オイディプス

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    日本初登場の英国人演出家が手がける歌舞伎、現代劇、ダンスの才能をちりばめたギリシャ悲劇

    シアターコクーンと海外の才能が出会い、新たな視点で演劇を発信するシリーズ“DISCOVER WORLD THEATRE”。2019年10月に迎える第7弾では、ギリシャ悲劇の最高傑作と謳われる『オイディプス』を上演します。演出を担うのは、アイルランドの劇作家マーティン・マクドナー作『ハングメン』の初演を手掛け、ローレンス・オリヴィエ賞ベストディレクター賞の候補に選ばれた英国演劇界の実力派、マシュー・ダンスター。日本での初演出となるダンスターは、ソポクレス作『オイディプス王』を自ら翻案し、現代につながる残酷かつダイナミックな人間ドラマとして構築。「残忍なまでの力を持ったソポクレスの傑作は、絶え間なくドラマティックで感情的。その感情で観客の皆様の心を動かすことができるようにベストを尽くします」と熱く語ります。

    市川海老蔵、黒木 瞳、森山未來の競演で魅せるギリシャ悲劇の最高傑作

    主人公オイディプスを演じるのは、歌舞伎界で華やかに躍進し続ける市川海老蔵。13代目市川團十郎白猿の襲名を前に、10年ぶりとなる現代劇に挑みます。王妃イオカステに扮するのは元宝塚歌劇団娘役トップスターで、今もなおその確かな実力を多方面で発揮中の黒木瞳。さらに、俳優のみならずダンサーとしても世界からその実力を注視されている森山未來が、コロスのリーダーを務めます。この3名による魅力の化学反応に加え、キャスト陣には歌舞伎、現代劇、ダンスの各分野から総勢20余名の輝く才能が集まりました。「日本でしか実現できないであろうプロジェクト」とダンスターが意気込む、まったく新しいギリシャ悲劇の登場にどうぞご期待ください。

    文:上野紀子(演劇ライター)

    STORYストーリー

    「父を殺し、母を娶るであろう」という恐ろしい予言から逃れるため、放浪の旅に出た古代ギリシャ・コリントスの王子オイディプス(市川海老蔵)は、旅先のテーバイで他国の脅威を退け法の秩序を取り戻した英雄として請われ、王となる。
    オイディプスは先王ライオスの妃イオカステ(黒木瞳)を妻に迎え安寧な日々を送るが、ほどなくしてテーバイ中に疫病が蔓延する。コロスのリーダー(森山未來)を中心に、オイディプスに助けを求めるテーバイの市民たち。オイディプスは国を救うために神託に従い、先王殺害の犯人を捜すが、やがて明らかになるのは恐るべき真実だった…。
    残酷で悲劇的な運命がオイディプスに襲いかかる…。

    DIRECTORマシュー・ダンスター

    • 翻案・演出マシュー・ダンスター

       コメント 

      マシュー・ダンスター コメント

      私にとっての、日本での、そして日本語という言語での最初のプロダクションをとても楽しみにしています。本当に素晴らしく特別なカンパニーの皆様にお集まりいただきました。演劇、歌舞伎、そしてダンスの世界から名高いパフォーマーの皆様が集まってくださるという、日本でしか実現できないであろうプロジェクトです。
      そして、デザイナーのジョン・ボウサー、振付家のシャーロット・ブルームに私と一緒にロンドンから参加してもらうことも楽しみです。これまで私がこの2人のクリエイターと一緒に取り組み、一緒に楽しんできたスタイルやエネルギーをぜひ皆さんと共有したいと思っています。
      こういったすべての要素を一つにあわせて、最も偉大な戯曲の一つである『オイディプス』を私達の解釈で創っていくことで、非常に多くの学びがあると思います。
      ソポクレスの傑作作品は残忍なまでの力を持っており、絶え間なくドラマティックで感情的です。観客の皆様にこの力をお届けし、そのドラマで皆様をワクワクさせ、その感情で皆様の心を動かすことができるように、私たちはベストを尽くします。

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      プロフィール

      マシュー・ダンスター プロフィール

      演出家。劇作家、俳優でもある。ヤング・ヴィック・シアター、シェイクスピア・グローブ・シアターのアソシエイト・アーティストを務める。2016 年ローレンス・オリヴィエ賞ベストディレクター賞ノミネートをはじめ、数々の演劇賞を総嘗めにした『ハングメン』(作:マーティン・マクドナー)は、ロイヤル・コート・シアター、ウエストエンドを経て、現在ニューヨークのアトランティックにて上演中、ブロードウェイへの進出も決まっている。
      ロイヤル・コート・シアター、ナショナル・シアター、ロイヤル・エクスチェンジ(マンチェスター)等で演出家としての着実な実績を積み、2011年ローレンス・オリヴィエ賞にノミネートされた『MOGADISHU』の演出で一躍注目を集める。
      その後、2012年には、イングリッシュ・ツアリング・シアターの『The Sacred Flame』がローズシアターで開幕の後、英国ツアーを成功に収める。
      2015 年ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(スワンシアター)『Love’s Sacrifice』、リージェントパーク・オープン・シアターでの『The Seagull』では、劇評各紙がその精巧で艶やかな演出を絶賛した。
      また、ストレートプレイの演出に留まらず、ロイヤル・オペラ・ハウス、サドラーズ・ウェルズにてダンスカンパニーや振付家とのコラボレーションワークにも携わっている。2018 年10月に、前ナショナル・シアター芸術監督であるニコラス・ハイトナーの新劇場・ブリッジ・シアターにて、マクドナーの最新作『A Very Very Very Dark Matter』を演出し、大きな注目を集めた。

      <近年の演出作品>

      2015年『Hangmen, Liberian Girl』(Royal Court)
      2015年『The Seagull, A Midsummer Night’s Dream』(Open Air Regent’s Park)
      2015年『Love’s Sacrifice』(RSC)
      2014年『Mametz』(National Theatre Wales)
      2013年『Before the Party』(Almeida)
      2013年『The Lightning Child, Arthur Darvill and Doctor Faustus』(Shakespeare’s Globe)
      2013年『The Love Girl & the Innocent, You Can Still Make a Killing』(Southwark Playhouse)
      2012年『A Sacred Flame』(EnglishTouring)
      2012年『Saturday Night and Sunday Morning, Mogadishu』(Royal Exchange Manchester)
      2012年『The Most Incredible Thing』(Sadler’s Wells)

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    CASTキャスト

    • 市川海老蔵

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      市川海老蔵 プロフィール

      十二世市川團十郎の長男として東京に生まれる。83年歌舞伎座『源氏物語』の“春宮”で初お目見得。85年歌舞伎座『外郎売』の“貴甘坊”を勤め七代目市川新之助を襲名。04年歌舞伎座にて市川海老蔵を襲名。日本の伝統芸能を次世代に伝えるべく、自ら企画した『古典への誘(いざな)い』『ABKAI』などの自主公演に力を入れている。07年にローレンス・オリビエ賞にノミネート、フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。また15年より東京2020組織委員会文化・教育委員会を務めている。20年5月より13代目市川團十郎白猿を襲名する。現代劇には『信長』『天守物語』(共に06年)『ドラクル』(07年)等に出演。

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    • 黒木 瞳

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      黒木 瞳 プロフィール

      福岡県出身。宝塚歌劇団退団後、映画、ドラマ、舞台など多方面で活躍。近年の主な出演作は映画『嘘を愛する女』『終わった人』(共に18年)、ドラマ『軍司官兵衛』(14年)、『過保護のカホコ』(17年)『黄昏流星群』(18年)、舞台『京の螢火』(17年)『シラノ・ド・ベルジュラック』(18年)など。また、映画『思い出のマーニー』(14年)『インクレディ ブル・ファミリー』(18年)では声の出演も、詩集やエッセイも手掛け2016年公開映画『嫌な女』では監督デビューも果たす。現在、7月期ドラマ『TWO WEEKS』(関テレ)、『I TURN アイターン』(テレ東)に出演中。

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    • 森山未來

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      森山未來 プロフィール

      1984年、兵庫県出身。幼少時よりジャズダンス、タップダンス、クラシカルバレエ、ストリートダンスなどを学ぶ。舞台『100万回生きた猫』(13年)『なむはむだはむ』(17年)『プルートゥ PLUTO』(15・18年)をはじめ、多くの作品に出演。映画、テレビドラマ等、さまざまなキャリアを積んでいく。近年ではダンスパフォーマンス作品にも積極的に参加している。演劇、ダンスなどのカテゴライズに縛られないオンボーダー、ジャンルレスな表現者として精力的に活動している。本年は、大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』、映画『サムライマラソン』『“隠れビッチ”やってました。』などに出演。

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    • 高橋和也

      プロフィール

      高橋和也 プロフィール

      東京都出身。1988年、男闘呼組としてデビュー。93年解散後、映画『KAMIKAZE TAXI』(95年)『八つ墓村』(96年)『Hush!』(01年)、テレビ『寺子屋ゆめ指南』、大河ドラマ『風林火山』(以上NHK)などの作品で活躍。近年の出演作品に、舞台『オーファンズ』(16年)『リトル・ヴォイス』『紙屋町さくらホテル』(共に17年)『三文オペラ』『ブラインド・タッチ』(共に18年)、映画『あゝ、荒野』(17年)『たった一度の歌』(18年)など。本年の出演作品は映画『新聞記者』『悪の華』『閉鎖病棟~それぞれの朝』、ドラマ『集団左遷!!』(TBS)『日本ボロ宿紀行』(TX)など。

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    • 中村京蔵

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      中村京蔵 プロフィール

      1955年、東京都出身。女方。82年国立劇場第六期歌舞伎俳優研修終了。同年9月、四代目中村雀右衛門に入門し、中村京蔵を名乗る。以降、歌舞伎座、国立劇場等の歌舞伎公演、全国地方巡業等の国内公演に出演。欧州、米国等の海外歌舞伎レクチャー公演にも参加、現在に至る。94年4月歌舞伎座『鳥辺山心中』の仲居お雪で名題昇進。「中村京蔵創作の夕べ」「中村京蔵舞踊の夕べ」を主宰するなど意欲的な活動を展開し、国立劇場歌舞伎俳優養成所講師も務める。現代劇では『NINAGAWA・マクベス』(15年・17年・18年)に出演。

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    • 谷村美月

      プロフィール

      谷村美月 プロフィール

      1990年、大阪府出身。2002年NHK連続テレビ小説『まんてん』でデビュー。主な出演作に、映画『カナリア』(05年)『おにいちゃんのハナビ』(10年)『幻肢』(14年)『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』(18年)、大河ドラマ『八重の桜』(13年)、テレビドラマ『Woman』(13年)『サチのお寺ごはん』(17年)、連続テレビ小説『べっぴんさん』(16年)、舞台『雨の日の森の中』(09年)『ヴィラ・グランデ青山〜返り討ちの日曜日〜』(11年)『ボクの四谷怪談』(12年)『歌姫』(14年)などに出演。2020年には映画「シライサン」の公開も控えている。

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    • 笈田ヨシ

      プロフィール

      笈田ヨシ プロフィール

      1933年、兵庫県出身。文学座、劇団四季を経て、68年にロンドンで舞台『テンペスト』に出演。以後パリに拠点を移し『マハーバーラタ』『春琴』『沈黙-サイレンス-』などに出演。『蝶々夫人』『戦争レクイエム』など自ら演出も数多く手がける。92年フランス芸術文化勲章シュバリエ、07年同オフィシエ、13年コマンドゥールを受勲。近年は映画『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』(17年)、舞台『豊饒の海』(18年)など日本でも活躍の場を広げている。本年、2月には新国立劇場にて世界初演となる西村朗作曲新作オペラ『紫苑物語』の演出を手がける。また、映画『駅までの道をおしえて』が10月18日公開予定。

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