンパニーに作品を提供し、「キリアンの正統的後継者」との呼び声も高く、次期NDT芸術監督候補と言われている。今回の上演作品『Petite Ceremonie』は、2011年に発表した彼の代表作。15人の男女が妖艶なフォーマルウェアに身を包み乱舞する姿は、まさに「踊り」が神への祈りであった古来の土着の儀式(Ceremonie)のエクスタシーを感じさせる。Petite(プティ)のかわいいベールに潜む官能をぜひご期待あれ。

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©Michael Slobodian

Petite Maison
(プティ・メゾン) “小さな家” 〈世界初演〉

Photo: Ryu Endo

Yuki Mori森優貴 振付

プロフィール

PROFILEYuki Mori

森優貴は、1998年から2001年までニュルンベルク・バレエ(ドイツ)に在籍したのち、シュテファン・トス率いるトス・タンツカンパニー(ドイツ)に10年以上在籍した。2012年にはレーゲンスブルク歌劇場ダンスカンパニー(ドイツ)の芸術監督に就任。欧州における日本人初の芸術監督となる。現在日本に拠点を移し、多くの振付作品を発表している。本作品では、ラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」のノスタルジックで甘美、そして遠い故郷を懐かしむような旋律にあわせ、次々に溢れ出す詩的イメージとユニークでウィットに富んだ振付に着目して欲しい。異才が調理するラフマニノフに乞うご期待。

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Petit Barroco
(プティ・バロッコ) “小さな真珠(ゆがんだ真珠)” 〈世界初演〉

Photo: Joris-Jan Bos

Rei Watanabe渡辺レイ 振付

プロフィール

PROFILERei Watanabe

K-BALLET COMPANY、K-BALLET Opto舞踊監督の渡辺レイ。山本禮子バレエ団を経て、名匠イリ・キリアン率いるNDTに移籍し、名だたる振付家の主要な役を踊ってきた。K-BALLET Optoでは自らの経験を後進に伝えるべく中心的な役割を担っている。本作品のテーマは「バロックとジェンダー」。バロックとは、ポルトガル語に由来し「ゆがんだ真珠」を意味する。それはルネサンスの均整の取れた美への、人間の情念の反抗である。今回渡辺は、「バロック=ゆがんだ真珠」をモチーフに「女性の解放された自己表現」を重ねる。男性に理想化された女性像から解き放たれた自らのかわいさ、そして美しさとは? バッハと同時代の大家ドメニコ・スカルラッティの音楽をベースに奇抜な現代音楽と融合した『Petit Barroco(プティ・バロッコ)』をお見逃しなく。

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K-BALLET Opto 舞踊監督
渡辺レイ コメント

光を生み出す=愛を生み出す
Life is short. Art is long.
時代は刻々と動いていく中、今を生きる私達がこれからの時代に繋げていくのが芸術。バレエもコンテンポラリーも境界線があるものではありません。古典バレエの素晴らしさを尊重しつつ、自由な角度から表現し、創造し得るのがコンテンポラリー。今までの経験を次の世代に伝え、ダンサー達や見てくださる方々に新たな風を吹かせ、刺激を与えるべく、創造性溢れる世界を生み出して行くのが私の使命だと思っています。

K-BALLET Optoとは?

K-BALLET Optoは舞踊監督渡辺レイの指揮のもと、K-BALLETダンサーを基盤に、最高峰の振付家によるオリジナル作品や、他ジャンルとのコラボレーションなど、ダンスの魅力を多角的に捉えた作品で、ダンス界に新たな光(=Opto・オプト)を生み出し、より多くの方々に鮮烈なライブ体験をしていただく機会を提供します。K-BALLETダンサー達の新たな挑戦と、そこから垣間見える各々の個性をお楽しみください。