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俺たちの国芳 わたしの国貞

ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞(くにくに)

INTRODUCTION 開催概要

KUNIYOSHI & KUNISADA

テレビやグラビア雑誌がない江戸時代、浮世絵は歌舞伎スターのブロマイドであり、最新のエンターテインメントやファッションを伝える重要なメディアでした。
本展では世界に冠たる浮世絵コレクションで知られるボストン美術館より、幕末に絶大な人気を博した二人の天才浮世絵師、歌川国芳と歌川国貞の選りすぐりの作品で、江戸の世界を体感していただきます。

二人は兄弟弟子でありながらその作風は対照的で、国芳は豪快な武者絵と大胆な構図で、国貞は粋な美人画や緻密な表現で一世を風靡しました。江戸の「俺たち」 は国芳が描く任侠の世界に憧れ、物語のヒーローの姿に自らを重ねあわせ、粋で鉄火な美人に恋い焦がれたことでしょう。一方で「わたし」は、国貞が描くキラ キラ輝く歌舞伎役者に熱い思いを寄せ、美しい女性の艶姿に夢を馳せたのです。本展では、江戸の国芳・国貞ファンたちと現代の私たちに共通する心情を探りな がら、直感的に鑑賞できることを目指します。

歌川国芳「国芳もやう正札附現金男 野晒悟助」弘化2(1845)年頃
William Sturgis Bigelow Collection, 11.28900
Photograph © Museum of Fine Arts, Boston

歌川国貞「当世三十弐相 よくうれ相」文政4, 5(1821, 22)年頃 
Nellie Parney Carter Collection―Bequest of Nellie Parney Carter, 34.489
Photograph © Museum of Fine Arts, Boston

混雑状況の目安

(2016年5月23日 現在)

月曜日〜木曜日

10:00-13:00

13:00-17:00

17:00-19:00

 

 

金曜日

 10:00-13:00

 13:00-17:00

 17:00-19:00

19:00-21:00

土曜日

 10:00-13:00

 13:00-17:00

 17:00-19:00

 19:00-21:00

日曜日/祝日

 10:00-13:00

 13:00-17:00

 17:00-19:00

 

 

落ち着いています

混み合います

大変混み合います

  • 展覧会概要
  • チケット情報

開催期間

2016/3/19(土)-6/5(日)
※会期中無休

開館時間

10:00-19:00(入館は18:30まで)毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)

*最終週(5/29~6/2)は開館時間を延長いたします*
● 5月29日(日)~6月2日(木) 10:00~20:00(入館は19:30まで)
● 6月3日(金)、6月4日(土) 10:00~21:00(入館は20:30まで)*通常開館
● 6月5日(日) 10:00~19:00(入館は18:30まで)*通常開館

会場

Bunkamura ザ・ミュージアム

交通案内

主催

Bunkamura、ボストン美術館、日本テレビ放送網、読売新聞社、BS日テレ

協賛・協力等

[協賛]
光村印刷
[協力]
日本航空、日本通運、CS日テレ、ラジオ日本、J-WAVE、文化放送、テレビ神奈川
[企画協力]
NTVインターナショナル

お問合せ

03-5777-8600(ハローダイヤル)

入館料

入館料(消費税込) 当日 前売・団体
一 般1,500円1,300円
大学・高校生1,000円800円
中学・小学生700円500円

◎団体は20名様以上。電話でのご予約をお願いいたします。
(申込み先:Bunkamura Tel. 03-3477-9413)
◎学生券をお求めの場合は、学生証のご提示をお願いいたします。(小学生は除く)
◎障害者手帳のご提示で割引料金あり。詳細は窓口でお尋ねください。

販売期間

前売券:2016年1月19日(火)~3月18日(金)
当日券:2016年3月19日(土)~6月5日(日)

チケット取扱い

<Bunkamuraでのお申込み>
カウンターでのお申込み

Bunkamuraチケットセンター<Bunkamura1F>
Bunkamuraザ・ミュージアム<BunkamuraB1F>

HIGHLIGHTS 展覧会のみどころ

質・量を誇るボストン美術館の浮世絵コレクションより、初の大規模な国芳・国貞展!

ボストン美術館はヨーロッパ、アメリカ、アジアなど世界各国の美術品を所蔵する美術館ですが、なかでも日本美術コレクションは、国外では世界一として知られています。
江戸から明治期にかけて、多くの日本美術が海外へと渡りました。当時、日本では西洋志向となっていった一方、来日した外国人にとって日本美術は新しい芸術であったのです。動物学者のエドワード・モース(1838-1925)、東洋美術史家で哲学者のアーネスト・フェノロサ(1838-1925)、医者のウィリアム・ビゲロー(1850-1926)に代表されるアメリカ人と岡倉天心の功績により、ボストン美術館の浮世絵コレクションは質、量ともに世界有数を誇るものとなりました。これらは近年までほとんど一般公開されてこなかったため、保存状態がよくまるで摺りたてのような鮮やかさを保っています。
本展は、同館の14,000枚を超える国芳、国貞の浮世絵から厳選された名品をご紹介するもので、1876年のボストン美術館開館以来初の大規模な国芳・国貞展になります。これらの作品は一度貸出しされると5年間は公開されなくなるため、本展は大変貴重な機会となります。

究極の江戸ポップカルチャー、浮世絵。

歌川国芳「国芳もやう正札附現金男 野晒悟助」
弘化2(1845)年頃 大判錦絵
William Sturgis Bigelow Collection, 11.28900
Photograph © Museum of Fine Arts, Boston

浮世絵は幕末にいたり、表現も多様化して様々な展開をみせました。絵師や版元は、消費者の飽くなき欲求に応じるべく、手を変え、品を変えて、その欲望に応えたのです。だからこそ浮世絵は、時を経てより創造性に満ちた表現を手にしたといえるでしょう。
本展では、幕末の人気浮世絵師、国芳と国貞の兄弟弟子による名品の数々を同一テーマで比較展示することによって、彼らが消費者に対し、いかにして創意工夫を凝らしてきたかを知ることができます。
コンサートでお気に入りのアイドルに熱狂するように、最新の流行に身を包む雑誌のモデルに憧れるように、江戸のポップカルチャーであった浮世絵をご鑑賞ください。

「俺たち」の国芳、「わたし」の国貞。

歌川国貞 「大当狂言ノ内 八百屋お七」 五代目岩井半四郎 文化11,12年(1814,15)頃
William Sturgis Bigelow Collection, 11.15096
Photograph © Museum of Fine Arts, Boston

浮世絵は江戸の人々が求めた 悦楽エンターテイメント を凝縮したメディアであり、現代の雑誌やポスター、ブロマイドとといえるでしょう。そこには物語世界で活躍するヒーローや憧れの歌舞伎役者たちが描かれています。
国芳ファンは、 おとこ に憧れ、ヒーローたちの活躍する物語の世界にのめり込む江戸っ子ヤンキー層。個人より仲間に重きを置き、コミュニティを大切にする「俺たち」です。義理人情を優先する彼らに、理想の男の姿を見せてくれるのが"俺たちの国芳"。
一方、国貞の作品の中核は、江戸文化のメインストリームである歌舞伎をとりあげたものであり、そこに登場するキラキラと輝く男女に憧れる女性たちが思い浮かびます。国貞が描く世界は女性たちが各々に憧れ夢見る世界でもあり、いわば"わたしの国貞"なのです。

多様な色彩表現。

浮世絵師たちの工夫・趣向のひとつ「色彩表現」においても、本展では多様な作品をご覧いただけます。
色を摺り重ねる技術の発展により、精巧で豪華な多色刷りの錦絵が誕生し、浮世絵は最盛期を迎えました。本展ではこれら錦絵の中でも特異な「藍摺」と呼ばれる作品もご紹介します。「藍摺」とは、当時西洋から輸入された化学顔料「ベロ藍(プルシャンブルー)」の濃淡とほんの少しの紅などで表現された作品です。今までになかった鮮やかな青の世界に、江戸の人々は魅了されました。また、豪華さを演出するために無地背景に雲母粉を用いた 「雲母摺」きらずり と呼ばれる作品にも注目です。


歌川国貞 藍摺遊女「中万字や内 八ツ橋 わかば やよひ」「姿海老屋内 七人 つるじ かめじ」「松葉屋内 粧ひ わかな とめき」「扇屋内 花扇 よしの たつた」「弥生内 顔町 まつの こなつ」文政後期(1825-30)頃
Nellie Parney Carter Collection-Bequest of Nellie Parney Carter, 34.415a-e
Photograph © Museum of Fine Arts, Boston

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