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今までに観たことのない ドラマチック・フラメンコ降臨!

現代フラメンコ最高峰のダンサー マリア・パヘス2年ぶりに来日!!

María Pagés UTOPÍA ~ユートピア~

2013年5月18日(土)18:00 、19日(日)15:00 Bunkamuraオーチャードホール

プログラム

1.UTOPÍA  『ユートピア』

プロローグ。ブラジル人ミュージシャンの弾き語りで、グレーの衣装に身を包んだ踊り手たちによる群舞。流れるように、また寄せてはかえす波のように進んでいく。
Music:フレッド・マルティンズ作曲

2.Diálogo 『会話』

ファルーカ。男女同権とバランスをテーマに黒の総タイツのような衣装でマリアがチェロの伴奏でファルーカを踊る。振付は、元マリア・パヘス舞踊団のホセ・パリオス。
Music:アイザック・ムニョス作曲

3.Tiempo roto 『壊れた時』

「人生のはかなさ」がテーマ。トリージャをうたうファン・デ・マイレーナに引き続き、薄明かりの中で群舞によるソレアやブレリアなど。歌詞にネルーダやセルバンテスを使用。
Music:トリージャ、ソレア、『鳥の歌』カタルーニャ民謡
Text:「亡命」パブロ・ネルーダ、「ドン・キホーテ」より ミゲル・デ・セルバンテス

4.Conciencia y deseo 『意識と欲望』

マリアのソロ。自分自身の奥深くにある影の、さらにその奥へと入り込み、自己の内面を吐露するように踊る。レバニエゴのギターに、赤いドレスで。ドレスは二枚重ねたようになっており、その上のたっぷりとした1枚をマントンのように使う。ほとんど同じ位置で動かず腕と上体の動きだけで魅せるのは彼女の十八番。
Music:グラナイーナ、ロンデーニャ
Text:「ポエム(詩)」ラルビ・エル・アルティ

5.Vamos juntos, compañero 『一緒に行こう、仲間たち』

テーマは連帯。群舞でアップテンポのナルティネーテ。
Music: デブラ、マルティネーテ、ポピュラー音楽
Text::「一緒に行こう」マリオ・ベネデッティ

6.Camino rojo 『赤い道』

タラント。赤と黒の衣装のマリア。テーマは、歩みながら作り上げていく人生の各時代。
Music: タラント、マルティネーテ
Text:「旅人よ、道はない」アントニオ・マチャード

7.Es ahí donde quiero vivir 『そこが住みたいところ』

グアヒーラとタンゴ。男たちはパルマ、女たちはアバニコ。マリアだけ大きめのペリコン。イロニーと歓喜による未来への期待
Music: グアヒーラ、タンゴ
Text:「穏やかな生活」オスカー・ニーマイヤー

8.Elevación 『飛翔』

アレグリアス・デ・コルドバをマリアが白に墨で絵が描かれたバタ・デ・コーラで踊る。そして上体の柔らかな動き。テーマは、道の終着点。つながれていた鎖が崩壊する。高く上昇する喜び。そしてそこで、小さな自分たちを見る。
Music:アレグリアス
Text:「飛翔」シャルル・ボードレール

© David Ruano