ベルギー奇想の系譜 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまでベルギー奇想の系譜 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで

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2018.02.02 UP

展示室をチラ見せ♪会場風景公開!

どんな作品が展示されているの?「驚異の部屋」って?
展覧会をこれからご覧いただく方、すでにご来館いただいた方もあわせてお楽しみください!

「プラハ」「天文学」「動物」「アルチンボルド」「驚異の部屋」…5つのキーワードで展覧会を巡ってみましょう!

○プロローグ○
ルドルフ2世とプラハ

ルドルフ2世やその家族の肖像画、資料などから、ルドルフ2世とプラハの関係を紐解く、プロローグ。ルドルフ2世に焦点を当てた、内容盛りだくさんの映像も!基礎知識なしで展覧会をお楽しみいただけます。


○第1章:拡大される世界○

バベルの塔、領土拡大、そして宇宙へ-。人々の欲と興味が広がっていく先とは…天文好きの皆さまは特に必見!壁紙にも注目です。


○第2章:収集される世界○



動物園を持っていたルドルフ2世。珍しい馬や、今では絶滅した鳥・ドードーなど様々な動物も所有していたと言われています。

皇帝に仕えた画家、ルーラント・サーフェリーによる、愛くるしい動物画も必見です。何の動物が描かれているのか、じっくりお楽しみください。《動物に音楽を奏でるオルフェウス》の作品の中には、どこかにリラを奏でるオルフェウスの姿が。作品内のどこにいるのか、探してみてください!ヤン・ブリューゲル(父)、ルーラント・サーフェリーによる花卉画の競演も見どころ。


○第3章:変容する世界○



展覧会のメインビジュアルにも登場する、ジュゼッペ・アルチンボルド作の 《ウェルトゥムヌスとしての皇帝ルドルフ2世像》は第3章に。ソファに座ってハンス・フォン・アーヘン作のコピー《ハプスブルク家、神聖ローマ帝国皇帝ルドルフ2世の肖像》と見比べるのも面白いです。

ルドルフ2世の宮廷画家だったバルトロメウス・スプランガーや、ディルク・ド・クワード・ファン・ラーフェステインの作品もこちらに。ラーフェステインの《ルドルフ2世の治世の寓意》は縦2m以上もある、迫力のある作品です。


○エピローグ:驚異の部屋○



先に進むと映像ルーム。ほら、気が付くと足元にも何かが…!

からくり時計に貝の杯、航海用の天文観測儀・アストロラーベ…あらゆるものが並ぶ、皇帝の愛した「驚異の部屋」とは…?


○特別展示室:フィリップ・ハース○

展覧会はここで終わり。最後には特別出展の、現代美術作家・フィリップ・ハースによる立体作品が展示されています。ジュゼッペ・アルチンボルドの《四季》シリーズほか、このコーナーのみ写真撮影OK!3Dアルチンボルドと一緒に写真を撮ったり、部分的にクローズアップして撮影してらっしゃる方など、お客様によって楽しみ方は様々。ぜひ、記念に、展覧会の余韻をお持ち帰りください。インスタグラムやツイッターなどにもぜひ♪

インスタグラムといえば…


★2/2(金)よりスタート!
豪華賞品が当たる!神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展 インスタグラム投稿キャンペーン




ぜひチェックしてみてください。

また、本展は物販コーナーも充実!本展オリジナルの図録の表紙はなんと2種!
ルーカス・ファルケンボルフ《飲用療法中のルドルフ2世》とヤン・ブリューゲル(父) 《陶製の花瓶に生けられた小さな花束》の2種をご用意。ボリューム満点なのに約26㎝×21㎝と小さめサイズです。


★図録&グッズ情報はこちら


政治よりも芸術を愛したルドルフ2世。彼の愛した世界を、渋谷でぜひご覧ください!
 

ペーテル・グルンデル《卓上天文時計》1576-1600年、真鍮、鋼、スコークロステル城、スウェーデン Skokloster Castle, Sweden