展覧会概要
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展覧会紹介
アンドリュー・ワイエス
ワイエスが描いた2つの場所

アンドリュー・ワイエス−創造への道程(みち)
2008年11月8日(土)−12月23日(火・祝)
Bunkamura ザ・ミュージアム

ワイエスが描いた2つの場所

生まれ故郷 ― ペンシルヴェニア州、チャッズ・フォード

アメリカ合衆国東部にあるペンシルヴェニア州、チャッズ・フォードは緑の多い自然の豊かなところです。ワイエスはこの地に今も住み、主に冬の間に制作を行っています。作品でもお馴染みの、川沿いの「粉引き小屋」と呼ばれる石造りの建物は、妻ベッツィが買い取り外壁を残して内部を改造、後に増築して住居としたものです。ワイエスに水彩の手ほどきをした、同じく画家であった父N.C.ワイエスのアトリエもワイエスの幼年時代の思い出がぎっしり詰まったままのかたちで残されています。

粉引き小屋  撮影:高橋秀治

夏の住処 ― メイン州、海岸地方

オルソン・ハウス  撮影:高橋秀治

ニューイングランド地方の最北に位置するメイン州は、入り組んだ海岸線が美しい、夏の避暑地として人気のあるところです。ロブスター漁やブルーベリーの収穫が盛んなこの地にワイエスはふたつの島を所有し、毎年初夏から晩秋にかけて約5ヶ月間滞在しています。のちに妻となるベッツィーを介してメイン州、クッシングのオルソン家を初めて訪れたのは1939年。以来この家とそこに住むクリスティーナとアルヴァロ姉弟に強く惹かれ、30年間にわたり描き続けました。

 

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