ベルギー奇想の系譜 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまでベルギー奇想の系譜 ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで

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2017.07.26 UP

【フォトスポット連載 ②】芸人/福本ヒデさん(ザ・ニュースペーパー)

 


フォトスポット連載第2回目のゲストは、社会風刺コント集団 ザ・ニュースペーパーの福本ヒデさん!

なんだかおしゃれな方がザ・ミュージアム出口付近に…と思いきや福本さんでした。
早速フォトスポットで1枚パチリ♪本展をご覧になられた感想をいただきました。
 

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ボスからマグリット、締めは現代アートと、実にテンポのよいベルギー500年コースメニューでした。憎いぐらい、美味いっ!

あの日は、正直、疲れてヨロヨロだったので、サッと観て帰ろうと思っていましたが、結局、たっぷり楽しんで元気に帰りました(笑)。

ボスの凄さを改めて感じました。

当時、ボスが亡くなってから、ボス風の絵が大流行した。
すごいですね。パクリでいいんですね。今だったら、中国で大量生産されるでしょうね。(笑)

今でも、ボスの工房、ボスの模倣者の絵でも価値がある。
それだけ本物が凄いという事ですね。政治家の模倣者として、うらやましく思います。そんな偉大な政治家の模倣をしたいものです。(笑)

宗教画という下敷きに、どれだけオリジナルを加えるかが勝負な時代だったんですね。

ボスは、奇想の生き物を加えた。

ピーテル・ブリューゲル1世は、模倣した後、オリジナルの手法で、現代の風景を宗教画に重ね合わせた。

ルーベンスは、奇想の生き物をボスの模倣ではなく、イタリア風のムキムキで表現した。

その時代に、どんな新しい事をしたのかという事を追って観るのも、楽しいと気づかされました。

まだまだ、感想はありますが、これぐらいにしておきます。
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2015年12月~2016年3月まで開催、『リバプール国立美術館所蔵 英国の夢 ラファエル前派展』ではミュージアムギャザリングにもご登場いただきました。

現在、アートエバンジェリスト協会の親善大使も務めていらっしゃる福本さんは、7/22(土)~7/31(月)まで、ギャラリー世田谷233の企画展にも参加されていらっしゃいます。詳細はhttp://233.jp/(外部サイトにリンクします)

 

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https://ameblo.jp/fukumotohide/