
ティアラは、貴族階級の女性が公の場で着用する特別なジュエリーとして、高貴な階級の象徴としての役割を果たしてきました。それらは、ダイヤモンドなど時代の最高級の宝石を使い、最先端のデザインを施し、最高レベルの技巧を駆使して作られたものでした。
本展では、18世紀から現代まで、歴史に名を残す女性達が着用した約100点のティアラを集め、肖像画や写真などの資料展示も加えて、その魅力を多面的に紹介します。欧州の主要な王室や貴族、世界各地の美術館所蔵のティアラをはじめ、ショーメ、メレリオ・ディ・メレー、カルティエ、ミキモト、ヴァン クリーフ&アーペル、コッホ、ファベルジェ、ブシュロン、ブルガリ、ルネ・ラリックなどの作品も数多く展示し、ティアラだけに焦点をあてた展覧会としては日本初となるだけでなく、これほど大規模な展示は世界的に見ても非常に貴重な機会といえるでしょう。豪華絢爛だったヨーロッパの宮廷や社交界の息吹をご堪能ください。
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