チャイコフスキー、ショパンコンクールに入賞以来、名実ともに日本を代表するピアニスト、小山実稚恵。国内外でエネルギッシュに活躍を続ける人気ピアニストによる、2006年から2017年まで12年間にわたる24回の壮大なリサイタルシリーズ。 「ピアノを始めた頃の気持ちに戻って取り組む」と小山実稚恵が語るリサイタルシリーズは、演奏会を心待ちにして聴く楽しみと、ピアノという楽器の魅力を追求したものとなっています。 プログラムは毎回テーマを設定し、作曲家の記念の年を絡めたり、それぞれのプログラムに色をイメージしたり、12年全体でも流れが出るようにこだわっています。 また、“ピアノで綴るロマンの旅”というサブタイトルには、愛してやまないロマン派の作品に重点が置かれたプログラムであるという事の他に、「ピアノとはロマンティックな楽器である」という小山の思いも込められています。 ピアニストの決意と情熱に満ちた、最高のプログラムをBunkamuraオーチャードホールからお届けいたします。
2006年6月24日(土)開演15:00 □白:ものごとのはじまり
2006年11月25日(土)開演15:00 ■深緑:思いやりと深い強さ
2007年6月2日(土)開演15:00 ■萌黄色:自然の情景・なつかしさ・キエフの大門
2007年11月10日(土)開演15:00 ■濃青紺:意志のある幻想
2008年6月21日(土)開演15:00 ■玉虫色:もつれあう鈍い光
2008年11月15日(土)開演15:00 ■紫:高貴な精神・心の嵐
2009年6月20日(土)開演15:00 ■若草色:初々しい若さと希望・あふれるエネルギー
2009年11月14日(土)開演15:00 ■明るい水色:透明感のあるファンタジー
2010年6月12日(土)15:00開演 ■緑がかったグレー:錯綜する思い・安らぎと不安・立派な手ごたえ
2010年11月13日(土)15:00開演 ■薄い深緑:濃厚な密度・自分の内側・自然から発せられるもの
2011年6月25日(土)15:00開演 ■淡い薄紫:瞑想の世界・頭の中に満ちる虹
2012年1月28日(土)15:00開演 ■ワイン色:大人の香り・乱れ散る音
■月光色:雲の合い間に見えるおぼろ月の光
■黒:漆黒の夜・闇への不安
■真紅:炎のようにたぎる情熱・強さ
■麦の色:麦秋・実りの香り・日差し
■藍紫:秘密・ひそやかに、しかし激しく
■オレンジ:香る郷愁・切ないまっすぐな想い出
■くすんだ水色:素朴な郷愁・心ほだされて
■金:孤高の存在・特別なもの
■こげ茶:大地・地球・力強さと大きさ
■グレーベージュ:深い森の中へ分け入っていく
■くすんだ青緑:湿気・さらに奥深くへ
■銀:別の世界へ・内側から発する光
※やむを得ない事情により、曲目・曲順などが変更されることもあります。 ※開演時間を過ぎますと、ご入場をお待ちいただいたり、ご自分のお席にお座りいただけない場合もございます。ご了承ください。