INTERVIEW

池田 篤 / アルト・サックス

© 大杉隼平

-楽器を始めたきっかけ
中学3年生の時に、渡辺貞夫さんのコンサートのチケットを偶然手に入れ聴きに行きました。あまりの衝撃にその日のうちに将来進む道が決まりました。高校の入学式が終ると一目散に吹奏楽部の門を叩きサックスのパートをゲットし、その翌日からずっと吹き続けています。
-NNHの魅力
メンバーそれぞれの皆さんの素晴らしいテクニックと音楽性はもちろんのことですが、これだけの方々が集まると当然その数だけ異なった色が揃うわけです。その色はそれぞれとても濃いですから、なかなか他と交じり合わない時もあります。そこで登場するのが、この一見バラバラな個性を損なうことなくまとめあげるという小曽根さんの先の先を見据えた即興的リーダーシップの素晴らしさです。
-あなたにとってのオーチャードホールはどんな場所?

どんな場所というよりも、このような日本が誇るホールで演奏させていただけることに対して、いつも感謝して演奏しています。ソロでフロントマイクの前に立つ時、不思議と緊張したことがありません。緊張することなど忘れてしまうほどホールの響きが素晴らしいということでしょうか?

-今回の見どころと意気込み
僕は音楽大学の出身ですが、ほとんどジャズしか学んできませんでした。今でもクラシック音楽のことはよく分りません。なので、小曽根さんが今回どんなことを企んでいるのかまだ想像もつきません。こういうのって、とてもワクワクします!