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この家族。

Bunkamura25周年記念 殺風景

作・演出・美術:串田和美

2014年5月3日(土)~5月25日(日) Bunkamuraシアターコクーン

トピックス

舞台稽古レポート 5/2更新

舞台稽古初日、

まずはキャスト全員で舞台上に集合。

舞台監督の丁寧な機構の説明を聞きながら、

登退場や小道具置き場などを各自チェックする。

その後、1幕1場からスタッフとキャストの動きを

確認しつつ、舞台稽古が始まった。

 

重厚なセットと生活感のある小道具との絶妙なバランス。

俳優の魅力を際立たせる衣裳とヘアメイク。そして空間を感じさせる音響効果と、ドラマティックな照明…。

稽古場で綿密に創られてきた“赤堀ワールド”に各プランナーの才能が集結して、

一気にダイナミズムと緊迫感が増す。

 

俳優も次々と【本番スイッチ】が入っていくようだ。

八乙女さんも、大倉さんや他の共演者と殺陣や立ち位置の確認に余念がない。

スローモーションで動くシーンでは、

身体能力が高い八乙女さんにアドバイスをもらおうと集まった、尾上さん、太賀さんとしばしの談笑。

荻野目さん、キムラさん対談(4/30朝日新聞朝刊に掲載)でも話題に挙がったように、

稽古中盤からの八乙女さんの急成長には、共演者一同が息をのんでいる。

劇場に入ってますます、眼の力が強くなったようだ。

 

かなりスピーディーに、

事件が起こった2004年と、炭坑で町が栄えていた昭和の時代が交錯して展開する本作。

八乙女さんも、他のキャストも何度も早替えをしながら、まったく異なる人物を生きていく、

ハードな舞台だが、5/3(土)の初日に観客の前で躍動する瞬間を待ちかまえている、頼もしさに満ちている。

そして、赤堀さんのイメージ、理想を自分のものにする為、

全神経を集中させていく作業は千秋楽まで続いていく。

 

5/3以降に、初日観劇レポも到着予定! ご期待ください!