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アンカー展 故郷スイスの村のぬくもり | 
2007年12月1日(土)→2008年1月20日(日)
Bunkamura ザ・ミュージアム

展示概要

 アルベール・アンカー(1831-1910)は、スイスの中央部のインス村(ドイツ語名/フランス語ではアネ)出身の、19世紀のスイスで大変な人気を博した画家です。日本ではあまり知られていませんが、国民的画家としてスイスの人々に親しまれ、その作品は国内の多くの美術館に所蔵されており、没後100年近く経つ現代においても、その人気は衰えることがありません。

 これは、アンカー自身がそうであったように、家族や人と人とのつながりを大切にし、平凡な中にも幸せな日々を送る人々を、愛情を持って描いた作風に起因しているといえます。

 アンカーは、創作活動のために秋から春までパリに暮らし、夏だけ故郷に滞在する生活を30年間送りましたが、一貫して描き続けたのは、パリではなく、生まれ育った故郷インス村の情景でした。“おじいさんが子どもたちに話をしている情景” 、“赤ん坊の世話をする少女”、“髪を編んだり、編み物や糸を紡ぐ少女たち” ― 村の子どもや老人などの日々の生活を題材に様々な世代が幸せに共生している姿を描き、とりわけ、『アルプスの少女ハイジ』を思わせる少女像は定評があります。加えて、細密で穏やかな色調で描かれた作品の数々は、古きよきスイスの質実剛健さを表現しており、アンカーの人生観を支えたプロテスタントの信仰も影響しているといわれています。

 誰にも親しみやすく、理解しやすい、 “故郷”という国境を越えた広い考えを基にしたテーマを常に持っていたアンカー。スイスの人々の心を捉えて離さない情景の数々は、我々日本人が見てもどこか懐かしく、ぬくもりを感じさせます。

 本展は、ベルン美術館の協力を得て、油彩を中心に素描も含めた100余点の作品で構成される、日本で初めて本格的にその画業を紹介する回顧展です。

会 期

2007年12月1日(土)〜2008年1月20日(日)*1月1日(火・祝)のみ休館

開館時間

10:00〜19:00(入館は18:30まで)
毎週金・土曜日21:00まで(入館は20:30まで)

会 場

Bunkamuraザ・ミュージアム

交通案内

電車の場合お車の場合

企画協力

ベルン美術館

特別協力

スイス・プロ・ヘルヴェティア文化財団

後 援

スイス大使館

協 力

スイス インターナショナル エア ラインズ、ヤマトロジスティクス株式会社

お問合せ

Bunkamuraザ・ミュージアム TEL 03-3477-9413

巡 回 先

郡山展 2008年2月 2日(土)−3月23日(日) 郡山市立美術館
松本展 2008年4月 8日(火)−5月18日(日) 松本市美術館
京都展 2008年5月 24日(土)−6月22日(日) 美術館「えき」KYOTO

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